研究室の紹介

21世紀は「脳の時代」である。当部門では神経難病の病態解明を目標に、形態と分子の両面から研究を進めている。「脳」は「心」である。自分のやっていることに誇りが持てて、いつかどこかで「やった」と思える瞬間があればその人は幸せである。また、「サイエンス」は「人間のドラマ」であると同時に「競争」でもある。自由な中にも競争を求めて、各自が魅力的な研究を行なっている。研究をやりたい方、脳に興味のある方を歓迎する。

ブレインカッティング(研究室研修にて)


現在の研究テーマ

1)加齢に伴う脳の形態学的変化、定量計測
2)痴呆性疾患における神経細胞死
3)パーキンソン病における封入体形成メカニズム
4)グリア細胞の機能と各種病態における変化
5)培養細胞系を用いた脳内生理活性脂質の発現調節機構
6)脳腫瘍の病理
7)各種のモデル動物を用いた病態解析

NEUROPATHOLOGYの表紙を飾ったレビー小体の電顕像
(Takahashi H, Wakabayashi K. The cellular pathology of Parkinson's disease. Neuropathology 21: 315-322, 2001)