本部門は、本院歯科医師卒臨床研修プログラムに従い、卒後1年目の研修歯科医師を対象とし、基本的な診療能力(態度、技能及び知識)ならびに高頻度の疾患やプライマリ・ケアに対応できる歯科医師を育成することを目標としています。
具体的には、臨床研修歯科医師は本院歯科医師卒後臨床研修室に所属し、歯科口腔外科内の「外来/診断・検査部門」、「外来/再来診療部門」、「病棟部門」 の3部門を2か月単位毎にローテートします。また、その期間中、通算約1か月間にわたり、院外の研修協力施設に出向き、一般歯科診療研修の他に、地域歯科医療、コデンタルスタッフとの連携などについても研修を行います。この研修により大学内のみに偏ることなく、一般歯科医院から市中病院と幅広い研修が可能で病診連携の実際を経験できます。
また、卒後2年目以降は、本院後期臨床研修プログラム(口腔外科専門医育成コース)に沿って研修を継続します。並行して社会人大学院生となり臨床技術の習得を行いつつ医学博士の学位取得も可能です。学位は4年間で取得(卒後5年目以降)し、専門医も引き続き取得出来るよう(卒後7年目以降)プログラムを計画しています。このように初期研修から、医学博士と口腔外科専門医の取得までをトータルに考えた研修が可能です。 |