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黒瀬 顕 |
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| 様々な病気の診断・治療判定などを顕微鏡レベルで正確に行うことで、「質の高い医療」に寄与しています。特に、がん医療においては、以下のように重要な役割を担っています。 |
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| 1.がんの確定診断 |
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がんの確定診断は、がん細胞を顕微鏡下で直接検出することにあります。つまり腫瘍が発見された場合に、それが悪性(がん)であるか良性であるかの確定は、腫瘍の一部を採取して、顕微鏡レベルでがん細胞の有無を探索することにゆだねられています。 |
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| 2.がんの種類や進行度の診断 |
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がんには、悪性度が低く生命予後の良いものから、急速に転移・再発するものまでたくさんの種類があり、そのようながんの種類を見極めることが重要です。また、外科的に切除されたがんを含む組織(胃、肺など)を検索して、がんがどこまで進行しているかを検討することで、その後の治癒率の指標とします。 |
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| 3.がんの治療効果判定 |
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化学療法(抗がん剤)や放射線療法が行われた後にも病理診断が行われます。臨床的な治療効果判定は、がんの大きさが縮小したかどうかで判断されますが、病理学的な判定は、がん細胞が実際にどれくらい死滅しているかを指標とします。 |
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全国に先駆けて、新たな細胞診断システムとして、液状細胞診の導入を行っています。このシステムにより、以下のように、がん診療に大きな成果を発揮しています。
| 1. |
従来法では、多数の細胞が剥がれ落ちるとされており、あるべき細胞が剥離してしまう可能性があることから、精度管理上問題になっていました。新たに導入した「液状細胞診」システムでは、細胞の剥離が無いことに加えて、標本作製が簡便かつ確実に行えること、検鏡しやすいことなどの利点があり、「がん細胞」検出ならびに診断精度の向上につながりました。 |
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| 2. |
婦人科検体では、ベセスダ分類で判定することを推奨されており、その判定には精度上、液状細胞診システムを導入してゆくことが望ましいとの方向性が示されています。子宮頸部病変はヒトパピローマウイルス感染が原因となっていますが、液状細胞診では、ウイルス感染検出をはじめとする遺伝子検査・免疫細胞化学染色など高度な診断にも応用できるようになりました。 |
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