神経解剖・細胞組織学講座
Neuroanatomy, Cell Biology and Histology【研究室構成および紹介】
- 助 教 浅野 義哉,目黒 玲子
- 助 手 小田桐 紗織
【現在の研究テーマ】
◆ 生体内非ヘム鉄分布に注目した組織傷害及び加齢メカニズムの研究
鉄は生体にとって必須の金属であると同時に、イオン化した状態ではフリーラジカルの生成に関わり、酸化ストレス(タンパク質、脂質、核酸の過酸化)による組織傷害の要因となり得る。鉄の異常蓄積は様々な病態に関わるが、近年、加齢に伴う鉄の蓄積が、神経変性疾患等の発症メカニズムに関わることが分かって来た。生体内の鉄はヘムに結合したヘム鉄と、それ以外の様々な担体に結合した非ヘム鉄からなる。非ヘム鉄は、フェリチン、トランスフェリン等に比較的安定に結合し、三価(Fe[III])の形で存在するのが一般的だが、低分子の担体に弱く結合したものも存在し、容易にイオン化し得る。この場合、特に二価鉄イオン(Fe2+)が酸化ストレス亢進の要因となると考えられる。このような背景から、生体の鉄の動態を知ることは重要である。
我々は、シンプルだが有効な非ヘム鉄組織化学の手法を開発し、光学顕微鏡、電子顕微鏡において組織上の非ヘム三価鉄と二価鉄それぞれの分布を可視化することを可能にした。また、この手法により幾つかの病態における非ヘム鉄の動態を明らかにしてきた。現在は、非ヘム鉄可視化技術と、鉄代謝関連因子、酸化ストレスマーカー、抗酸化酵素の解析、および各病態における金属キレーターの効果の解析を基軸にして、主に以下のような研究を進めている。
- 細胞内微量鉄の高感度可視化による脳の病因遊離鉄生成及び神経細胞変性機序の解明
- 金属キレーターの神経変性疾患治療効果についての病理学的研究
- 血管内皮細胞損傷が脳の鉄蓄積に及ぼす影響についての研究
- 加齢に伴う卵巣鉄代謝機構の変化と卵巣機能低下についての研究
◆ 脳発生における辺縁新皮質多層化関連遺伝子及び新皮質化関連遺伝子の解明
系統発生的に古い多層皮質である辺縁新皮質(前海馬台、傍海馬台、嗅内野皮質、後部帯状回)は、空間認知・記憶・社会性・情動などに強く関連し、種々の精神疾患・変性疾患において脆弱である。また、一層構造の海馬領域や嗅皮質に隣接し、脳の発生・進化における皮質多層化に関連する領域であると考えられる。この研究では、当該領野の分子的特性を形態学的手法により明らかにし、本領域の層形成・領野形成の機構、及び、疾患における脆弱性の基盤を解明することを目的としている。
生体構造医科学講座
Anatomical Science【研究室構成および紹介】
- 准教授 外崎 敬和 (神経内分泌学、生体機構学)
- 視床下部−下垂体系のストレス応答機構の解明に取り組んでいる。特にMelanocortin System に注目し、視床下部弓状核ニューロンの免疫応答への関与、下垂体中葉MSH細胞の脂肪代謝系調節への関与について研究を進めている。併せて、マクロ解剖学的研究もおこなっている。
- 助 教 渡邉 誠二 (発生遺伝学および生殖生理学)
- ヒト胎児の流産の原因となる染色体異常生成のメカニズムを明らかにするため、ヒトおよびげっ歯類を材料に配偶子形成、受精、初期発生における染色体の動態の解明と染色体異常誘発因子の同定を試みている。
- 助 教 谷 利樹 (神経生理学)
- 視聴覚認知の神経基盤を明らかにするために霊長類およびげっ歯類を用いて、視聴覚情報の統合に関与する脳内線維連絡の同定と神経活動の計測を行っている。
【現在の研究テーマ】
- ・視床下部−下垂体中葉系MSH分泌調節機構
- ・寒冷ストレスの中葉MSH細胞応答と脂肪代謝機構
- ・MSHニューロンの免疫系調節機構
- ・マクロ解剖学的研究
- ・母体の加齢に伴って起こる卵子の加齢と染色体異常および発生異常との関連性
- ・細胞融合−核置換による加齢卵子の若返り
- ・卵子における染色体異常抑制法の開発
- ・ヒト精子調製法と染色体異常の関連性
- ・X精子Y精子の分離法の開発
- ・M期核による着床前診断法の改良
- ・霊長類のバイオロジカルモーション知覚に関わる神経線維連絡と神経活動の相関
統合機能生理学講座
Physiology【研究室構成および紹介】
- 教 授 藏田 潔
- 准教授 相澤 寛,山田 勝也
- 助 教 二ノ倉 欣久
本講座は2つの研究ユニットから構成されており、それぞれが別のアプローチで脳機能を解明しようとしている。
システム生理学ユニット(蔵田グループ・3名)ではさまざまな方法論を用い、脳機能の統合的解明を目指している。本グループでは随意運動における高次脳機能の解明に向け、先端的研究を行っており、いずれも、これまでの業績に対し国際的に高い評価を得ている。
神経・脳代謝制御学ユニットは、山田(リーダー)と博士研究員および4名のテクニカルスタッフがチームを作り、JSTなどの支援を受けて脳代謝と神経機能の関係解明を通じた脳の統合的解明を目指し、先端的な基礎研究を展開している。
【現在の研究テーマ】
- a) システム生理学 (蔵田グループ)
- 運動制御における大きなテーマの一つが運動の概念生成から実行までの脳内ネットワーク機構の解明である。一例として、到達運動に代表されるように、同じ視覚目標に対し手と眼という全く別の効果器を協調して運動制御を可能にする高次機能を有している。このような目標点への手および眼球の到達運動がどのような神経ネットワークによって制御されているかを明らかにしようとする。そのため、これら協調運動に重要な役割を果たす大脳皮質の運動関連領野や前頭前野、さらに皮質下の大脳基底核や視床運動から課題遂行中のニューロン活動を記録するとともに、さまざまな電気生理学的および組織学的方法論を統合的に駆使して研究を行う。
- b) 神経・脳代謝制御学 (山田グループ)
- 当グループでは、脳代謝と脳神経活動の両者に注目して脳活動を統合的に理解していきたいと考え、グルコース、酸素、脳血流をキーワードに、研究を進めている。特に、(1)新しいグルコース計測法や蛍光を用いたグルコースイメージング法の開発を通じて、脳におけるグルコース動態の解明につなげようとする研究、(2)中脳黒質の酸素およびグルコース感知機能と脳リズム形成に関する研究、(3)神経活動に依存して調節される脳血流に関する研究に力を入れている。また以上と関連して、ニューロンのみならず、グリア細胞の新しい役割の解明も重要なテーマとなってきている。詳しくはホームページを参照。
ゲノム生化学講座
Biochemistry and Genome Biology【研究室構成および紹介】
- 教 授 土田 成紀
- 准教授 山田 俊幸
- 助 教 清水 武史
昭和47年開講。がんにおけるグリコーゲンホスホリラーゼ脳型の出現などがんにおける解糖系酵素のアイソザイムの変化について研究、昭和50年からグルタチオン関連酵素、γ-グルタミルトランスペプチダーゼ、グルタチオン S-トランスフェラーゼ (GST) について研究、昭和59年GSTの胎盤型分子種 (GST-P)がラット肝がんで著しく発現し、腫瘍マーカーとなることを明らかにした。平成14年GST遺伝子多型ラットで発がん感受性が異なることを見い出した。現在、発がん感受性に係わる数種類の遺伝子の同定と遺伝子が発現する細胞の解析を進め、発がん過程を肝実質細胞と非実質細胞との相互作用の観点から研究している。また、平成20年弘前ヘアレスラット(HHR)の原因が塩基性ヘアケラチン遺伝子の欠失によることを解明した。幹細胞や前駆細胞の維持に果たすケラチンの役割について研究している。
【現在の研究テーマ】
- T.がんの早期発見と予防に向けた研究
- GST遺伝子多型ラットにおける肝発がん感受性の差異:肝発がんに係わる遺伝子の同定。ペルオキシソーム増殖剤の肝発がん性の早期評価法の開発
- 遺伝毒性発がん物質によるGST-P陰性巣:肝前がん病変としての意義の解明。遺伝毒性物質による発がん機構と非遺伝毒性物質による発がん機構の統一的理解のために。
- U.がんの新しい治療法の開発に向けた研究
- 分化誘導:Phosphatidylethanolamine-binding protein による表皮細胞におけるRas-Raf-ERKの増殖シグナルの抑制と分化の誘導。血球の分化に働く転写因子EtsファミリーPU.1の役割の解明
- 細胞死誘導:エタクリン酸による大腸がん細胞の非アポトーシス性細胞死の解明
- 転移の抑制:転移と血管新生におけるカルボニル還元酵素の役割
- V. 弘前ヘアレスラット(HHR)の研究
- HHRにおける乳腺の早期退縮:分子機構と原因遺伝子の解明。転写因子(STAT5)の単糖付加(O-GlcNAc)の機構の解明
- HHRの免疫異常:Tリンパ球分化抑制の機序と原因遺伝子の解明。免疫細胞と上皮細胞の相互作用に係わる遺伝子の解明
【臨床研修を終了した上で大学院に入学する。臨床研修を希望しない場合は、医学部卒業後直ちに大学院に進学することも可能である。理工学、薬学、農学系の大学院修士課程の修了者の入学、社会人の入学も歓迎する。
大学院生は教室の研究テーマをそれぞれ分担し、教員の指導と助言を受けながら実験を行い、研究を進める。教員、大学院生やその他の人々の英知と創造力を結集して学術的に意義のある、国際的評価の得られる質の高い研究を目指している。これらの研究活動を通して、大学院生の研究能力の向上を図り、研究者としての倫理観と良心を備えた優れた研究者の養成、人材の育成に努めている。
病態薬理学講座
Pharmacology【研究室構成および紹介】
- 教 授 元村 成
- 准教授 古川 賢一
- 助 教 瀬谷 和彦
- 1.心臓研究グループ
- 心臓循環系の生理薬理学を,受容体・細胞レベルから,生体位心まで幅広い研究方法により追求し,出来得る限り臨床医学を常に念頭に置いた研究指導を心掛けている。
- 2.血管研究グループ
- 情報伝達機構の乱れが疾患の原因のひとつになるとの立場に立って,血管平滑筋細胞の生理的ならびに病態におけるシグナリング機構の解明を目指している。
- 3.脊柱後縦靭帯骨化症研究グループ
- 脊柱後縦靭帯骨化症は,脊柱の靭帯が異所性に骨化を起こし,脊柱を圧迫して重篤な神経麻痺を起こす疾患である。遺伝的な背景と共にその発症,進展に深く関与すると考えられている環境因子を明らかにしようとしている。
【現在の研究テーマ】
- 1.心循環系の病態薬理
- 大動脈弁狭窄症を増悪する弁の異所性石灰化の機序を明らかにし、治療薬の作用点を明らかにする。臨床講座(循環器外科、内科)と共同研究を進めている。
- 2.血管系細胞の形質転換
- 高血圧などのメカニカルストレスに対して,血管系細胞はその形質を転換させて,その機能を適応させようとするが,過剰なストレスによって病的な形質転換を起こすにいたる。そのメカニズムを情報伝達系の変化の観点から解明しようとしている。
- 3.靭帯組織の異所性骨化
- 脊柱後縦靭帯骨化の成因の一つと考えられる環境因子の中のメカニカルストレスに焦点を当て,細胞,組織レベルで負荷されるメカニカルストレスが靭帯細胞にどのような変化(形質転換)を引き起こすのかを遺伝子,蛋白の発現レベルならびに電気生理学的手法等による機能レベルで明らかにしようとしている。整形外科との共同研究で臨床的視点からも研究の発展を図っている。
- 4.平成17年度より弘前大学医学部循環器病研究センターの基幹講座の一つとして、循環器の石灰化機序の解明を目指し、臨床講座との研究連携をさらに進めている。
分子病態病理学講座
Pathology and Molecular Medicine【研究室構成および紹介】
- 教 授 八木橋 操六
- 准教授 和田 龍一
- 講 師 水上 浩哉
- 助 教 矢嶋 信久
- 本講座の主要テーマ
- 「病態病理学」
- 組織、形態学的観点から病態の把握,病因を追及する。これらを基盤に最新の治療指針を探る。
- 「診断病理学」
- 組織形態を多角的に観察するとともに、分子生物学的手法を応用し、最新情報に富む正確な病理診断を試みる。また、疾病病態の変化、あるいは関与因子を同定し、高度先進医療に貢献する。
【現在の研究テーマ】
- 代謝・内分泌病理学
- 老化、糖尿病およびその合併症の成因、治療指針を探索する。慢性的疾患が対象となることから、適切な遺伝子改変動物を用いて、分子標的を定め、ヒト病態に適切なモデルを確立する。
- 腫瘍病理学
- 腫瘍の分化度と転移との関連、浸潤機構の検討などをみる目的から、癌遺伝子、癌抑制遺伝子発現と細胞接着因子、間質浸潤因子発現の機構を、ヒト腫瘍および腫瘍細胞株を用いて検討する。
- 消化器病理学
- 膵臓病の病理、消化管悪性リンパ腫の診断、分子病理、病態形成機構についてヒト組織を用いて研究する。
- 血液・網内系病理学
- 白血病、骨髄異形成症候群、悪性リンパ腫における分子異常を探索し、その病因、診断、治療指針を研究する。おもにヒト腫瘍組織を用いた分子生物学的研究となる。
病理生命科学講座
Pathology and Bioscience【研究室構成および紹介】
- 教 授 鬼島 宏
- 助 教 佐藤 冬樹,諸橋 聡子
- 助 手 清野 浩子
病理生命科学講座は、 生体情報病態学分野(指導教員:教授1、助教1)と腫瘍病理学分野(指導教員:教授1、助教1、助手1)とに分かれ、双方の分野は全面的に協力・融合しながら教育研究活動を行っている。また、医療としての「病理診断学」と、遺伝子レベルから個体レベルまでをあつかう「腫瘍病理学・病態解析学」という2つの分野を融合・発展させることを目標とした研究室である。
「生体情報病態学分野」では、各疾患における時計遺伝子の機能を分子生物学的ならびに個体レベルで解析している。時計遺伝子とは、1日約24時間の周期を刻む概日リズム(生物時計)に関与する遺伝子であり、生体調節機構において重要な機能を担っている。
一方、「腫瘍病理学分野」では、ヒト腫瘍の増殖・進展・転移の機序解析、ならびに腫瘍細胞の特性解析のため、分子生物学および形態学的手法を用いて研究を行っている。これらの解析を通じて、腫瘍の病因解明や、病理診断精度の向上も目指す。
【現在の研究テーマ】
- A.生体情報病態学分野
- 概日リズム形成に関わる時計遺伝子の分子生物学的機能解析
- 生体調節機構(低酸素応答など)に関わる時計遺伝子の分子生物学的機能解析
- 血管新生に関わる時計遺伝子の分子生物学的機能解析
- 癌の発生・増殖・分化に関わる時計遺伝子の病理学的機能解析
- 癌化学療法応答に関わる時計遺伝子の病理学的機能解析
- B.腫瘍病理学分野
- 膵癌・胆道癌における増殖・分化・転移とその制御、ならびに病理診断
- 食道癌・胃癌・大腸癌における増殖・分化とその制御、およびアポトーシス誘導
- 乳癌における増殖・分化・転移とその制御、および治療効果判定
- 前立腺・膀胱癌における増殖・分化とその制御、および治療効果判定
- 骨・軟部腫瘍における増殖・分化・転移とその制御、ならびに病理診断
【大学院への入学方法】
医学部卒業者のみならず、生命科学の研究を志す若者を広く募集しています。医・歯学部など6年制大学卒業者は入学可能です。4年制大学卒業者は、2年間の修士課程修了後もしくは研究生在籍後に入学可能です。具体的な入学方法は、病理生命科学講座指導教員に直接お尋ねください。
【大学院修了後の進路】
大学院修了後も研究継続を希望する場合には、大学など各教育研究機関のスタッフ(教員・研究員)への道が開かれます。医師の場合は、病理専門医、細胞診専門医・指導医の資格を取得することが可能で、病理診断学を専門とする病理医として広く活躍できます。また、臨床医となった場合には、病理診断の素養を患者の病態解明に生かせるため、一段質の高い医療に携わることが可能です。
感染生体防御学講座
Microbiology and Immunology【研究室構成および紹介】
- 教 授 中根 明夫
- 准教授 胡 東良
- 助 教 長内 理大,浅野 クリスナ
医学の急速な進歩の中、一時は制圧されるものと思われていた感染症が、新興感染症・再興感染症として、21世紀では再び大きな脅威となっている。その予防には種々のワクチン開発が必要であるが、その際に重要なことは、開発途上国でも容易に使用できる安定で、経済的、かつ有効性の高いワクチンの質と投与法のコンビネーションの確立である。本研究室ではこれを基調とした細菌や寄生虫感染症に対する次世代ワクチン開発研究を行っている。その基礎研究として、細菌や寄生虫と宿主細胞との相互作用と病原体の刺激による宿主細胞シグナル伝達系の解析を行い、宿主にとってより有用なシグナルを賦与する病原体側の分子の同定を行うことを目的としている。
一方、免疫システムは、ホメオスタシスの維持に重要な働きをしている。その維持には免疫系だけではなく、神経系・内分泌系とのネットワークが関与していることが知られている。このネットワークのクロストークには'サイトカイン'が中心的な役割を果たし、サイトカインバランスの不均衡が各種疾患を引き起こすと考えられる。そこで、サイトカインを中心に置き、免疫システムをホメオスタシス・ネットワークの立場から捉え、基礎的研究を行っている。
同様な考え方から、炎症性疾患等の予防・治療への応用を進めている。
【現在の研究テーマ】
- 1. リステリアの病原因子の網羅的解析
- 2. 黄色ブドウ球菌感染防御機構の解析
- 3.ブドウ球菌エンテロトキシンの分子構造と生物活性の解析
- 4. リステリア感染モデルを用いた次世代ワクチンの開発
- 5. 黄色ブドウ球菌感染に対するワクチンの開発
- 6. 肥満における免疫系の調節
- 7. 細菌感染ならびに炎症における先天免疫病原体認識機構の解析
- 8. 線虫を用いた細菌感染における自然免疫機構の解析
- 9. プロテオグリカンの免疫系に対する作用の解析
- 10.抗菌性を有する天然由来成分の探索
社会医学講座
Social Medicine【研究室構成および紹介】
- 教 授 中路 重之
- 准教授 梅田 孝
- 講 師 橋 一平
- 助 教 松坂 方士
- 助 手 岩根 かほり
【現在の研究テーマ】
本講座は5名のスタッフが、子供から高齢者までを対象とした疾病予防や健康の維持・増進に関わる様々な教育・研究活動を行っています。具体的には以下の3つの研究を柱としています。
その一つは、現在日本人の死因の1位であるがん(悪性新生物)の発症要因とそのメカニズムを解明し、これに対する適切な対策を立案、実行していくことを目指す研究です(疫学領域の研究)。この領域の研究では、様々ながんに関する既存データを国内外で比較、検討したり、本講座が現在進めている青森県内のがん登録システムの普及活動を通じて得られるデータを分析し、本県のがんの発生状況やその原因の特性を明らかにする研究を行っています。また、これらの分析によって得られた結果からがん予防に関する対策を立案、実践し、その効果を検証することを行っています。
もう一つは、実際の一般地域住民を対象とした地域保健活動の実践とその効果を検証する研究です(健康科学領域の研究)。この領域の研究では、本講座が平成17年度より実践している『岩木健康増進プロジェクト』を活用しています。このプロジェクトは、青森県弘前市岩木地区住民の平均寿命の延伸と健康の維持・増進を目指した地域保健活動であり、本プロジェクトで実施される成人健診、小中学生健康調査、健康実践教室等により得られたデータを詳しく分析することにより、同地区住民のライフスタイルと各種疾患の発症状況や健康状況との関連を明らかにし、住民に対する適切な健康増進対策を策定、実行し、その成果を検証する研究を行っています。
また、もう一つは、様々な環境のなかでスポーツを実施している各種競技スポーツ選手を対象にメディカルチェックを行い、この結果をもとに種目や運動実施環境下毎に適した健康管理方法やコンディショニング方法を立案、実践し、その効果を検証する研究を行っています(スポーツ医学領域の研究)。また、この研究領域のなかで我々は、特に選手の運動による生理学的変化や疲労の出現状況を一般的に実施される血液生化学検査値に加え、免疫機能(抵抗力)の一つである好中球3機能(活性酸素種産生能・貪食能・オプソニン化活性)を用い検証しています。現在、この研究領域で対象としているチームは、日本体育大学柔道部・相撲部、名城大学駅伝部、コマツ柔道部等です。
学部学生でも興味ある活動にいつでも参加できます。
当講座で担当する学部授業の内容は以下の分野です。
- 疫学
- 健康教育
- スポーツ医学
- 健康増進
- 地域保健
- 感染症
- 精神保健
- 小児保健
- 母子保健
- 成人保健
- 高齢者保健
- 産業保健
- 学校保健
- 環境保健
- 国際保健
法医学講座
Forensic Medicine【研究室構成および紹介】
- 教 授 黒田 直人
- 助 教 阪本 奈美子
【現在の研究テーマ】
- ・脳損傷の組織学的研究
- ・致死的低体温症の病理組織学的研究
- ・多彩な法医剖検・検案の症例研究
- ・臨床医学の検証としての法医剖検症例研究
消化器血液内科学講座
Gastroenterology and Hematology【研究室構成および紹介】
- 教 授 福田 眞作
- 准教授 坂本 十一
- 講 師(病院所属) 山形 和史,遠藤 哲,下山 克
【現在の研究テーマ】
- 消化器グループ(上部消化管,下部消化管,肝胆膵)
- 消化器疾患の定量的内視鏡診断についての研究
消化管疾患の内視鏡的治療についての研究
胃疾患とHelicobacter pyloriの関連についての研究
大腸癌集団検診についての疫学,効果についての研究
食物繊維による大腸癌の発生予防効果についての研究
腹部超音波による診断と治療学についての研究
慢性肝炎からの発癌予防についての研究
肝腺維化と肝再生に関する研究
消化管生理学(消化・吸収,内圧測定)についての研究 - 血液グループ(止血・血栓,造血器腫瘍,遺伝子学的研究)
- 止血・血栓,定量的出血時間についての研究
造血器腫瘍に対する化学療法についての研究
造血器腫瘍における遺伝子学的診断とその臨床応用 - 膠原病・免疫グループ(炎症性腸疾患)
- 炎症性腸疾患の免疫機構およびホメオスターシスについての研究
炎症性腸疾患の成因に関する遺伝子学的研究
循環呼吸腎臓内科学講座
Cardiology, Respiratory Medicine and Nephrology【研究室構成および紹介】
- 教 授 奥村 謙
- 准教授 長内 智宏
- 講 師 富田 泰史
- 講 師(病院所属) 阿部 直樹
循環器グループ、呼吸器グループ、腎臓グループからなる。循環器グループは奥村教授、長内准教授を中心に、冠動脈疾患、心不全、不整脈、高血圧等に関して、基礎的、臨床的研究を行っている。呼吸器グループは高梨教授(保健管理センター)を中心に、気管支喘息、COPD、肺癌等に関して、基礎的、臨床的研究を行っている。腎臓グループは中村講師を中心に腎疾患成因、治療に関して基礎的、臨床的研究を行っている。
【現在の研究テーマ】
- A.細胞・器官機能学,循環・呼吸生理学
- 循環器グループ
- ・冠微小循環に関する臨床的並びに実験的研究
- ・カップリングファクター6の循環器疾患における役割に関する研究
- 呼吸器グループ
- ・誘発喀痰を用いた気管支喘息,COPDの気道炎症の研究
- ・呼気濃縮液の臨床的研究
- 循環器グループ
- B.器官病態情報学,循環呼吸病態科学
- 循環器グループ
- ・急性心筋梗塞後の心室リモデリングの病態と予防に関する基礎的並びに臨床的研究
- ・冠攣縮性狭心症の成因に関する研究
- ・急性冠症候群の早期診断と予後に関する研究
- ・心不全の病態に関する臨床的並びに基礎的研究
- ・上室性並びに心室性頻拍症の成因に関する臨床的並びに基礎的研究
- 呼吸器グループ
- ・COPD・気管支喘息・禁煙などに関する疫学的研究
- ・肺癌の予後因子に関する臨床的研究
- 循環器グループ
- C.生体機能病態科学,腎臓・泌尿器病態科学
- 腎臓グループ
- ・腎疾患における血管新生因子の発現について
- ・ヒト培養メサンギウム細胞の細胞外基質産生調節因子の検討
- ・ヒト培養近位尿細管細胞のケモカイン・細胞外基質産生に関する研究
- ・腎疾患における脂質代謝異常に関する臨床的研究
- 腎臓グループ
内分泌代謝内科学講座
Endocrinology and Metabolism【研究室構成および紹介】
- 教 授 須田 俊宏
- 准教授 玉澤 直樹
- 講 師 松井 淳
- 講 師(病院所属) 丹藤 雄介,蔭山 和則
【現在の研究テーマ】
- 内分泌グループ
- (1)内分泌疾患の遺伝子診断
(2)機能性下垂体腫瘍の病態生理の研究と診断基準の作成・治療。
(3)視床下部−下垂体−副腎系のストレス反応・摂食・免疫系に関連する研究 - 糖尿病グループ
- (1)インスリン分泌能の評価と治療への応用
(2)糖尿病の合併症の発症、治療に関する研究
(3)糖尿病の血管合併症・動脈硬化と脂質代謝異常症に関する研究 - 膵外分泌グループ
- (1)膵内分泌・外分泌機能異常に関する研究
(2)臨床栄養学に関する研究
腫瘍内科学講座
Medical Oncology【研究室構成および紹介】
- 講 師 畑 武功
悪性疾患の治療を、臓器別診療の枠から開放し、複数臓器の「がん薬物療法」を研究・実践する講座である。現在のスタッフは教授1名、講師1名、助教1名である。平成20年1月1日に開設された全く新しい講座であるので、若い方々の参加を強く希望する。
【現在の研究テーマ】
- 1.間葉系幹細胞
- ・間葉系幹細胞を用いた多発肺転移巣に対する細胞遺伝子治療開発
・間葉系幹細胞を用いた肺再生
・がん組織と間葉系幹細胞 - 2.がん幹細胞
- ・肺がん幹細胞の同定と治療法開発
・胃がん・大腸がん幹細胞研究 - 3.その他の研究テーマ
- ・EGFR遺伝子変異診断と抗腫瘍効果
・分子標的薬の効果予測
・SNPs解析に基づくテーラーメイド化学療法の研究 - 4.臨床試験
- ・胃がん・大腸がん・肺がんに対する化学療法の臨床試験
神経精神医学講座
Neuropsychiatry【研究室構成および紹介】
- 教 授 兼子 直
- 准教授 古郡 規雄
- 講 師(病院所属) 菊池 淳宏,斉藤 まなぶ
私たちの教室は、伝統的に国内有数のてんかん研究機関として認知されてきました。最近では、遺伝子解析、神経生化学、基礎薬理学の手法を用いて、てんかんの原因遺伝子解析の全国共同研究を展開し、一部のてんかんの新たな遺伝子異常を発見するなど成果を上げつつあり、さらに、神経伝達機構とてんかんの病態や抗てんかん薬の作用機序の解明に向けて取り組んでいます。
臨床神経精神薬理学的研究の分野では、これまで当教室が力を入れてきた「てんかんと妊娠」の一連の研究の中から問題意識を受け継ぐ形で、抗てんかん薬の催奇性の機序を薬物動態・代謝動態学的に解明する研究が現在も続けられています。一方、向精神薬全般における薬物代謝、薬物相互作用に関する研究も精力的に行われており、最近では、薬理遺伝学的手法を駆使して国際的にも質の高い研究成果を挙げています。
児童・思春期精神医学研究の分野では、平成10年に児童思春期外来を開設して以来、児童・思春期の患者が急増しており、これらの症例の詳細な検討を重ねるとともに、不登校、摂食障害、発達障害、統合失調症前駆状態について臨床研究を進めています。
リエゾン精神医学研究の分野では、腎臓透析患者の精神的問題の検討や生体腎移植および死体腎移植におけるドナーとレシピエントへのリエゾン的介入をはじめ、最近では、生体部分肝移植におけるリエゾン活動を実践し、リエゾン的介入法の研究を進めています。
【現在の研究テーマ】
てんかん・神経科学グループ
- ・てんかん責任遺伝子・てんかん感受性遺伝子の解析と,関連蛋白の機能解析
- ・神経伝達系機能・開口分泌機構の解析
- ・てんかん病態と抗てんかん薬作用機序の生化学・生理学・薬理学的検討
- ・抗うつ薬・情動安定化薬の作用機序の解析・統合失調症病態の薬理学的検討
臨床神経精神薬理グループ
- ・向精神薬の薬物動態学・薬理遺伝学的研究および薬物相互作用について
- ・抗精神病薬の臨床反応と神経伝達物質受容体遺伝子変異との関連について
- ・人格と神経伝達物質受容体遺伝子変異との関連について
- ・気分障害の病態・症候学・治療反応性・経過におよぼす遺伝学的因子の影響の検討
児童・思春期グループ
- ・児童・思春期精神医学の臨床的研究
- ・不登校生徒の背景と転帰に関する研究
- ・摂食障害への治療実践と人格的背景に関する研究
- ・発達障害の診断に関する研究
- ・統合失調症の前駆状態に関する研究
リエゾングループ
- ・リエゾン・コンサルテーション精神医学の臨床研究
- ・生体部分肝移植におけるリエゾン活動の実践とリエゾン的介入法の研究
- ・透析患者の精神医学的介入法の研究
- ・修正型電気けいれん療法の臨床研究
小児科学講座
Pediatrics【研究室構成および紹介】
- 教 授 伊藤 悦朗
- 准教授 高橋 徹
- 講 師 土岐 力
- 講 師(病院所属) 照井 君典
小児科には現在4つの研究グループ(血液・循環器・腎臓・神経)があり、各々活発な診療・研究が展開され世界に発信されている。
- ・血液腫瘍グループ : 白血病などの血液疾患や固形腫瘍の診断・治療を担当。
- ・循環器グループ : 小児心疾患の診断・治療を担当。
- ・腎臓グループ : 腎・免疫・アレルギー疾患を担当。
- ・神経グループ : てんかんなどの神経疾患と筋疾患を担当。
【現在の研究テーマ】
血液腫瘍グループ
- ・難治性血液疾患の造血幹細胞移植を用いた治療に関する臨床研究。
- ・血球分化の分子機構を解明するための組織特異的転写因子の研究。
- ・Diamond-Blackfan貧血などの遺伝性血球疾患の病因遺伝子の研究。
循環器グループ
- ・小児期不整脈の電気生理学的解析とカテーテルアブレーションに関する研究。
- ・先天性心疾患に対する各種カテーテル治療に関する臨床的研究。
- ・小児期心筋疾患及び川崎病心筋病変に関する病理組織学的研究。
- ・小児心不全における神経体液因子と心臓自律神経活動について。
- ・小児循環器領域における分子生物学的研究(遺伝子解析)。
腎臓グループ
- ・小児期IgA腎症の基礎的,臨床的な研究。
腎メサンギウム細胞へのIgA-fibronectin複合体の沈着機序の解明。
IgA腎症の組織学的な慢性化病変進行抑制を念頭に置いた治療法の臨床的な検討。 - ・小児期特発性ネフローゼ症候群の病因に関する研究。
ネフローゼ症候群における単球の機能異常と病因との関わりに関する検討。
ネフローゼ症候群患児のリンパ球上のステロイドレセプターの変異に関する検討とその臨床応用。
神経グループ
- ・難治性小児てんかんの治療に関する研究。
- ・後頭葉てんかんにおける視覚発作の臨床脳波学的解析。
- ・熱性けいれん・てんかんにおける遺伝形式および遺伝子の座位解析。
- ・エレクトロニック・スクリーン・ゲームに誘発されるてんかんの臨床脳波学的研究。
胸部心臓血管外科学講座
Thoracic and Cardiovascular Surgery【研究室構成および紹介】
- 教 授 福田 幾夫
- 准教授 鈴木 保之
- 講 師 皆川 正仁,大コ 和之
- 講 師(病院所属) 對馬 敬夫
- ・心臓血管外科グループ
- ・呼吸器外科グループ
【現在の研究テーマ】
心臓血管外科グループ
- 1.外科侵襲に対する薬物的介入の研究
- 2.心臓の虚血再灌流傷害の分子生物学的研究
- 3.人工心筋の開発
- 4.外科侵襲と血液凝固の研究
- 5.外科手術後の静脈血栓塞栓症の研究
- 6.体外循環における血小板および白血球麻酔
- 7.心臓・大動脈内の血流力学の研究
- 8.心臓大血管の異常石灰化の機序の解明
呼吸器外科グループ
- 1.肺癌手術後の予後改善のための分子マーカーの研究
- 2.胸膜および心膜中皮細胞の生理活性の解明
- 3.胸膜中皮腫の発生メカニズムの解明と新しい治療法の開発
- 4.胸部外科領域における代替医療の評価
消化器外科学講座
Gastroenterological Surgery【研究室構成および紹介】
- 教 授 袴田 健一
- 准教授 小田桐 弘毅
- 講 師 川崎 仁司
- 講 師(病院所属) 村田 暁彦,豊木 嘉一
当教室は以下の5 つの診療グループから構成されており、また小児外科学講座と相互に臨床研修を行っている。
- 上部消化管(食道、胃)グループ
- 下部消化管(小腸、大腸、直腸)グループ
- 肝胆膵グループ
- 小児・移植グループ
- 乳腺・甲状腺グループ
【現在の研究テーマ】
教授の指導のもと以下のテーマで研究が行われている。
肝移植関連(指導:鳴海准教授、梅原講師)
- クロスマッチ試験陽性患者の診断方法と新しい治療法の確立
- 脂肪由来幹細胞を用いた移植免疫操作方法や劇症肝炎・肝硬変の治療応用の開発
肝胆膵関連(指導:豊木講師、石戸助教、工藤助教、木村助教)
- 糖鎖工学の肝胆膵癌診断/治療への応用
- 肝再生における研究(トランスポーター、化学療法後肝障害)
- 新しい画像診断装置による診断方法の確立(超拡大内視鏡、3D画像解析装置)
- 肝胆膵治療への栄養療法の開発
上部消化管関連(指導:川ア講師、和嶋助教、宮本助教、石澤助教)
- 食道胃吻合部における新しい血流評価の確立
- 食道癌の新しい腫瘍マーカーの開発
- 抗癌剤感受性試験による食道癌のオーダーメイド治療法の開発
下部消化管関連(指導:村田講師、小山助教、坂本助教、諸橋 一助教)
- 大腸癌の転移・浸潤におけるヒアルロン酸の役割に関する研究
- 超高難度校門温存手術と自律神経機能に関する研究
- 炎症性腸疾患の発癌抑制に関する研究
- 家族性大腸腺腫症のAPC遺伝子変異の研究
乳腺・甲状腺関連(指導:小田桐准教授、西助教、諸橋聡子助教)
- 薬剤反応性予測システムの構築を目指した乳癌発現蛋白の網羅的解析
- 乳癌術後合併症への新しい手術方法の確立
- 乳癌の転移・浸潤における細胞間接着因子の解明
- 甲状腺癌の臨床病理学的検討
整形外科学講座
Orthopaedic Surgery【研究室構成および紹介】
- 教 授 藤 哲
- 准教授 石橋 恭之
- 講 師(病院所属) 津田 英一,小野 睦
- 脊椎外科グループ :
- 脊髄由来の上下肢のしびれ、痛みおよび運動障害の治療、側彎症など脊椎変形の治療、脊髄空洞症・脊髄腫瘍など脊髄疾患
- 手の外科グループ :
- 上肢・下肢の先天性形成不全、外傷・障害。マイクロサージャリーを用いた組織移植による再建や四肢の骨延長
- 股関節外科グループ :
- 変形性股関節症・大腿骨頭壊死症。骨粗鬆症など代謝性疾患
- スポーツ医学グループ :
- スポーツ選手の障害・外傷の予防・治療。膝・足関節疾患
- そのほか、腫瘍、足の外科、リウマチ専門外来がある。
【現在の研究テーマ】
- 脊椎外科グループ :
- 脊椎靭帯骨化症の病因解明のための遺伝子学的・分子生物学的アプローチ
側彎症検診とそのシステム作り
メカニカルストレスと骨形成
脊髄に対するヒアルロンサンの保護作用 - 手の外科グループ :
- 骨の延長・成熟を促進する因子の解明
遠位橈尺関節障害の病態究明
最小侵襲手術手技の開発 - 股関節外科グループ :
- 人工関節置換術と骨皮質における骨密度の動態
大腿骨頭壊死の新たな治療方法の開発
人工股関節の開発と臨床応用
骨粗鬆症の疫学的研究(若年者骨密度の動態) - スポーツ医学グループ :
- 靭帯再建に対する生体力学的及び分子生物学的研究
軟骨再生に対する生体力学的及び分子生物学的研究
膝人工関節置換術後のバイオメカニクス
膝蓋骨不安定症の病態研究
膝靭帯損傷の危険因子の解明と予防プログラムの作成
皮膚科学講座
Dermatology【研究室構成および紹介】
- 教 授 澤村 大輔
- 准教授 中野 創
- 講 師(病院所属) 松ア 康司,金子 高英
この弘大皮膚科は、60年以上の伝統をもつ教室で、200名を越えるレベルの高い皮膚科医を育んで来ました。地域に根ざし青森県や近県の医療を支えると同時に、全世界に優れた研究を発信し、国際的にも高い評価を得ています。現在、講座員はスタッフ、医員、大学院生で、皆高いモチベーションを持ち、臨床と研究生活を楽しんでいます。
【現在の研究テーマ】
- 遺伝子診断栄養障害型先天性表皮水疱症、腸性肢端皮膚炎、ポルフィリン症などの遺伝子診断を行い、国内他施設からの検索依頼も広く受け入れている。
- 表皮分化のメカニズムの解析ヒト表皮角化細胞において、Rafキナーゼ活性を抑制するPEBPという分子が最終分化である角化を誘導することを見出し、さらに詳細なメカニズムを解析中である。
- 光老化の発現機序「シワ」形成に関する分子生物学的解析と分子生物学的モデルの構築を行っている。
泌尿器科学講座
Urology【研究室構成および紹介】
- 教 授 大山 力
- 准教授 神村 典孝
- 講 師(病院所属) 米山 高弘,古家 琢也
泌尿器科学の研究領域を対象に糖鎖生物学・腫瘍生物学・病理学・腫瘍免疫学・移植免疫学・分子生物学などのテクノロジーを駆使して、結果を臨床現場に還元することを念頭に置いた研究を行っている。
テーマごとに数名のスタッフでプロジェクトチームを構成している。
- A.腫瘍
- ・癌の浸潤・転移における糖鎖の役割
・膀胱癌に対するBCG生菌及び菌体成分の作用機序の解析
・泌尿器癌の予後に関連する癌遺伝子の検討
・癌の浸潤と転移における自然免疫系(NK細胞,NKT細胞)の役割 - B.移植再生医療
- ・腎移植後急性拒絶反応時のNO産生系の解明
・糖鎖修飾と拒絶の研究
・移植免疫における自然免疫系(NK細胞,NKT細胞)の役割
・脂肪組織幹細胞を用いた腎再生 - C.代用膀胱
- ・人工膀胱の開発,及び臨床応用
- D.感染症
- ・自然免疫系活性化による尿路感染症治療に関する研究
- E.アンドロロジー
- ・男性更年期障害,勃起障害と動脈硬化に関する研究
眼科学講座
Ophthalmology【研究室構成および紹介】
- 教 授 中澤 満
- 准教授 鈴木 幸彦
- 講 師(病院所属) 宮川 靖博
- 遺伝性網膜変性症の遺伝子診断(遺伝子グループ)
- 眼微小循環の基礎的,臨床的研究(眼循環グループ)
- 種々の網膜変性症の病態と治療に関する研究(網膜色素変性グループ)
- 緑内障の病態と治療に関する研究(緑内障グループ)
- 網膜硝子体疾患の病態と治療に関する研究(網膜硝子体グループ)
【現在の研究テーマ】
遺伝子グループ
- 遺伝性網膜変性症の遺伝子診断,候補遺伝子検索
- 遺伝子異常と臨床像の関連から類推される分子病態
眼循環グループ
- 網膜血管閉塞疾患に対する抗凝固療法と手術療法の基礎と臨床
網膜色素変性グループ
- 遺伝性網膜変性動物を用いた網膜変性の薬物治療の研究
- 遺伝性網膜変性症の分子病態の解析と新規の病因解明
緑内障グループ
- 緑内障の病態と治療に関する臨床的研究
網膜硝子体グループ
- 網膜硝子体疾患の病態に関与するサイトカイン・ケモカインの研究
耳鼻咽喉科学講座
Otolaryngology【研究室構成および紹介】
- 教 授 新川 秀一
- 准教授 松原 篤
- 講 師(病院所属) 南場 淳司
臨床的には臓器別に分けず、すべての講座構成員があらゆる耳鼻咽喉科・頭頸部外科疾患の診断治療に関与している。したがって、実験内容によって下記のグループを構成している。
- 内耳の研究
- 1)内耳形態実験グループ
2)蝸牛培養実験グループ
3)難聴の遺伝子解析グループ - 鼻・副鼻腔の研究
- 1)好酸球に関する研究グループ
【現在の研究テーマ】
- 内耳形態グループ
- 内耳求心性神経伝達に関する種々の物質の局在に関する免疫組織学的研究
内耳遠心性神経系におけるGABAの機能的、形態学的研究
聴覚中枢である外オリーブ核の興奮性、抑制性シナプスに関する免疫組織学的研究 - 蝸牛培養実験グループ
- 有毛細胞および単離したラセン神経節細胞の培養、または蝸牛の器官培養
これらの細胞の生存に有効な細胞栄養因子の同定
有毛細胞とラセン神経節細胞のシナプス再形成の可能性の検討 - 難聴グループ(遺伝性難聴
- ミトコンドリア遺伝子異常のスクリーニングと薬物カード配布などの臨床応用
常染色体劣性遺伝形式の高度難聴者におけるGJB2遺伝子異常の頻度調査
聴器奇形に関する新たな遺伝子の検索
常染色体優性遺伝形式をとる難聴の遺伝子解析と表現型の検討
放射線科学講座
Radiology and Radiation Oncology【研究室構成および紹介】
- 教 授 井 良尋
- 准教授 小野 修一
- 講 師 成田 雄一郎
- 講 師(病院所属) 三浦 弘行
研究面では放射線治療学、画像診断学、放射線生物学を基本に下記研究テーマを中心に研究している。
学生教育では放射線医学と放射線科臨床実習を担当している。
大学院教育では器官病態科学領域の腫瘍制御学と画像情報・生体光学ならびに分子細胞科学領域の細胞分化制御学を担当している。
附属病院では放射線科として放射線治療、画像診断とインターベンション治療をおこなっている。
卒後初期研修では選択科としてのコースを、卒後後期研修では放射線科専門医コース、腫瘍学コース、画像診断コースの3種類を用意している。
【現在の研究テーマ】
(1)腫瘍制御学(放射線治療学)
- 癌放射線治療に関する総合的な研究。臨床医学、基礎医学、放射線物理、放射線生物などの知識を活用し、癌を治療する。
- ○ 放射線治療抵抗性癌に対する基礎的臨床的研究
○ 放射線治療の先行予測に関する研究
○ 放射線による正常組織障害の克服
(2)画像情報・生体光学(画像診断学)
- 各種診断機器をもとに、画像診断法ならびにインターベンション治療に関する研究を行なう。臨床医学、基礎医学、医療工学などを集めた総合的な分野である。
- ○病理を含めた画像診断の研究と臨床的意義
○新しい診断技術の開発
○三次元から四次元に至る診断法の研究と臨床的意義
○インターベンション治療の最適化
(3)細胞分化制御学(放射線生物学)
- 再生医療を含めた放射線による生物学的な研究を行なう。遺伝子、細胞、組織を含めた総合的な放射線生物学を目指す。
- ○再生医学を応用した放射線生物学
○放射線による正常組織障害の分子生物学的解明
○癌放射線治療の基礎的研究
産科婦人科学講座
Obstetrics and Gynecology【研究室構成および紹介】
- 教 授 水沼 英樹
- 准教授(病院所属)樋口 毅
- 准教授 横山 良仁
- 講 師(病院所属) 田中幹二,福井 淳史
- ・周産期グループ
- ・婦人科グループ
- ・不妊・生殖内分泌グループ
- ・更年期・女性医学グループ
【現在の研究テーマ】
周産期グループ
- 子宮頚管熟化と陣痛発来機序に関する基礎的、臨床的研究
- 早産の予防に関する研究
婦人科グループ
- 子宮体癌、卵巣癌における骨盤リンパ節・傍大動脈リンパ節転移に関する臨床病理学的研究
- 婦人科癌の診断と予後に関する分子生物学的研究
- 婦人科悪性腫瘍抗癌剤耐性の克服に関する研究
不妊・生殖内分泌グループ
- 妊娠の成立と維持にかかわる免疫機構に関する研究
- 卵の加齢に関する研究
更年期・女性医学グループ
- 女性の健康管理を目指したプログラム作成に関する研究
- 骨粗鬆症の新規診断マーカーの開発
麻酔科学講座
Anesthesiology【研究室構成および紹介】
- 教 授 廣田 和美
- 准教授 石原 弘規
- 講 師 大川 浩文
- 講 師(病院所属) 佐藤 哲観,櫛方 哲也
麻酔科学講座では麻酔・疼痛制御、集中治療に関わる様々なことを研究対象としているため、研究内容は下に記すように多岐にわたり、それぞれの分野について多くの業績をあげている。
例えば、麻酔・疼痛制御医学関係ではAnesthesiology、Anesthesia and Analgesia、British Journal of Anaesthesia, Regional Anesthesia and Pain Medicineなど、また集中治療医学についてもCritical Care Medicine、Intensive Care Medicineなどこれらの分野におけるインパクトファクター上位の雑誌に掲載されている。さらにAmerican Journal of Physiology、British Journal of Pharmacology、Neuroscience、Brain Research等の基礎系の国際医科学雑誌にも掲載されている。さらに、各種国際医科学雑誌から年に1−3編程度のReview articleの執筆依頼があり、これらは当講座の研究レベルの高さを物語っていると言えよう。
また、英国レスター大学、イタリア・フェラーラ大学、フランス・ニース大学、ドイツ・ハノーバー医科大学、中国ハルピン医科大学などの研究機関との国際共同研究も行っている。これらの大学以外でも、スコットランド・グラスゴー大学、韓国プサン大学、米国ワシントン大学やテキサス大学などと教育・研究を中心とした国際交流を継続している。
【現在の研究テーマ】
- (1)麻酔
- 臨床薬理研究グループ
- 脳波モニターを用いた臨床薬理学を基本とした全静脈麻酔の臨床研究など。
- 内分泌研究グループ
- 各種麻酔法とストレスホルモンについての研究など。
- 麻酔メカニズム研究グループ
- ノルアドレナリン神経からみた麻酔メカニズムの研究など。
- 呼吸系研究グループ
- 各種麻酔薬と気道の形態・機能に関する研究など。
- 免疫系研究グループ
- 各種麻酔薬の炎症や癌制御に及ぼす影響に関する研究など。
- 臨床薬理研究グループ
- (2)ペインクリニック
- 疼痛制御研究グループ
- 小動物疼痛モデルを用いた研究、唾液中バイオマーカーと疼痛ストレスの関係に関する臨床研究など。
- 疼痛制御研究グループ
- (3)集中治療
- 体液・代謝研究グループ
- グルコース初期分布容量を応用した体液の臨床研究など。
- 循環・呼吸系研究グループ
- 経食道心エコーを用いた臨床研究および動物実験など。
- 体液・代謝研究グループ
脳神経外科学講座
Neurosurgery【研究室構成および紹介】
- 教 授 大熊 洋揮
- 講 師 嶋村 則人,中野 高広
- 講 師(病院所属) 浅野 研一郎
- ・脳血管障害研究グループ
- ・脳腫瘍研究グループ
- ・電気生理学研究グループ
- ・機能的脳神経外科研究グループ
- ・間脳下垂体疾患研究グループ
- ・血管内脳神経外科手術研究グループ
- ・神経内視鏡手術研究グループ
【現在の研究テーマ】
- 脳血管障害研究グループ
- 脳血管障害に関する実験的、臨床的研究(特にクモ膜下出血に伴う諸病変の病態解明)
脳血管攣縮の病態解明並びにその予防及び治療法の開発
脳血管攣縮の分子生物学的治療方法の開発 - 脳腫瘍研究グループ
- 良性脳腫瘍の集学的治療に関する臨床的研究
悪性脳腫瘍の病態解明並びに治療法に関する実験的・臨床的研究 - 電気生理学研究グループ
- 誘発電位の術中モニタリングへの臨床応用
神経外傷、特に蝸牛神経損傷,変性の研究
神経細胞移植による聴覚再生の研究 - 機能的脳神経外科研究グループ
- 不随意運動に対する定位脳手術の臨床的研究
不随運動に関する動物実験モデルによる基礎的研究
電気刺激による不随運動症治療に関する臨床的研究 - 間脳下垂体疾患研究グループ
- 下垂体腺腫の病態解明と治療方法に関する臨床的,基礎的研究
- 血管内脳神経外科的治療研究グループ
- 血管内手術手技による脳神経外科的疾患治療に関する臨床的研究
- 神経内視鏡手術研究グループ
- 内視鏡支援手術の臨床的研究
歯科口腔外科学講座
Dentistry and Oral Surgery【研究室構成および紹介】
- 教 授 木村 博人
- 准教授 小林 恒
- 講 師(病院所属) 榊 宏剛,佐藤 寿
講座所属の大学院生と指導教官を以下の2グループに分けて研究活動を行っている。
- 1.骨吸収・再生医療研究グループ(顎口腔機能再建学分野に対応)
- 2.口腔癌病態解析・制御研究グループ(顎口腔腫瘍病態学分野に対応)
【現在の研究テーマ】
顎口腔領域に発生する種々の疾患の病態を形態学的、分子生物学的、理化学的手法を用いて基礎的・臨床的に解明し、その結果に基づいた新たな治療法の開発を目的とする。主な研究項目と方針を以下のように設定し指導している。
- 1.骨吸収・再生医療研究グループ
- ・顎骨嚢胞並びに骨吸収性病変の病態解析と治療法に関する研究
・病的骨吸収と炎症あるいはメカニカルストレスとの関連性
・骨細胞の機能と骨吸収因子に関する分子生物学的研究
・口腔粘膜および骨の再生医療研究
・硬組織の理化学的分析、人工歯根の臨床応用 - 2.口腔癌病態解析・制御研究グループ
- ・悪性腫瘍細胞の増殖抑制因子と治療に関する研究
・口腔癌の術後組織欠損の再建に関する臨床的研究
・口腔癌患者の特異的、非特異的免疫能と予後との関連
・光線力学療法の腫瘍抑制メカニズムの解明
・組織再建における血管柄付皮弁の血流と組織壊死防止の研究
・細胞周期制御による口腔癌遺伝子治療の研究
形成外科学講座
Plastic and Reconstructive Surgery【研究室構成および紹介】
- 教 授 漆舘 聡志
- 講 師 横井 克憲
グループ制は行っていない。熱傷、顎顔面外科、先天異常それぞれにつき、他科とチームを作成して治療に当たっている。
研究にあたっては、臨床の場で生じた疑問点を、より追求し、臨床にフィードバックできることを目標として行っている。
【現在の研究テーマ】
- 1.創傷治癒
- 1)潰瘍の治癒
- ・創傷被覆材の開発
- ・薬剤やキャリアーと上皮化促進の関係
- ・細菌感染と治癒
- ・褥創のメカニズム
- 2)皮弁の治癒
- ・薬剤の生着率への影響
- ・創環境と生着率の関係
- 3)瘢痕とケロイド
- ・環境と治療効果
- ・発生のメカニズム
- 1)潰瘍の治癒
- 2.組織移植
- 1)軟骨再生
- ・軟骨膜の軟骨生成能
- 2)移植軟骨の変化
- ・吸収と再生
- ・経時的形態変化
- 3)血管内皮細胞の培養
- 1)軟骨再生
臨床検査医学講座
Laboratory Medicine【研究室構成および紹介】
- 教授 萱場 広之
教授1名からなる。
臨床検査医学講座は、附属病院検査部スタッフと共同で、主に以下に示す疾患の診断、病態把握、治療法の選択や効果判定、そして予後予測に貢献し得る新たな検査マーカーや検査法の開発・評価を行っている。
【現在の研究テーマ】
- 1)高血圧疾患感受性遺伝子多型及び変異の検査同定法の確立
- 高血圧及びその心血管系合併症の発症・進展のマーカー(因子)の開発と評価を行う。疾病罹患率や薬剤感受性には個体差があり、その把握は治療方針の決定に重要である。高血圧及びその合併症における個体差の形式には、昇圧及び降圧因子さらにはチャンネルやトランスポーターの遺伝子多型が関与している。当講座では、DNAチップを用いた多型診断技術の確立に向け開発研究を行っていく。また、遺伝子マーカーを含めて、微量アルブミン尿、各種炎症マーカーなどについて上記マーカーとしての病態的意義の検討を学内各科との共同で進めていく。
- 2)表面マーカー発現及び転写活性を指標とした細胞機能検査法の開発
- 主に、単球機能異常から惹起される動脈硬化症や血栓症の病態にアプローチする試みである。動脈硬化症や血栓症では、血管内皮の障害とともに単球の異常活性化が認められる。フローサイトメトリーを用いて、活性化単球の表面マーカーの発現調節機序とその病態及び治療モニタリングにおける意義について検討する。
- 3)院内感染防止対策に貢献する検査部医療情報システムの構築
- MRSA等の薬剤耐性菌による院内感染では、感染源の特定や迅速な診断法の確立が求められている。パルスフィールドゲル電気泳動やPCR等による迅速で有効なジェノタイピング決定法を検討し、院内感染対策へ向けて院内感染情報を充実させその効果を検討する。
- 4)糖尿病性神経障害の病態研究
- 糖尿病性神経障害(DN)は、糖尿病のもっとも早期から発症し罹患率の高い糖尿病に特異的な細小血管障害である。これまで慢性高血糖をDNの成因の中心に据えた「高血糖仮説」に基づいた多くのDNの病因が提唱されてきた。しかしながら、これらのDNの基礎的成果が、実際の臨床におけるDNの成因解明や治療法の進歩に直接結びついていないのが現状である。糖尿病は古典的インスリン標的組織(肝,筋そして脂肪組織)におけるインスリン作用異常によって引き起こされる。糖尿病に特異的に合併する神経障害も、末梢神経におけるインスリン作用異常に起因する可能性ある。本研究では、糖尿病末梢神経におけるインスリンシグナル異常の解析を進めていく。
病理診断学講座
Anatomic Pathology【研究室構成および紹介】
- 教 授 黒瀬 顕
病理診断学は臨床医療・医学においても重要な役割を担っています。当講座は病理学の臨床医療・医学におけるニーズの拡大にあわせ臨床講座として新設されました。一般性と専門性をともに重視し,病理診断学の医学・医療の質的向上への貢献を目指します。
【現在の研究テーマ】
- 1.病理診断学,外科病理学
- ・がん病理診断の均霑化・標準化への取り組み
- ・general pathologyとsubspecialtyを兼ね備えた病理医育成のための環境整備
- ・細胞診への免疫染色の応用
- ・脳腫瘍病理,血管病理
- 2.DNA 損傷修復
- ・DNA損傷修復と発がんおよび悪性化との関係
- ・DNA傷害と細胞周期からみた抗癌剤の作用機序解析
- ・DNA傷害の組織学的検出と評価
- 3.細胞周期,細胞増殖,サイトメトリー
- ・アポトーシスほかさまざまな細胞死の検出
- ・細胞周期と増殖関連因子の発現
- ・レザースキャニングサイトメトリー
小児外科学講座
Pediatric Surgery【研究室構成および紹介】
- 教 授 袴田 健一(兼任)
- 准教授(病院所属) 須貝 道博
- 講 師(病院所属) 梅原 実
小児外科は脳神経外科および心血管外科を除く小児期の一般外科を担当している。研究室構成は単一で細分化していない。
【現在の研究テーマ】
- 1.先天性横隔膜ヘルニアの病態解明に関する基礎的研究
- 2.胆道閉鎖症の病因・病態解明に関する基礎的・臨床的研究
- 3.小児外科疾患に対する超音波診断学
- 4.QOLを目指した手術法の開発
医学医療情報学講座
Medical Informatics【研究室構成および紹介】
医学医療情報学講座は大学院重点化方針により医学部附属病院医療情報部が改組されて誕生した。 病院・診療情報のIT(化)関連業務(開発・管理・運用)に加え、ネットワークセキュリティ機構、人口知能(画像解析・コンピュータ支援診断)など情報処理技術、がん登録・分析のメッソドに関する開発研究を行っている。
研究室構成
- 教 授 羽田 隆吉(医療情報部長併任)
- 准准授 (病院所属) 佐々木 賀広(医療情報副部長)
- 助 教 松坂 方士
【現在の研究テーマ】
- 高度セキュリティを確保したインターネット利用の地域医療情報連携システムの構築
- 医療画像(超音波・内視鏡・放射線画像)の解析(特徴抽出・定量化)と疾患診断能(人口知能)
- 院内・地域がん登録 - 登録・分析のメッソド
薬剤学講座
Pharmaceutical Science【研究室構成および紹介】
- 教 授 早狩 誠
薬剤学講座には、現在教授1名が教員として在職している。今日まで薬剤部では、分析機器を駆使し、各診療科との共同研究を通じて、薬物の相互作用の解析を中心に行い多くの業績を上げて来た。これらの業績は、医療職員である薬剤師の貢献によるところが大きい。今後これらの研究も継続しつつ、機器分析手法を活用し、薬毒物の迅速分析法の構築を行うと同時に、生体内ペプチドの解析(バイオマーカー検索など)を行い、診療へ貢献したい。
【現在の研究テーマ】
- 1.向精神薬を中心とした薬物の迅速スクリーニング法の開発
- 多剤服用などの中毒患者における薬毒物の迅速測定法を確立し、救急外来での治療へ貢献する。なお、本法は入院患者で生じることの多い薬物の副作用の原因究明にも有用である。
- 2.各種がん疾患におけるバイオマーカーの検索
- ペプチド性バイオマーカーの検索を行い、抗がん剤の治療効果の判定に役立てる。
- 3.アンジオテンシン変換酵素阻害剤の記憶保持増強機構の解明
- 2007年米国老年医学会において中枢移行性ACE阻害剤を投与した患者において認知機能低下の抑制が報告されたが、その機序は不明である。我々は、ラット脳内記憶保持に関わる受容体の内在性リガンドをACEが代謝することを明らかにしている。この物質に注目し記憶保持機構を分子生物学的に解析する。
脳神経病理学講座
Neuropathology【研究室構成および紹介】
- 教 授 若林 孝一
- 准教授 森 文秋
- 助 教 丹治 邦和
21世紀は「脳の時代」である。当教室では神経難病の病態解明を目標に、形態と分子の両面から研究を進めている。「脳」は「心」である。自分のやっていることに誇りが持てて、いつかどこかで「やった」と思える瞬間があればその人は幸せである。また「サイエンス」は「人間のドラマ」であると同時に「競争」でもある。自由な中にも競争を求めて、各自が魅力的な研究を行っている。研究をやりたい方、脳に興味のある方を歓迎する。
【現在の研究テーマ】
- 1)パーキンソン病における封入体形成メカニズム
- 2)認知症における神経細胞変性と蓄積物質
- 3)グリア細胞の機能と各種病態における変化
- 4)脳腫瘍の病理診断
- 5)てんかんモデル動物を用いた病態解析
研究業績等については教室のホームページをご参照下さい。
脳血管病態学講座
Vascular Biology【研究室構成および紹介】
- 講 師 吉田 秀見
- 助 教 今泉 忠淳,松宮 朋穂
【現在の研究テーマ】
- 血管障害の基礎的研究
- ・血管内皮細胞・平滑筋細胞における血栓関連因子、炎症関連因子の遺伝子発現制御と細胞機能に関する研究
- ・脳血管障害の遺伝的危険因子に関する研究
- ・グリア細胞の虚血応答に関する研究
- その他
- ・炎症・免疫反応制御に関する細胞内分子機構の研究
脳神経生理学講座
Neurophysiology【研究室構成および紹介】
- 教 授 上野 伸哉
- 講 師 山田 順子
- 助 教 右田 啓介
神経におけるイオンチャネルの機能異常による種々の病態、いわゆるイオンチャネル病の病態解明を目指す。このためイオンチャネル機能変異をもつ遺伝子改変動物および実験的モデル動物を作成し、細胞レベルでの伝達機能変異を明らかとし、さらに個体レベル行動異常発症機構の解明を目指す。
- ・GABA-A受容体輸送タンパク欠損マウスにおける行動変異とGABA伝達機構異常の研究
- ・GABA-A受容体輸送タンパク欠損マウスにおける疼痛伝達機構異常機構の研究
- ・細胞外ATP受容体を介した痛み制御機構の研究
- ・ニコチン受容体突然変異導入ラットにおける痙攣発作発症機構および神経伝達機構異常の研究
- ・ヒトより見つかったGABA-A受容体変異の機能解析
- ・ステロイドホルモンによるGABA-A受容体制御機構と、情動行動への影響に関する研究
【研究方法】
- 1.脳スライスパッチクランプによるシナプス反応測定および神経機能の電気生理学的解析
- 2.蛍光標識物質を用いた細胞内イオン濃度変化測定
- 3.多点同時記録電極による興奮性伝搬解析
- 4.Caged化合物を用いた、レーザー光照射による細胞局所への生理活性物質投与
- 5.痛みモデル動物の作成および疼痛評価
- 6.遺伝子改変動物を用いた、行動解析および脳波解析
【スタッフ構成】
教授1名 講師1名 助教1名 客員研究員1名 ポスドク1名 大学院生3名
脳神経内科学講座
Neurology【研究室構成および紹介】
- 教 授 東海林 幹夫
- 准教授 松原 悦朗
- 助 教 若佐谷 保仁
- 講 師(病院所属) 瓦林 毅
弘前大学医学部附属脳神経血管病態研究施設の脳神経内科学講座は、平成18年1月1日に東海林が教授として赴任いたしました。附属病院に診療科としての神経内科も発足し、臨床・研究・教育の飛躍的な発展が望まれております。主任教授として東海林幹夫、准教授、附属病院の講師、助教、助手、医員とともに脳神経内科学講座として新たなスタートを切りました。
神経内科学(Neurology)は欧米では長い歴史をもつ臨床部門ですが日本では比較的新しく、脳血管障害や認知症、頭痛症などのcommon diseaseからパーキンソン病や脊髄小脳変性症、筋萎縮性側索硬化症、重症筋無力症などの神経難病の診療、教育と研究を行います。今世紀は「脳の世紀」ともいわれ、基礎科学としての神経科学は原因遺伝子解明や再生医療など急速に進歩を遂げており、これらの進歩にも多くの神経内科医が貢献してきました。今後の十年は、この進歩が診断と治療法に応用されて、今まで治療法のなかった神経難病の多くが治療可能となる時代と言われています。
このように、神経内科学は今後の10年間、最も注目される臨床と研究の可能性に満ちた分野です。当部門はこのような神経内科学の大きな発展のなかで、世界的な貢献を行うため以下の研究テーマを追求しております。
【現在の研究テーマ】
- 脳血管障害
- 臨床疫学と治療法の開発,治療実績の公開
脳血管性認知症とアミロイドアンギオパチーの関連遺伝子の解明と治療法の開発 - アルツハイマー病
- 関連遺伝子解明と生物学的マーカーの開発、アルツハイマー病の病態解析と根本的治療
非アルツハイマー型認知症の病態解明と治療法の開発 - パーキンソン病
- 病態解明と治療法の開発と神経生化学的研究
診断マーカーの開発、モデル動物の作成 - 神経変性疾患(脊髄小脳変性症、筋萎縮性側索硬化症など)
- 原因遺伝子解明と病態解析と治療法の開発
- 神経再生機序の解明との治療法への応用
分子生体防御学講座
Stress Response Science【研究室構成および紹介】
- 教 授 伊東 健
- 講 師 三村純正
- 助 教 丸山敦史,原田伸彦
高度先進医学研究センターの分子生体防御学講座は,研究スタッフを中心に,分子生物学やマウスの発生工学の手法を用いて,酸化ストレスに対する恒常性維持機構,遺伝子発現調節機構などの生命現象に着目し,臨床応用に貢献することを目標に研究を行っている。
【現在の研究テーマ】
抗酸化剤応答配列(ARE)を介した遺伝子発現誘導機構は,高等動物が酸化ストレスに適応するための生体防御機構として進化してきた。近年,この応答が,発癌,急性肺障害・炎症および神経変性疾患の防御に有効であることが明らかになった。私たちの研究室では,酸化ストレスが疾患に果たす役割を解明するとともに,上記適応機構が疾患防御に果たす役割を解明し,その臨床応用を目指している。
- * 酸化ストレス応答性転写因子Nrf2と相互作用する因子の同定および転写活性化・調節における役割の解析
- * ヘムオキシゲナーゼ1遺伝子の転写制御機構の解析
- * Nrf2による鉄代謝の制御機構の解析
- * ヘムオキシゲナーゼ1の疾患防御における役割
- * 動脈硬化症防御におけるNrf2の役割
- * マクロフアージおよび血管内皮細胞におけるNrf2転写経路の機能解析
- * スカベンジャーレセプターCD36の発現制御解析とその役割の解析
- * ブロッコリーなどの食餌性物質によるARE転写機構の活性化による疾病予防の解析(炎症,脳変性疾患など)
- * 神経変性疾患におけるストレス防御遺伝子の役割
糖鎖工学講座
Glycotechnology【研究室構成および紹介】
- 准教授 柿崎 育子
- 助 教 多田羅 洋太
- 助 手 石岡 陽菜
【研究概要】
ポストゲノムの研究として、プロテオミクス研究に加え、直接の遺伝子産物ではない糖鎖の研究(グライコミクス)が重要となってきました。タンパク質や脂質等の生体分子は、糖鎖修飾を受けた複合糖質として本来の機能を果たしており、形態形成、分化、増殖、老化、再生、情報伝達や、感染、炎症、癌の進行等、多くの現象において、糖鎖が重要な役割を果たしていることが明らかとなってきています。当研究室では、複合糖質の中のプロテオグリカン、およびそのグリコサミノグリカン糖鎖部分の構造と機能に関する研究を行っております。そして、この研究成果を医療領域に応用することを大きな目標としています。
【特色ある研究】
- 1)プロテオグリカンの糖鎖工学
- ・生理活性を有するグリコサミノグリカン糖鎖の酵素的組み換え(キメラ型糖鎖のオーダーメイド)
・組み換え糖鎖のペプチドへの酵素的導入(人工プロテオグリカンの構築) - 2)糖鎖医学を支える基本技術の開発
- ・プロテオグリカンのグライコーム解析(各種疾病における糖鎖情報の利用)
- 3)細胞外マトリックス研究におけるナノサイエンスの確立
- ・細胞外マトリックス構成成分糖鎖のナノレベルでの組み換えと分子手術
・ナノ改変に伴うマトリックス構成分子の構造変化の解析
・マトリックス成分合成抑制剤を用いた抗癌及び抗線維化に関する基礎的研究
糖鎖医学講座(寄附講座)
Glycomedicine【研究室構成および紹介】
- 教 授 中村 敏也(併任)
- 助 手 須藤 晋一郎,黒田 喜幸
糖鎖医学講座は株式会社サンスターの寄附講座として2009年3月30日に弘前大学大学院医学研究科に設置されました。本講座は大学院医学研究科附属高度先進医学研究センター糖鎖工学講座と教育・研究において連携しながら、特にプロテオグリカンとその関連物質の糖鎖生物学を教育・研究に取り込み、新しい医学研究の分野を拓くことを目的としています。
【現在の研究テーマ】
- 1.グリコサミノグリカン糖鎖組み換えによるハイブリッド型オリゴ糖鎖の自動合成と医療応用
- 2.サケ軟骨プロテオグリカンの医療応用
- 3.グリコサミノグリカンオリゴ糖の生物活性の検索
- 4.ヒアルロン酸合成阻害剤の作用機序
不整脈先進治療学講座(寄附講座)
Advance Management of Cardiac Arrhythmias【研究室構成および紹介】
- 准教授 佐々木 真吾
- 助 教 堀内 大輔
アブレーションおよび不整脈治療デバイス関連企業により創設された寄附講座、不整脈先進治療学講座は、
- 現在のマッピングシステムにおいても治療困難な難治性頻脈性不整脈における先進的マッピングシステムの開発とその臨床応用
- 不整脈ならびに心不全治療デバイスによる不整脈機序の解明と心不全の病態理解のための新たなデバイス機能の開発
- 不整脈ならびに心不全治療デバイスを用いた遠隔患者モニタリングによる新しい患者管理システムの構築
により、臨床不整脈学の発展に寄与することを目的としています。
当講座は准教授、助教1名、クラーク1名からなり、循環呼吸腎臓内科学講座と連携し、同講座の奥村教授、不整脈研究グループの助教3名とともに、計6名で臨床不整脈治療に携わっています。
講座開設後はこれまで同様、3次元マッピングを用いたアブレーション治療、不整脈ならびに心不全に対する植込みデバイス治療を実施するとともに、デバイスを用いた遠隔モニタリングシステムの確立にむけ様々な努力を重ねています。アブレーション治療においては国内最速で平成23年10月より新たな3次元マッピングシステムの実臨床での使用が可能となり、従来のマッピング法と比較しその有効性を検討している段階にあります。また、植込み型デバイスを用いた遠隔モニタリングについては県内のみならず秋田県北部にまでその普及を進めており利用患者数も100名を超える状況となっています。現在ではさらに遠隔モニタリングを用いた心不全の予防、患者管理の方法など遠隔患者管理システムの確立を目標に研究を進めています。
先進移植再生医学講座(寄附講座)
Advanced Transplant and Regenerative Medicine【研究室構成および紹介】
- 教 授 大山 力(併任)
- 准教授 鳴海 俊治
- 助 教 畠山 真吾,米山 徹
- 奨励研究員 飛沢悠葵
【現在の研究テーマ】
A:臓器移植
- ・腎組織におけるABO血液型糖鎖の研究
- ・血液型糖鎖抗原をペプチドによってブロックする方法
- ・フローサイトメトリーによるクロスマッチテスト
- ・LabScreenを用いた抗体検査法
- ・糖鎖改変によって拒絶反応を回避する方法
- ・ペプチドカラムによる新規抗体除去装置の開発
B:再生医療
- ・脂肪組織由来幹細胞の分離方法
- ・脂肪組織由来幹細胞による肝再生
- ・脂肪組由来幹細胞による感染症治療
- ・脂肪組織由来幹細胞による腎再生
- ・脂肪組織由来幹細胞による尿道括約筋再生医療
地域医療学講座(寄附講座)
Community Medicine【研究室構成および紹介】
- 教 授 福田 眞作(併任)
- 准教授 中村 典雄
- 助 教 花畑 憲洋,森山 貴子
- 助 手 盛 泰子
【現在の研究テーマ】
- 西北地域における胃癌の一次、二次予防 (福田)
- 津軽地域における糖尿病性腎症U期についての観察研究 (中村)
- 下垂体腫瘍細胞の生理・病態機能における分子生物学的研究 (森山)
- 大腸癌の内視鏡的治療(花畑)
心臓血管病先進治療学講座(寄附講座)
Advanced Cardiovascular Therapeutics【研究室構成および紹介】
- 教 授 奥村 謙(併任)
- 准教授 樋熊 拓未
心臓血管病先進治療学講座は2011年に新設された寄付講座で、准教授1名、クラーク 1名からなり、循環呼吸腎臓内科学講座と連携し、同講座の奥村教授、虚血グループに所属する医師、救急・災害医療講座医師とともに、臨床心臓血管病治療に携わっています。
【研究テーマ】
- 虚血性心臓病、閉塞性動脈硬化症、脳血管疾患などの動脈硬化性疾患における先進的なカテーテル治療の開発とその臨床応用
- 弁膜症・先天性心疾患・心筋症における先進的な治療とその臨床応用
- 動脈硬化性疾患例(虚血性心臓病、頸動脈狭窄症)から得られた粥状硬化プラークサンプルの解析による動脈硬化の病態解明
- 急性冠症候群における早期診断バイオマーカーの開発・研究
附属動物実験施設
Institute for Animal Experimentation【研究室構成および紹介】
- 助 教 成田 浩司
【施設紹介】
動物実験施設は研究支援組織であり、医学研究科で行われる動物実験は原則的に当施設で行われる。施設は精度の高い実験動物による高度な研究・教育が行えるように管理運営されている。動物飼養室は年間を通じて,温度22±2℃,湿度50±10%になるように維持され、実験環境が動物実験結果に与える影響ができるだけ少なくなるように配慮されている。スタッフも専任教官のほかに2級実験動物技術士資格のある技官をはじめ、約10名の職員が実験者の要望に応じている。
研究設備としては感染動物飼養室、トランスジェニック、ノックアウトなどの遺伝子操作動物をはじめ、免疫不全動物などが安全に飼養可能で、かつ実験中の動物を感染症から防御するためマイクロアイソレーションケージ、ラミナーフローラックなどが配置されている。これらの設備を利用して異種移植実験や糖尿病、高血圧などの疾患モデル動物を利用した病態の解明や感染症とサイトカインの相互関係解析などが、基礎・臨床両面から日夜精力的に行われている。
実験室は常時利用可能で、実験者が自由に使用できる大実験室のほかに、一定期間専有可能な共用実験室などを設備し、実験者が実験しやすい環境も充実している。
健康・スポーツ医科学センター
Center for Health Sciences, Sports and Exercise Medicine【センター長】 中路 重之
本センターは「スポーツや運動を通しての健康づくり」に活動の中心をおき、地域の皆さんの健康の維持・増進を目指します。また、スポーツ現場における適切な強化策(トレーニング方法、健康管理方法、コンディショニング方法など)の提案も行います。
移植医療研究センター
Transplantation Research Center【センター長】 大山 力
本センターは糖鎖工学,感染生体防御学,消化器外科学,循環呼吸腎臓内科学,小児科学,麻酔科学,泌尿器科学の各講座及び健康増進科学分野,障害保健学分野の研究者によって構成されています。肝,腎及び骨髄移植に関する研究を,講座の枠を超えて効率よく推進するために設立されました。
循環器病研究センター
Cardiovascular Research Center【センター長】 元村 成
循環器病の原因を解明し,高度な医療を提供するため,基礎と臨床の講座が一体となって分子レベルから生体レベルまでの一貫した教育と研究(トランスレイショナル・リサーチ)を目指します。
がん診療・研究センター
Comprehensive Cancer Center【センター長】 西條 康夫
「北東北がんプロフェッショナル養成プラン」と「地域がん診療連携拠点病院」の中核として,がん関連人材育成と基礎―臨床一体型の教育・研究・診療を展開し,地域医療に貢献します。