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法医学

【講座・部門等】

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【研究内容】

大きく2つに分けて研究している

(1)死体検査学
あらゆる状況の死亡例(剖検・死体検案)における、形態学的所見および試料の検査所見が、死因・病態・受傷機序等を客観的・普遍的に説明するものたり得るかどうかを科学的に検証する。
(2)臨床法医学
臨床法医学は英国の警察医の間で生まれた比較的新しい概念で、“法医学的手法を臨床医学(生体)に応用する学問”と解釈されるが、実際には“臨床医が行う法医学”の域に留まっているのが現状であり、実務面での活動に比べて、研究面では未だに確固たる方向性が見出されていない。法医学は死体の死因や死後経過時間の解明、損傷の受傷機転を判断するだけではなく、近年、法医学的見地からみた生体検査の必要性が指摘され、法医学的手法の生体検査への導入の可能性について検討されている。本研究は臨床法医学的研究の一例として、被虐待児の打撲傷における皮膚変色の受傷後経過時間の推定を客観的に行う方法を解明することを目的に、様々な手法を検討する。

【指導内容】

(1)司法・行政解剖の実例について徹底的な症例研究を行い、各所見解釈の客観性を常に吟味する姿勢が体得出来るよう厳しく指導する。
(2)臨床法医学の歴史を学ぶとともに、警察医活動の実態を把握し、現在の問題点と改善策を探る。また、法医学の日常の実務活動としての法医解剖と死体検案の基礎を指導しつつ、上記の研究内容について指導する。なお、警察署や児童相談所における生体検査についても、見学の許可が得られれば可能な限り同行して検査者の助手を務める。

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