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皮膚科専門医養成コース(研修期間:最短3年) |
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(1)コースの全体像 |
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本コースでは皮膚疾患をグローバルに、かつ、高度な専門知識をもって診断・治療できる皮膚科専門医の養成を目的としております。これには通常の皮膚科診断学はもちろん、皮膚外科学あるいは皮膚病理診断学の習得も含まれます。コースに関しては、基本的に個々に構成するオーダーメード方式をとっていますので、担当医と研修医で相談して、本人に一番あったコースを作っていただきます。 |
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伝統である遺伝性皮膚疾患、なかでも栄養障害型先天性表皮水疱症の遺伝子診断は高度先進医療に認定されており、100例を超える日本一の実績を有しています。研究面では最近、先天性表皮水疱症のモデルマウス、メラノサイトの分子生物学やメラノーマの増殖機構に関する研究にあらたに着手しました。 |
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弘前大学医学部附属病院 皮膚科専門医養成コース |
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専門医養成(受入)数5人(日本皮膚科学会)
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初期研修医
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大学病院 |
(1年以上) |
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・担当医と研修医が相談し |
オーダーメイドコース作成 |
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関連医療機関及び大学病院 |
(各6ヶ月以上) |
・ |
関連医療機関担当のより専門的分野の研修 |
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皮膚科専門医 |
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コースの目標(受入から終了まで) |
日本皮膚科学会が定める要綱に沿って計3年間の研修を行い、皮膚科専門医の取得を目指す。
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研修方法
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先天性表皮水泡症、皮膚悪性腫瘍など多岐に渡る皮膚科関連疾患に関する内容をカリキュラム参加医療機関の特徴を生かした指導体制のもと診療チームに所属して実地研修をする。 |
循環体制 |
皮膚科研修指導責任者と卒後臨床研修センターが連携し、関連医療機関の研修を支援する。 |
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(2)コースの概要 |
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コース名:弘前大学医学部附属病院皮膚科専門医養成コース |
大学病院・ |
診療科名 |
専門分野名 |
指導者数 |
目的 |
養成(受入)人数 |
期間 |
医療機関名 |
弘前大学医学部附属病院 |
皮膚科 |
皮膚科学全般 |
8 |
必要症例の経験 |
5 |
1年以上 |
青森県立中央病院 |
皮膚科 |
皮膚科学全般 |
2 |
必要症例の経験 |
1 |
6ヶ月以上 |
青森市民病院 |
皮膚科 |
皮膚科学全般 |
2 |
必要症例の経験 |
1 |
6ヶ月以上 |
八戸市立市民病院 |
皮膚科 |
皮膚科学全般 |
1 |
必要症例の経験 |
1 |
6ヶ月以上 |
国立病院機構弘前病院 |
皮膚科 |
皮膚科学全般 |
1 |
必要症例の経験 |
1 |
6ヶ月以上 |
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(3)コースの実績 |
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皮膚科疾患全般、先天性表皮水疱症をはじめとする遺伝性皮膚疾患について、皮膚悪性腫瘍の手術療法、センチネルリンパ節生検、化学療法 など、主な手技・手術の実績がある。 |
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(4)コースの指導状況 |
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青森県内、近隣の自治体からも症例が集まり、特に皮膚悪性腫瘍の大部分は当施設で治療されている。従って数多くの疾患、重症度の高い疾患を幅広く経験できる。また、最新医療技術習得のため、虎ノ門病院やがんセンターで研修を行い、マサチューセッツ総合病院、サン・ルイ病院、ハイデルベルグ大学、バーゼル大学等に研究留学し、臨床的には悪性腫瘍の診断・治療に力をいれセンチネルリンパ節生検を積極的に行っている。 |
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(5)専門医の取得等 |
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学 会 名 |
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日本皮膚科学会 |
資 格 名 |
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皮膚科専門医 |
資格要件 |
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・ |
日本皮膚科学会の会員歴5年以上で卒後臨床研修を含む臨床研修期間5年以上。 |
・ |
同学会が定める講習受講、原著発表、学会発表について総単位数150以上。 |
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