展示室解説より
「セミナー医療と社会」
「セミナー医療と社会」は1991年12月7日の発足以来、より良い医療を求め、今日まで活動を続けてきました。活動内容は、年4回の勉強会を兼ねた発表会(例会)と年2号の機関誌の発行を主体としています。この展示会の期間中の6月29日には第40回例会をもち、また、機関誌も第21号が出る予定です。会員は500余名。その半数は人文系の方々、市民、マスコミや官公庁などの方々で、半数は医系の方々です。外国への機関誌発送は20部を数えます。
より良い医療は、人間社会を構成する多方面での継続した自覚と努力が求められるものであります。そのため、この会では具体的活動の基本を次の3つに置いております。
1 できるだけ幅広く、多くの人々の意見を汲み入れることによって、「医療」をもっと良くしてゆこう。それには、医師や看護師などだけが集まって議論するのではなく、人文系の方々、市民、マスコミや官公庁などの方々と膝をまじえた、いわゆる「学際的」な勉強会であること。
2 (科学としての)医学や医療技術の進歩は望ましいことであるのは勿論だが、それは「医療」の主要な要素の一つであり、それのみでは良い「医療」の実現は成り立たない。医学や医療の周辺にあり、これらを支えてもいる政治、経済、倫理、哲学などへの配慮も欠かせない。従って、より良い医師や看護師などの養成や確保には、これらのことなどにも、時代とともに、インパクトを与え、変わって貰わなければならない。
3 「グローバルに考え、地域的に行動する」ことを通して、この弘前、津軽、弘前大学から、世界へ向けて発信しよう。
この展示会をもつことにより、「セミナー医療と社会」の十年間の活動を顧みるとともに、ご批判をいただき、明日への力としたいと考えております。
(セミナー医療と社会 世話人代表 品川信良)