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診療内容紹介

循環器グループ
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循環器グループ

虚血
不整脈
高血圧・脳卒中
虚血

 当科虚血グループにおける最大の特徴は、心臓救急医療に積極的に取り組んでいることで、周辺医療機関から急性心筋梗塞症、重症心不全などの重症心疾患を24時間受け入れております。急性心筋梗塞症ではカテーテルを用いた再灌流療法を積極的に行っております。心電図診断などお困りの際は24時間対応の0172-39-5246(大学病院1病棟7階)へご連絡ください。最近では閉塞性動脈硬化症や頸動脈狭窄症に対する血管内治療や弁膜症(大動脈弁狭窄症)、先天性心疾患(心房中隔欠損症)に対するカテーテル治療も積極的に行っております。

①狭心症(労作性狭心症と安静狭心症)
 労作性狭心症は、労作(階段を上がったり、雪かきをしたり)により、心臓に負担がかかって胸のあたりが圧迫されたり、重くなったり、なんとなく気分が悪くなる、などの発作が起こるものです。安静にすると速やかに改善し、また安静にしているときには発作は起こりません。心臓を栄養する冠動脈が狭くなっている可能性があり、適切な薬物療法やカテーテル検査が必要です。
 ときに安静にしているとき(夜間や寝ているとき)におこるタイプの狭心症(安静狭心症)もあります。冠動脈が痙攣して狭くなっている可能性があります。冠攣縮性狭心症や異型狭心症の可能性がありますので、適切な薬物療法やカテーテル検査が必要です。

②急性心筋梗塞
 心臓を栄養している冠動脈が突然詰まってしまって、酸素や栄養分がいかなくなる状態です。突然胸が締め付けられたり、圧迫されたり、大量の脂汗がでることもあります。状態が悪いと意識が悪くなったり、最悪の場合そのまま心臓が停止してしまうこともあり、一刻の猶予もありません。直ちに救急車を呼んで病院を受診する必要があります。40歳以上の男性、55歳以上の女性で狭心症の診断がされている方や糖尿病や高血圧をお持ちの方、喫煙者にこれらの症状が現れましたら、急性心筋梗塞を疑う必要があります。

③心臓弁膜症
 心臓には血液を効率よく送り出すために4つの弁があります。弁は血液を送り出した後に血液が逆戻りできないように働いています。弁膜症には弁の開きが悪くなる狭窄症と弁の閉じが悪くなる閉鎖不全症があります。弁の働きが悪くなると、心臓のポンプとして機能が悪くなり、心臓に負担がかかります。負担が増して、心臓が耐えられなくなると心不全といって、息が切れやすくなったり、呼吸が苦しくなったり、足がむくんだりします。適切な薬物療法を行い、必要な患者様にはカテーテル検査を行い、重症な患者様は外科手術で弁の修復・交換が必要となることがあります。

④心不全
 あらゆる心臓病や高血圧を放置したり悪化すると、息が切れたり、呼吸が苦しくなったり、足がむくんだりします。これが心不全です。心不全は症状の改善のために薬物療法と同時に専門的な検査を行い、原因の検索をしてそれらに対する治療が必要です。

⑤閉塞性動脈硬化症
 足の血管が動脈硬化で細くなったり、狭くなったりして起こる病気です。病気が進むと歩行中にふくらはぎが痛くなったり、足先が冷たくしびれるようなります。足の症状は休むと改善するため病院に行くのが遅くなることがありますが、放っておくと突然血流がなくなり、安静にしていても痛みがよくならなかったり、足の先が黒くなって壊死したり、最悪の場合、切断に至ってしまう病気です。また心臓の血管の病気や脳血管の病気を合併しやすいため、全身の動脈硬化の検査を行う必要があります。

⑥頸動脈狭窄症
 脳梗塞の原因の一つにアテローム血栓性脳梗塞があります。首の動脈の動脈硬化が悪化し、血栓がついてはがれて脳血管を詰まらせてしまう病気です。再発する可能性が高く、適切な薬物療法が必要です。重症な方にはカテーテル治療や手術をする必要がありますので専門医の診察が必要です。

⑦先天性心疾患
 生まれつき心臓の血管の付き方が異なっていたり、左右の心臓の壁に穴があいている病気です。多くは子供のうちに診断されますが、大人になってから偶然発見される方も多いです。症状は全くない方から、息が切れる、呼吸が苦しいなどの心不全の症状の方まで様々です。心臓超音波検査にてスクリーニングを行い、必要な方にはカテーテル検査を行い、重症な方は外科手術で修復が必要です。最近は左右の心房の穴が開いた心房中隔欠損症の7割は、カテーテル治療で治せることがわかってきました。

⑧肺動脈疾患
 心臓から肺に血液をおくるための血管を肺動脈といいますが、この肺動脈の圧力が異常に高くなるのが肺動脈性肺高血圧です。息が切れたり、呼吸が苦しくなったり、足がむくんだりと心不全の症状がでてきます。専門的な検査を行い、適切な薬物療法を行う必要があります。肺血管が血栓で狭くなったり、途絶してしまった方に対しては、カテーテル治療を積極的に行っております。

当科で行える治療
①冠動脈疾患(狭心症、心筋梗塞)
 経皮的冠動脈形成術
 経皮的冠動脈ステント留置術
 ローターブレーター

②閉塞性動脈硬化症
 四肢血管に対する経皮的血管形成術

③頸動脈狭窄症
 頸動脈ステント留置術

④弁膜症
 経皮的僧帽弁交連裂開術
 経皮的大動脈弁形成術

⑤先天性心疾患
 経皮的心房中隔欠損閉鎖術

⑥肺動脈疾患
 経皮的肺動脈バルーン形成術

不整脈

 頻脈性不整脈に対するカテーテルアブレーション治療にも積極的に取り組んでおり、年間約500件のカテーテル手術を行っています。東北内はもちろんのこと、国内においてもトップクラスの症例数です。とくに心房細動に対する肺静脈隔離術は年間300件以上にもなります。当科では現在、高周波カテーテル、冷凍バルーンカテーテル、ホットバルーンカテーテル、レーザーバルーンカテーテルでの治療が可能であり、わが国で承認されているすべてのカテーテルが使用できる、国内でも数少ない施設のひとつです。そのため、全国の施設から当院へアブレーション治療の見学に訪れる医師やメディカルスタッフは少なくありません。その数は過去4年間で延べ220施設を超えます。心房細動以外でも房室結節リエントリー頻拍、房室回帰性頻拍、心房粗動、開心術後の心房頻拍など複雑な頻拍に対しても3種類の3Dマッピングシステム(不整脈解析システム:CARTO、Rhythmia、EnSite)を駆使し、アブレーション治療を行っております。最近では、より難易度の高い心室性不整脈に対しても治療を行っており、年間約70件(全身麻酔下心外膜アプローチを含む)のカテーテル手術を行っています。そのため、最新の日本循環器学会/日本不整脈心電学会合同ガイドライン「不整脈非薬物治療ガイドライン」の協力員のメンバーに当科の2名の医師が選ばれており、我が国の不整脈治療においても重要な役割を果たしています。
 また、人が人を救うために開発された医療機器(デバイス)を活用したデバイス治療は、近年のリノベーションにより、より多様かつ多機能化しています。例えば、徐脈に対するペースメーカ治療においては、経静脈リードを有さないリードレスペースメーカが登場し、ペースメーカ感染やリード不全に対する解決策の一つとして広く活用され、心臓突然死の最も確実な予防法とされる除細動器治療にも劇的な変化がもたらされました。従来の経静脈除細動リードを有する植込み型除細動器(ICD)に加え、2014年からは着用型除細動器(WCD)が、そして2016年からは皮下植込み型除細動器(S-ICD)が使用可能となり、個々の患者さんの病態、病期、そしてライフスタイルに応じて、より柔軟な選択が可能となりました。当科では国内でもいち早く、これらのデバイスの導入を進めており(WCD使用 150例、S-ICD植込み 100例)、これまでの使用経験を国内外学会や論文発表を行い、その成果は本邦のガイドラインにも引用されています。
 また、デバイスに搭載された通信機能を活用した遠隔モニタリングは、自覚症状を伴わない不整脈や心不全悪化の早期発見のみならず、デバイス機能を継続的に監視することで、デバイスが植込まれた患者さんが安心して質の高い日常生活を送ることを影ながらサポートしています。当科では遠隔モニタリングを活用した遠隔診療の導入、導入後のデータ管理フローの構築、さらには心不全の早期診断法の開発についても積極的に取り組んでいます。

高血圧・脳卒中

 高血圧患者さんの診療は基本的には外来で行っています。二次性高血圧の観血的な手技による診断や治療は短期入院を原則としています。副腎静脈造影、サンプリング、腎動脈造影、腎動脈形成術等がその範疇に入ります。急性期脳卒中は基本的には弘前脳卒中・リハビリテーションセンターでの診療をお願いしていますが、慢性期の脳卒中患者さんは当科外来で通院加療が可能です。

FAX:0172-39-5248
※FAXの上お電話下さい。 TEL:0172-39-5246
お問合せ 循環器腎臓内科学講座 TEL:0172-39-5057
FAX:0172-35-9190

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