須郷由希

須郷由希

先輩からのメッセージ

麻酔科1年目の須郷です。今回は学生さんや研修医の先生向けに一筆書こうと思います。

 

先輩のメッセージ_須郷由希

私が麻酔科に興味を持ったきっかけは5年生の学生実習でした。その時は外科系か内科系かも決まっておらず、将来どうしようか考えていました。ある外科系の科で手術見学をしていましたが麻酔器寄りの場所で見学していました。ちょうど術者と麻酔科医の動きが見える場所です。血液、体液含めて10Lの喪失があった手術で、患者さんの循環血液量を考えると3回は入れ替わった計算になりましたが、その患者さんは無事に生きて帰っていきました。麻酔科医が輸液、輸血や昇圧剤での治療をしているのを見て、こういった縁の下の力持ちのような仕事もいいなと思ったのが始まりで今に至ります。

先輩のメッセージ_須郷由希

麻酔科は手術室やICU、ペインクリニック等と活躍の場が多岐に渡ります。麻酔科医の数は少しずつ増えているようですが、近年になって活躍の場が大幅に増えたため麻酔科医が不足している状況になっています。これを読んでいる学生さんや研修医の先生でもし興味があれば、麻酔科医という道を考えてみませんか。