弘前大学医学部整形外科では，昭和６３年にスポーツ専門外来を開設し，以後，青森県内におけるスポーツ整形外科のフロンティアとして医療，研究を行っております。

１．外来診療（月・木曜日，午後）

　外来では，スポーツによる疾患・外傷のみならず，膝関節・足関節・肘関節・肩関節疾患の患者さんを中心に診察しております。現在は３名の専門スタッフが担当し，患者さんひとりひとりについて，わかりやすく適切な診療をこころがけております。

主な対象疾患
１）	各種スポーツによる外傷・障害
２）	膝関節：靱帯損傷，半月板損傷，骨軟骨損傷， 変形性膝関節症，膝蓋骨不安定症など
３）	足関節：足関節靱帯損傷，骨軟骨損傷， 変形性足関節症など
４）	肘関節：野球肘など
５）	肩関節：投球障害肩，肩関節脱臼，腱板損傷など

２．手術治療

　現在，膝関節，足関節，肩関節，肘関節のいずれの関節にも関節鏡視下手術を導入しており，最小侵襲手術手技（MIOS）に基づいた手術を行っております。特に，膝関節の靱帯再建術は，当施設を中心に年間２００件以上にのぼる手術を行っており，その手術成績は安定しており、県外からの患者さんもたくさん来院しております。

MIOS（ Minimum invasive orthopedic surgery）
　膝靱帯に対する鏡視下再建術
　膝・足関節骨軟骨損傷に対する鏡視下骨軟骨移植術
　反復性肩関節脱臼・肩関節不安定症に対する鏡視下制動術　など

３．保存治療（リハビリテーション）

各種術後のリハビリテーション
スポーツ外傷・障害に対する消炎鎮痛処置　
投球障害肩・野球肘に対するフォーム指導
スポーツ障害に対するバランス，筋力訓練　など

おしらせ

　スポーツ外来で診察をご希望される方は，初診の方については，午前の一般外来で初診受付となります。ご紹介の患者さんは，随時，受け付けておりますので，紹介状をご持参のうえ，月・木曜日の午後に整形外科外来への受診をお願いいたします。