肺魚研究会 of Haigyo kenkyukai

脊椎動物が水棲から陸棲へと変遷していく道筋においてそのからだの構造は大幅な作り変えがなされています。陸棲四足類の進化の源とされる肉鰭類の肺魚はまさにその過程を体現していると推測されます。このことから私たちは、オーストラリア肺魚を用いて脊椎動物のからだの成り立ち、特に循環器系(リンパ管・血管)の形態形成について研究を行っています。この度、肺魚に関心をもつ様々な分野の研究推進の一助になることを目指して肺魚研究会を発足することとしました。多くの研究者の方々に興味を持っていただき、研究試料の提供と活発な情報交換を通して日本の肺魚研究のコミュニケーションの場として活用して頂ければ幸甚に存じます。



平成25年3月11日
肺魚研究会代表
下田 浩(弘前大学大学院医学研究科生体構造医科学)