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伊藤 悦朗 |
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強力化学療法室(intensive chemotherapy unit, ICTU)は、骨髄移植、臍帯血移植などの同種造血幹細胞移植や、自家末梢血幹細胞移植を併用した大量化学療法を行う部門です。それ以外の患者さんでも、強力な化学療法のために高度の好中球減少症が長期間持続し、重篤な感染症を合併するリスクが高いと判断される場合には、利用することができます。
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病棟全体がクラス10,000の無菌度を保つ構造で、その中にクラス1,00の完全無菌室を4つ備えています。年間10例前後の造血幹細胞移植が行われており、これまでに170回以上の造血幹細胞移植を施行してきました。従来、小児の患者さんを中心に診療してきましたが、現在は成人の患者さんも積極的に受け入れており、成人の患者さんの利用率が高くなってきています。以前は帽子、マスク、ガウンの着用やサンダルの履き替えなど、厳重な無菌管理を行っていましたが、現在は米国疾病管理予防センターと日本造血細胞移植学会のガイドラインに準じて無菌管理の簡素化を推進しています。このような簡素化を行っても感染症の増加はみられておらず、以前に比べて患者さんやご家族の負担もずいぶん軽くなっています。
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