ご挨拶

 この度、第3回日本区域麻酔学会学術集会を、弘前大学大学院医学研究科麻酔科学講座で開催させて頂くことになりました。弘前大学と言えばTIVAのイメージを皆さんお持ちだと思いますが、実は日本で初めて超音波ガイド下神経ブロックのハンズオンセミナーを開催した大学でもあります。その様な縁から、今回第3回学術集会大会長を拝命したのだと思っております。第1回の岡山、第2回の高崎が非常に盛況でしたので、第3回もその流れをさらに大きく出来ればと思い、目下学術集会の準備を進めているところです。
 今回のテーマは「区域麻酔とがん手術」とさせていただきました。最近の論文によれば、麻酔法によってがん患者の予後が影響を受けるようで、全身麻酔よりも区域麻酔、全身麻酔単独よりは全身麻酔に区域麻酔併用して全身麻酔薬やオピオイドの使用量を減らす方が、予後が良いとのデータが多く発表されています。このため、この話題を今回のテーマとし、特別講演の1つ目は基礎研究編として「局所麻酔薬のがん細胞への影響」に関連した話題でDr Daqing Ma (Macintosh Professor and Head of Anaesthesia Research, Imperial College London)にお話し願い、もう1つは臨床研究編として「がん手術と麻酔法」に関連した話題でDr Donal J. Buggy,(Professor of Anaesthesia, University College Dublin)にお話し頂く予定です。その他、例年通りハンズオンセミナーや区域麻酔に関する新しい話題を数多く提供させて頂きたいと思っております。
 開催場所のホテルニューキャッスルは、桜の名所で弘前城のある弘前公園から徒歩5分の位置にあります。また弘前公園周辺には、観光施設「津軽藩ねぷた村」があり、そこで津軽三味線の生演奏が聞けたり、民工芸品の見学・製作体験もできますし、弘前市立観光館・山車展示館では、ねぷたや民工芸品の展示を楽しめます。桜は、今年(H27)の様に暖かければ会期中に開花するかもしれません。学会期間中、合間を見て是非弘前観光もお楽しみください。
 多くの皆様のお越しを御待ちしております。

平成27年5月吉日
第3回日本区域麻酔学会学術集会大会長
弘前大学大学院医学研究科麻酔科学講座
教 授  廣 田 和 美