2.血液凝固阻止薬(Anticoagulants)
a.ヘパリン(Heparin)
肝臓で生成される硫酸化ムコ多糖類
アンチトロンビンVによる、各種セリン
プロテアーゼの不活性化作用を促進
(副作用)過敏症状、出血傾向、長期
投与による骨粗しょう症。
低分子ヘパリン (分子量4−6,000、
ダルテパリン) は出血傾向が減少
b.アルガトロバン(Argatroban)
抗トロンビン薬、慢性動脈閉塞症に
対して点滴静注
(副作用)
凝固時間の異常延長、出血増強
c.ワルファリン(Warfarin)
ビタミンK依存性の凝固因子の合成を阻害
(副作用)軽度の下痢、出血傾向。蛋白結合
率が高いため、重篤な薬物相互
作用を起こしやすい。