放射線照射前に大量メトトレキサート療法を行った後のテモゾロミド内服投与及び放射線治療の併用療法並びにテモゾロミド内服投与の維持療法 初発の中枢神経系原発悪性リンパ腫(病理学的見地からびまん性大細胞型B細胞リンパ腫であると確認されたものであって、原発部位が大脳、小脳又は脳幹であるものに限る。) 担当診療科:脳神経外科




本治療の目的

 
 初発中枢神経原発悪性リンパ腫(PCNSL)に対する照射前大量メトトレキサート療法(HD-MTX療法)+テモゾロミド(TMZ併用療法)+維持TMZ療法が標準治療であるHD-MTX療法+放射線治療に対しして優れていることをランダム化比較試験にて検証します。
 



中枢神経原発悪性リンパ腫の現状と本治療の内容

 
 現在のPCNSLの標準治療である「HD-MTX療法+放射線治療」は、日本では広く行われておりその効果も証明されていますが、治療成績はまだまだ不充分であり更なる新しい治療の開発が望まれています。
 PCNSLは標準治療では1~2年後に再発することが多いのですが、TMZを投与することにより、約3割の方で再度腫瘍の縮小を認めたという報告もあり、より有望な治療法ではないかと期待されています。しかし、TMZに高い治療効果が期待される一方で、副作用のリスクも考えられ、現在の標準治療と比べて本当に優れた治療であるかどうかは分かっていません。そこで、この「HD-MTX療法+放射線治療」と「HD-MTX療法+放射線治療+TMZ」の2つの治療を比べる臨床試験を計画しました。
 



研究組織

 
 この研究組織は国立がん研究センターが中心となって行われている日本臨床腫瘍研究グループ(Japan Clinical Oncology Group; JCOG)という組織が研究母体です。当院脳神経外科はこのJCOG組織に参加しております。
 



対象の患者さん

  登録時の年齢が 20 歳以上、70 歳以下で、術後3 日~20 日であり、手術等により病理組織学的にびまん性大細胞型B 細胞リンパ腫であることが確認されている方。

  全身状態が良好な方

  他のがん腫に対する治療としての化学療法、放射線療法いずれの既往もない。

  主要臓器機能が保たれている。

  試験参加について文書で同意が得られている。



治療内容
  以下図のとおりです。





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