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研究室構成および紹介 |
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●脊椎外科グループ:
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脊髄由来の上下肢のしびれ、痛みおよび運動障害の治療.
側彎症など脊椎変形の治療.脊髄空洞症・脊髄腫瘍など脊髄疾患 |
●手の外科グループ:
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図1:母指再建(クリックで拡大) |
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上肢・下肢の先天性形成不全、外傷・障害.
マイクロサージャリーを用いた組織移植による再建や
四肢の骨延長(図1:母指再建). |
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●股関節外科グループ: |
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変形性股関節症・大腿骨頭壊死症
骨粗鬆症など代謝性疾患 |
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●スポーツ医学グループ: |
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スポーツ選手の障害・外傷の予防・治療
膝・足関節疾患 |
そのほか、腫瘍、足の外科、リウマチ専門外来がある
(2)
現在の研究テーマ |
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●脊椎外科グループ: |
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側彎症検診とそのシステム作り
脊椎靭帯骨化症病因解明の遺伝子学的,分子生物学的研究 (図2, 図3).
メカニカルストレスと骨形成(図4).

図2(クリックで拡大) |

図3(クリックで拡大) |

図4(クリックで拡大) |
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●手の外科グループ: |
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骨の延長・成熟を促進する因子の解明
(図5)
遠位橈尺関節障害の病態究明
最小侵襲手術手技の開発 |

図5(クリックで拡大) |
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●股関節外科グループ: |
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人工関節置換術と骨密度の動態
大腿骨頭壊死の新たな治療方法の開発(図6)
人工股関節の開発と臨床応用
骨粗鬆症の疫学的研究(若年者骨密度) |

図6(クリックで拡大) |
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●スポーツ医学グループ: |
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膝人工関節置換術後のバイオメカニクス
靭帯再建に対する生体力学的及び分子生物学的研究(図7)
軟骨再生に対する生体力学的及び分子生物学的研究(図8) |

図7(クリックで拡大) |

図8(クリックで拡大) |
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(3)
卒後臨床研修 |
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1年目: |
大学附属病院内で6か月の整形外科研修,6か月の内科・外科・麻酔科研修. |
2年目: |
市立函館病院・八戸市民病院・国立弘前病院,県立中央病院いずれかで6か月の整形外科研修と6か月の内科・外科・麻酔科研修(外科系・内科系よりそれぞれ1科目を3か月選択する). |
(4)大学院への入学方法 |
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- 整形外科学講座大学院は、臨床研修2年間の終了後2名ほど入学を許可する.
- 整形外科へ入局後,基礎系大学院での研究も可能である.
- 社会人大学院(一般病院で勤務しながら研究を行なう)も受け入れる.
- 期間はいずれも早くて3年、通常は4年間
(5)現在所属の大学院生の研究内容 |
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- 脊椎靭帯骨化症の病因解明のための基礎的アプローチ:遺伝子学的アプローチ(東大医科学研究所)、分子生物学的アプローチ(生化学教室・薬理学教室).
- 骨の延長・成熟を促進する因子の解明.
- 骨粗鬆症の疫学的研究(衛生・公衆衛生学).
- 靭帯再建・軟骨再建に対する生体力学的研究及び分子生物学的研究
*()内は当大学基礎系講座、および他大学講座との共同研究
(6)大学院終了後及び卒後臨床研究後の進路 |
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弘前大学附属病院整形外科及び34関連病院にて臨床研修を行なう.7年目に受験資格が得られる整形外科専門医試験に向けて、十分な臨床経験が可能な研修システムを実現している.その後、海外での研修、各研究グループでのスタッフとしてのさらなる修練を推奨している. |
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