センター長挨拶


浅 利   靖
 命に関わる突然の病気、予期せぬ交通事故、そんな重症の患者さんに24時間、365 日、救命救急医療を提供する施設が救命救急センターです。その救命救急センターの中でも各県に一か所指定されるのが高度救命救急センターで、救命救急センターの機能に加え、重症全身熱傷、指の切断の再接着手術、急性重症中毒に対しても常に受け入れ、治療を行える施設が高度救命救急センターです。
 弘前大学では大学病院の正面に新たに建設された高度救命救急センター棟で各診療科の専門医と救急科専門医が専従の救急医療チームを組み、高度な先進医療を担う大学病院ならではの救急医療を展開します。外来診療棟の屋上にはヘリポートが設置され、青森県のどこからでも患者さんを受け入れられる体制が整備されました。
 そして高度と称するもう一つの意味は、将来、青森県の救急医療を担う若い救急医を育成し、看護師、救急隊員などへも救急医療を学ぶ場を提供するとともに「緊急被ばく医療」を含む災害時医療に対しても危機管理の一環としての責務を負うことにあります。
日本救急医学会救急科
専門医・救急指導医
 「いつでも、どこでも、だれでも」が安心して暮らせる青森のために、地域との強い連携のもと高度救命救急センターは平成22 年7月1日から診療を開始しました。

    センター施設概要
 
  工 期  平成21年8月〜平成22年3月
  構 造   地上2階 地下1階
 
  総面積 2,410.72u      1階 896u  
    2階 892u  
    地下1階 622.72u  

    ヘリポート
 
  工 期  平成21年9月〜平成22年3月
  構 造  総面積 941.21u
 

  外来診療棟の屋上に設置
  防災ヘリの着陸も可能
  融雪機能と照明設備を整備
 


    センタースタッフ構成

 
  医 師 15人
  看護師 36人
  看護助手 1人


    初期研修

 救急医療における基本的な診療能力の習得、さらに緊急を要する外傷や疾病に対する適切な診断・初期治療能力の習得を目標とします。救命救急センターでは平素は稀にしか経験することのないショック、意識障害、呼吸不全、心停止などの重篤な病態の傷病者が高頻度で搬入されるため、常に最悪の事態を想定し最善の救急医療を実践する習慣を体得できます。この研修により初期研修終了後、一人で診療するときに安心と自信を持つことができ、さらなる飛躍に繋がります。また、総合診療部との連携により、「プライマリイケアにおける基本的な診療能力」の習得も適切な指導医のもとで可能です。
   行動目標(SBOs): @バイタルサインの把握ができる、A身体所見を迅速かつ的確にとることができる、B重症度と緊急度の判断ができる。C重症外傷、ショック、意識障害、呼吸不全、頻度の高い救急疾患の初期診断と対応ができる、D二次救命処置(ACLS)を一人で実践できる。

 


    後期研修医のためのコース

  後期研修医のために以下の3コースが設置されます。
A. 救命救急実践コース
   救急患者の初期診断・初期治療を救急チームのリーダとして戦略的に組み立てられるようになることを目標とするコース。  [研修期間] 3か月以上の任意の期間  [募集人数] 若干名

B. 救急科専門医養成コース
   救急科専門医の資格を習得することを目標とした研修を行うコース。救急患者の初期診断・初期治療を習得すると同時に、救急医学が専門とする救命医療・蘇生、外傷初療、中毒に関して十分な研鑽を積む。また、教育などにも従事するためACLS、ICLS、JPTEC、JATEC、ISLSなどのインストラクターの資格も取得することを目指します。 [研修期間] 3年間   [募集人数] 若干名

C. 救急指導医養成コース
   救急指導医は10年間の救急指導医指定施設での勤務実績が必要なため、救急・災害医学講座に所属し、救急医療の全般を習得すると同時に蘇生、外傷初療、中毒、重症熱傷、緊急被ばく医療、災害医療などについての教育・研究も行います。また、日々の臨床で感じた疑問などを追及するため臨床・基礎研究を実践し医学博士を取得し、research spirit を兼ね備えた救急指導医を目指します。

 


    DMATチーム

  目の前の命を救う! 限界への挑戦!! 医師としてのやりがい!
   弘前大学病院では平成18年から災害発生時に被災地に派遣する災害派遣医療チームを組織、常日頃、災害時の派遣に備えています。平成19年の新潟県中越沖地震、平成20年の宮城岩手内陸地震、岩手北部地震、平成23年の東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)に出動しました。
 


    設備の紹介

救命救急病棟 救命救急処置室

 
  CT室 一般撮影室 BCU(無菌室)

特殊処置室 体表面モニター・被ばく医療器材

〒036-8563 青森県弘前市本町53 TEL 0172-33-5111(代表)
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