弘前大学アイソトープ総合実験室について


概要

弘前大学アイソトープ総合実験室は、放射性同位元素を用いた教育と研究の全学共同施設である。
 使用核種は34核種の使用承認を取っており、研究面では医学、理学、農学に関する幅広い実験に対応している。学生実習は非密封放射性同位元素を使用する実習を40人規模で行うことができる施設である。
 総合実験室では、このほかに全学共同で実施している、法令で義務づけられた教育訓練、再教育講習会と放射線安全取扱手帳に関する業務を行っている。
 放射性同位元素の使用に関しては、安全管理に注意をはらうことが重要である。適切な安全管理と利用の促進を旨に最善の教育ならびに研究の場を提供するために努めている。

沿革

昭和27年7月16日
 放射性同位元素研究室設置要項が評議会で承認され、医学部臨床研究棟内2室を改造して開設され、弘前大学における放射性同位元素を使用した研究が開始

昭和35年3月
 現実験室の前身である放射性同位元素研究室総合実験室が竣工した。この実験室は面積156uと小規模であったが全学共同利用研究施設として昭和57年3月まで使用

昭和35年9月17日
 放射性同位元素使用承認 使第140号

昭和36年6月
 「放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律」が制定

昭和57年3月
 現施設に移転新築、施設面積788u

平成11年3月
 学生実習施設の増改築工事開始

平成11年10月1日
 弘前大学アイソトープ総合実験室に改組

平成12年2月1日
 改修工事終了、研究用施設運用開始

平成12年4月1日
 増改築工事終了、全館運用開始、総面積1,305uの新施設が誕生


スタッフ

 室長               
 放射線取扱主任者    3名
 安全管理担当者           3名