従来の抗精神病薬のジレンマ
 1. 服薬遵守性の低下
    治療数週間後に陽性症状を軽減する。
    不快な副作用(EPS、陰性症状: 皮質D2遮断による)
 2.薬物投与中断1ヶ月で約10%の再発(半年で50%以上)
    その結果入退院を繰り返してしまう。
非定型抗精神病薬への期待
 セロトニン−ドパミンアンタゴニスト (SDA)
   ・ SDAは、辺縁系D2は遮断する一方、黒質線条体と中脳皮質の
    各ドパミン経路に抑制的に働く5-HT2A 受容体を遮断し、SDAに
    よるD2抑制を凌駕するドパミン遊離を惹起する。
    (更に皮質経路では5-HT2AがD2より高密度に存在) 
    これによりEPS 、遅発性ジスキネジア、陰性症状が軽減される。
   ・ 下垂体プロラクチン分泌細胞に対してセロトニンは亢進、ドパミンは抑制。 
    SDAはセロトニン受容体遮断でD2遮断を凌駕し、高プロラクチン血症を 
    改善する。
従来型と非定型の抗精神病薬