Lymphoblastの特徴

細胞質が狭い(N/C比が高い)

核小体は小型で目立たないものが多い

核クロマチンが、骨髄球系の芽球に比べてやや粗い

核に複くびれ(陥凹)を持つ

アズール顆粒に比べ、大きい顆粒を小数持つ

Lymphoblastの弱拡大像
ペルオキシダーゼ反応

芽球はペルオキシダーゼ反応に陰性である。

ペルオキシダーゼに陽性の顆粒球が右に見られる。

PAS染色

細胞質に赤紫色の顆粒状の陽性像を認める。

酸ホスファターゼ染色

細胞質に赤色顆粒状の染色像が認められる。

PAS染色と酸ホスファターゼ染色の意義

PAS染色と酸ホスファターゼ染色は、かつてその染色性により、リンパ芽球がT細胞性かB細胞性であるかの鑑別に用いられていた。

現在、リンパ芽球の性状の検索には、膜表面分子(CD抗原)の解析が行われている。