看護部だより

看護部だより 2016年度 第3号

今年度第3号の看護部だよりをお届けいたします。
10月28日 「第18回家庭でできる看護ケア教室」が開催され、13人の市民の皆さんが参加されました。
今年は「今すぐできる脳卒中予防~まずは血圧測定から始めよう」をテーマに、「血圧を上げる要因」、「正しい血圧測定の方法」、「飲んで知る味噌汁の塩分」について講義と演習が行われました。塩分量の異なる味噌汁を飲み比べ、塩分の違いを感じてもらいました。

参加者から「減塩の味噌汁でも自宅で作るより味が濃いわ」「自宅で測るより血圧高いけど大丈夫かしら」といった、健康に対する意識の高い声がたくさん聞かれていました。
11月1日 医学部コミュニケーションセンターにて、第83回看護研究発表会が開催されました。口演・ポスターセッションあわせて8題の発表があり、活発な質疑応答が行われました。
 
  演題の紹介
「A病院NICUの音環境の実態」
「J-PADガイドラインを導入した行動制限判断基準の効果~看護師の意識の変化~」
「陥没回腸ストーマの管理~多職種協働により皮膚障害が改善された1例」
「SICU稼動後の病棟看護の変化」
「弁膜症手術を受ける患者への指導~リーフレットと指導マニュアルの活用~」
「放射線療法を受ける患者の照射部皮膚反応の客観的評価~喉頭に照射した患者一事例の報告~」
「形成外科的手術を受ける患者への画像・動画教材を用いた術前指導に関する効果の質的検討」
「形成外科的手術を受ける患者への術前指導におけるタブレット端末を用いた写真・動画の指導効果」
今年度の看護実践活動報告のテーマは「LOOK!!~OURナーシング」でした。
各部署から58題の報告があり、看護部研修室いっぱいにポスターが展示されました。
展示ポスターの投票が行われ、ポスター投票最多賞は「実習しやすい環境作り~私たちのリクルート活動~」が選ばれました。
2月24日
看護実践活動報告会が開催されました。58題の報告の中から8演題の発表がありました。各部署で、多くのことに取り組んだ成果が発表され充実した活動報告会でした。報告会では、今年度の優秀目標管理賞の表彰のほか、魅力ある職場作りへ貢献した「アモーレな職場で賞」、患者接近を高めた「エクセレントアプローチ賞」などの表彰がありました。
演題の紹介
ゴージョー使用量増加を目指して~感染グループの活動報告2016~    第二病棟5階
ケースカンファレンスの実際と課題~カンファレンスを通して患者との接近性を高めるために~ SCU
チェンジ!~時代は退院支援を求めている~  第二病棟7階
ピッキングの効率化  手術部
職場風土のビフォーアフター   第一病棟8階
いきいきナーシング~やりがいと活力は言葉から~   第一病棟3階
学生が多様な経験を積むため~受け持ち患者以外のケアを体験~   第二病棟4階
学会認定・輸血看護師の活動報告
2月7日
プリセプティ研修:自分の看護を振り返り、各自が
事例を持ち寄りグループで検討会を行いました。
次年度の課題を見出すことができました。
看護部では、新人研修以外にも様々な研修を実施しています。看護倫理、セルフエスティームなどの自己育成研修や看護過程研修に加え、看護研究の研修も数多く行われました。
10月~
 中堅以上対象
セルフエスティームフォローアップ研修:自己のセルフエスティーム
の状態を確認し、モチベーションアップ!
看護研究(2)研修:研究課題を見出す視点から、研究計画書作成まで
の過程を学びました。
 
~11月~

2年目ナース対象

 看護過程(2)研修:実践レポートを持ち寄って看護過程をみんなで検証。

 3年目ナース対象

看護研究(1)研修:「看護ケア」のエビデンスを明らかにするため8月から取り組んでいた文献クリティークを
各自がまとめ、成果発表しました。
 

中堅以上対象

  看護研究(3)研修:実践課題の解決に繋がる様々な研究方法について、研究課題を持っている職員対象に行われました。
           
1月~

2年目ナース対象

 看護実践の技術研修:8月にご指導していただいた聖路加国際大学准教授 大久保暢子
 先生を再びお招きし、ヘルスアセスメントから援助計画立案・実施・評価、そして事例
 検討に取り組みました。

 中堅以上対象

 看護過程(4)研修:事例を通して適切な看護診断を導く方法を学びました。

 その他

 がん看護実践者育成研修:『がん看護実践の役割モデルになろう』(年11回シリーズ)
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指導者研修会

 
  指導者としての役割を理解し、後輩を指導できる能力を習得することをねらいとして2日にわたり研修を行いました。
指導者の態度・姿勢についてグループワーキングで「HiroCoナースを育てるための関わり方や周りの環境を絵に描いてみよう」に挑戦しました。