平成12年度後期3年次講義 『治療の薬理学的基礎』


毎週月曜日・火曜日1講時(8:40−10:10) 

2000年

月曜日1講時(8:40〜10:10)

火曜日1講時(8:40〜10:10)

10月 2日

(1)薬理学入門

10月 3日

(2)薬物受容体と薬力学

    9日

(体育の日祝日)

   10日

(3)生理活性物質と情報伝達系@

   16日

イオンシグナルの分子薬理学
     (柳澤輝行先生)

   17日

(4)生理活性物質と情報伝達系A

   23日

(5)吸収・分布・代謝・排泄

   24日

(6)自律神経系@ 解剖・生理

   30日

α受容体の分子薬理学      (辻本豪三先生)

   31日

(7)自律神経系A 神経伝達物  質と受容体

11月 6日

(8)自律神経系B コリン作動薬

11月 7日

(9) 自律神経系C アトロピン

   13日

(10)自律神経系D
  
  アドレナリン作動薬

   14日

(11)自律神経系E
  アドレナリン受容体遮断薬@

   20日

(12)自律神経系F
  アドレナリン受容体遮断薬A

   21日

(13)筋弛緩薬

   27日

(14)局所麻酔薬

   28日

(15)心臓・血管総論

12月 4日

(16)抗不整脈薬

12月 5日

(17)利尿薬

   11日

(18)心不全治療薬

   12日

(19)血管拡張薬と抗狭心症薬

   18日

(20)抗高血圧薬

   19日

(21)抗高脂血薬

         

          ※ 10/2〜12/19の分につき中間試験を行う  

2001年

月曜日1講時(8:40〜10:10)

火曜日1講時(8:40〜10:10)

 1月15日

(22)血液作用薬 (抗血栓, 抗貧  血)

 1月16日

(23)オータコイド@

   22日

(24)オータコイドA

   23日

(25)エイコノサイド、NSAIDS

   29日

(26)副腎皮質ホルモン

   30日

(27)気管支喘息治療薬、鎮咳・  去痰薬

 2月 5日

(28)消化器系治療薬

 2月 6日

(29)ホルモン・糖尿病治療薬

        

          ※ 全範囲につき期末試験を行う

 

特別講義講師 

10月16日 柳澤輝行先生  東北大学大学院医学部系研究科分子薬理学講座教授

10月30日 辻本豪三先生  国立小児病院小児医療研究センター小児薬理研究部長

 

平成13年度4年次前期

担当講師

 中枢神経系薬理学  (古川賢一助教授)

化学療法薬、制癌薬 (菅原和信薬剤部教授)

 

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薬理学教科書

 

1 “Basic and Clinical Pharmacology”第7版1998。Katzung B G編。

    a Lange Medical Book, Appleton and Lange.

   医学部の学生としては、このくらいの教科書で勉強して欲しいと思う本。書き換え(改

  訂)が頻繁に(2〜3年毎)行われており、新しい知見が多く取り込まれている。基礎

  薬理学も臨床薬理学も十分にカバーしており、現在第7版が出廻っており、1000頁程

  で5,700円と手頃。講義はこれを中心に行う。

 

2 Goodman and Gilman’s The Pharmacological Basis of Therapeutics”第9版1996年。

    Hardman J G, Limbird L Eら編、McGraw-Hill.

   薬理学教科書のバイブルとも言われ、5年毎に改訂されるので年によっては対応しき

  れない部分がでてくるが、96年第9版が発売されているので意欲ある君には購入を勧

  める。図などは完全に新しくなった。日本語訳が広川書店から出版されているが、各項

  目の訳者が不明であるうえに訳が適切でないところが散見される。講義の準備によく使

  用する。11,900円。但し、近々新版が出ると考えられる。(医師になった後でも使える)

 

3 医科薬理学 第3版1998年 栗山欣也、遠藤政夫、笹征史、大熊誠太郎編。

      南山堂 15,000円。

   現在出版されている日本語の薬理学教科書としては一番新しく、内容も豊富であり、

  値段が高いので昨年は特別には推薦しなかったが、講義を進める上で、1のKatzung

  教科書と類似している面が多々あるので、日本語説明の図として多数参考にしてプリン

  トを作成した。薬物受容体、細胞内伝達系、心循環器系など主要な部分を、山形大学の

  遠藤政夫教授が執筆しており、臨床薬理学の部分は熊本大学の石崎高志教授が執筆して

  いる。値段は高いが日本語教科書としては今一番推薦できる。

 

4 NEW薬理学 改訂第3版1996 田中千賀子ら編。  南江堂

   内容的には推薦に値し、作用機序など非常に微細にわたっている。日本の薬理学教科

  書のスタンダードになりつつあるが、一方で簡単すぎたり一部古くなった記載もある。

  但し、9,000円と価格は比較的安い。

 

5 標準薬理学 第5版1997 鹿取信ら編。  医学書院

   第3版までは推薦しなかったが、4版より内容を一新し最近の知見を網羅し、コンパ

  クトにまとまっている。97年4月末に刊行された第5版は、内容が大幅に改変され、

  内容がわかりやすくなったほか、新しい項目も多くなったが、値段も6,400円となり普

  通の本と同じになりつつある。

 

6 医系薬理学 遠藤仁、橋本敬太郎、後藤勝年編。中外医学社

   1997年7月に初版が刊行されたユニークな教科書である。特に生体内情報伝達系

  の理解と臨床医学との連帯を重視した内容である。しかし内容の不揃いの部分も多い。

  10,000円。

 

7 内科医の薬100 第2版1998年 北原光夫、上野文昭編。医学書院 3,800円。

 
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