MAC (minimum alveolar concentration) 吸入麻酔薬の強さの指標
侵害刺激
負荷時に体動を示さない最小肺胞濃度(%)
ヒトでは皮膚切開、動物では尾を鉗子で締める。
Olive oil/gas partition coefficient 油−ガス分配係数(油への溶け易さの指標)
吸入麻酔薬の物理的特性と作用の強さ
吸入麻酔薬の特性を考える上で重要なパラメーターとして、MACと油−ガス分配係数があり、その間には密接な関係があります。
MACは吸入麻酔薬の強さの指標で、大きな値ほど薬物の作用は弱いことになります。
一方、油
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ガス分配計数は気化した薬物の脂溶性の高さを示しています。
図のように脂溶性が高いほど、MACの値が低い、すなわち麻酔作用が強く表れるということになります。