活動内容

2018/12/10 平成30年度「心のサポートアンケート」結果返却を行いました

当センターでは、市内公立小中学校の児童生徒・保護者を対象として、心の健康に関する調査を毎年9月に実施しています。4回目となる今年も、弘前市教育委員会や各校の先生方、保護者の皆様にもご協力いただき、 調査を実施することができました。
 11月中旬に集計が終了し、児童生徒一人一人への個別結果・保護者への全体傾向資料・学校の先生方への結果表の形で、各学校へ結果返却を行いました。
 結果が返ってきた方は、9月時点での心の調子と今の調子を比べていただいたり、昨年の結果と今回の結果を見比べて、少しでも自分自身の心の健康に目を向けていただくきっかけにしていただけると嬉しいです。
 改めて、ご協力を頂いた関係者の皆様に、御礼申し上げます。
 

2018/8/31 第37回日本心理臨床学会にて自主シンポジウムを開催しました。

神戸国際会議場で開催された、第37回日本心理臨床学会にて、『新しい子どもの発達アセスメントツール』と題して自主シンポジウムを行いました。 シンポジストとして名古屋学芸大の浜田恵先生、神戸学院大の村山恭朗先生に、指定討論者として旭川教育大学の萩原拓先生にご協力いただきながら、近年邦訳された(また現在日本版作成中の)アセスメントツールを紹介し、子どもの発達の包括アセスメントについて議論しました。 必要なタイミングで適切なアセスメントツールを活用しながら切れ目のない支援を続けていくために、どのように心理士が他の職種の専門家と連携を図っていくのがよのか、参加して下さった方々の意見も大切に、今後も様々なことを考えながら実践を続けていきたいと考えています。
 ご協力いただいた先生方、シンポジウムに参加して下さった方々、会場設営等お手伝いいただいたスタッフの皆様に感謝申し上げます。

2018/8/18 「子どもの発達に関する連続勉強会」にて研修を行いました。

保育園・幼稚園・児童発達支援センターの先生方を対象とした、アセスメント研修を行いました。前半はアセスメントの種類や方法、メリットやデメリット等について確認し、後半は園の先生方が実施し活用することを目的に開発された「保育・指導要録のための発達評価シートTASP」について、目的や実施方法、活用方法等の解説を行いました。参加して下さった先生方からは、アセスメントツールが少し身近なものとして捉えられるようになった、何のために実施するのかということがわかった等の感想を頂きました。アセスメントツールも適切に利用していただき、必要な方に役に立つ資料となるよう、これからも情報を発信していきたいと思います。(主催の児童発達支援センターはぁとの皆様、ありがとうございました。)

2017/12/4 平成29年度「心のサポートアンケート」結果返却を行いました

子どもセンターでは、市内公立小中学校の児童生徒・保護者を対象として、心の健康に関する調査を毎年9月に実施しています。今年も弘前市教育委員会や各校の先生方、保護者の皆様にもご協力いただき、 調査を実施することができました。
 実施した調査は11月中旬に集計が終了し、児童生徒一人一人への個別結果・保護者への全体傾向資料・学校の先生方への結果表の形で、各学校へ結果返却を行いました。
 結果が返ってきた方は、今回の結果と今の調子を比べていただいたり、昨年の結果と今回の結果を見比べて、少しでも自分自身の心の健康に目を向けていただくきっかけにしていただけると嬉しいです。
 改めて、ご協力を頂いた関係者の皆様に、御礼申し上げます。
 

2017/11/18-19 第36回日本心理臨床学会にて発表を行いました。

パシフィコ横浜で開催された、第26回日本心理臨床学会に参加しました。18日には、シンポジストとして名古屋学芸大の浜田恵先生、指定討論者として神戸学院大の村山恭朗先生にもご協力いただきながら『地域に根差した子どもに対するに対する包括的な発達支援と臨床心理士の役割』と題して自主シンポジウムを開催しました。切れ目のない支援を続けていくためにどのように心理士が繋ぐ役割を担っていけるのか、参加して下さった方々の意見も大切に、今後も様々なことを考えながら実践を続けていきたいと考えています。
 19日には、
『発達障害児の感覚処理の特性と保護者の育児ストレスの関連』として、特任助手の安田がポスター発表を行いました。沢山の方に興味を持って頂いたこと、こころより感謝申し上げます。

2017/7/5~8 DCD(発達性協調運動障害)の国際学会にて発表を行いました。

7月5日から3日間、オーストラリアで開催されたDevelopmental Coordination Disorder(DCD)の国際学会に2名が参加し、ポスター発表を行いました。

<演題>
・足立匡基:Behavioral Problems in Preschool Children with   
      Developmental Coordination Disorder.
・高橋芳雄:Developmental Coordination Trait in Japanese
      Pre-schoolers Impact on Parenting Stress.

 DCD(発達性協調運動障害)は、目と手や手と足など協調して動かすことが極端に苦手等、不器用に関する発達障害です。ASDやADHDに比べてまだまだ知られていない分野なので、今回の学会や今後の研究・発表を啓発に役立てていければと考えています。

 来年4月には、弘前にて第2回DCD-Japanが開催されます。
 

2017/3/22 世界自閉症啓発デー記念イベントin弘前&出張相談会のお知らせ

今年も自閉症啓発デー記念イベントを下記の日程で開催いたします。今年はイベントの前に青森県発達障害者支援センター「わかば」(津軽地域)さんによる出張相談会も行います(事前予約推奨)。

 日時:2017年4月2日(日) 場所:弘前大学医学部コミュニケーションセンター
   ☆出張相談会:13:00-15:00  事前申し込み受付中 →詳細はコチラ
   ☆記念イベント(シンポジウム):15:30-17:30 申込不要 →詳細はコチラ

 興味のある方はぜひご参加ください!
 

2017/2/9 ペアレント・プログラム アドバンストワークショップin青森 報告

青森市のアピオ青森にて、「ペアレント・プログラム アドバンストワークショップin青森」が開催され、講師の辻井正次先生による3時間の研修が行われました。
 今回の研修は、主にペアレントプログラムの参加型研修を受けられた方を対象とした研修でしたが、これまでペアレントプログラムに参加したことがない方も多く参加され、先生方の保護者支援への関心の高さが伺えました。

 今回の研修が一つのきっかけとなり、青森県でもペアレントプログラムが当たり前に提供できるような仕組みが作られていくように、自治体や支援者の方々に情報を発信し続けていきたいと考えております。
 

2016/10/27-29 第57回日本児童青年精神医学会にて発表を行いました。

岡山県岡山市で10月27日より3日間行われた、第57回日本児童青年精神医学会に参加しました。当センターの特任助教の足立が 『スクリーニングツールに基づく児童思春期におけるASD有病率の推計およびASD傾向と適応状態の関連』として口頭発表を行い、 特任助手の安田が『短縮版感覚プロファイルを用いた子どもの感覚の特異性と発達障害特性の関連』としてポスター発表を行いました。
 発表内容やセンターの活動に興味を持って下さった方が沢山おられたこと、大変嬉しく思います。これからも様々な情報を発信できるように、研究や実践を積み重ねていきます。

2016/9/1 福島支援:心の健康相談を実施いたしました

福島県の小中学校で「心の健康相談」を行いました。児童精神医学を専門とする医師6名、臨床心理士8名が毎年8月~9月に実施している心のサポートアンケートの結果を元に個別の面接を行い、児童生徒が感じている悩みや心配事への解決方法を探ったり、児童生徒の健やかな成長を促すために先生方に見ていただきたいポイントをお伝えしました。
 日々色々なことを感じながら、学業や課外活動等を頑張っている子どもたちはとてもたくましく、先生方は本当に丁寧にひとりひとりの指導・支援をしてくださっています。身体の健康だけでなく、心の健康も定期的に点検をして、ひとりひとりが充実した生活を送れるように、我々も出来ることをサポートしていきたいと思っています。
 

2016/8/5 9月から始まる「ペアレントプログラム」の参加者を募集しています

ペアレントプログラムは、「落ち着きがなくて大変」「いつも子どもを叱ってしまう」など、お子さんの気になる様子や対応に困っておられる、保護者の方を対象とした子育て講座(グループレッスン)です。
 日常のことや子育てについておしゃべりをしながら、今までやってきたことを整理してみませんか?
 今回は就学前のお子さんの子育てをされている方を対象としています(弘前市外にお住いの方でもOKです)。

興味のある方は、こちらのチラシ をご覧頂き、ご応募ください。

 日時:2016年9月7日、9月14日、9月28日(計3回 入門コース)
  時間/場所:10:30~12:00 / ヒロロ3階駅前こどもの広場(青森県弘前市大字駅前町9-20)
  対象:就学前のお子さんを子育てされている保護者の方

 *11月からは応用コース(3回)が始まります。追ってアナウンスいたします。


2016/7/19-20 染木史緒先生による特別講演が行われました。

ニューヨーク市立大学スタッテンアイランド校で特別支援教育の教員養成に携わっておられる染木史緒先生をお招きして、特別講演会を開催いたしました。
 講演は2部構成で行われ、初日は「発達障害のアセスメント」というテーマで医師や心理士が中心に参加し、2日目は「障害のある生徒の合理的配慮とモディフィケーション」というテーマで主に教育に関わる先生方に参加していただきました。
 アセスメントに関して検討すべき点や、ユニバーサルデザインの考え方について非常にわかりやすく丁寧に教えていただきました。参加者の方からも大変役に立つ内容でありがたかったという感想が多数寄せられていました。

2016/5/11~14 自閉症の国際学会IMFARにて発表を行いました。

5月11日から4日間、ボルチモアで開催されたThe International Meeting for Autism Research (IMFAR) 2016に参加し、当センターが関わる弘前大学チームから4名が発表いたしました。

<発表内容>
中村教授(センター長):CNV Analysis and Exome Sequencing in Japanese Autism Spectrum Disorder Subjects
足立匡基(特任助教):Applicability of the Autism Spectrum Screening Questionnaire Parent Form to 5-Year-Old Children
斉藤先生(神経精神科):Prevalence of Autism Spectrum Disorder in a Japanese Community-Based Population Sample of Five-Year-Old Children
高柳先生(元センター員):Applicability of the Autism Spectrum Screening Questionnaire Parent Form to 5-Year-Old Children

研究者の方々に頂いた意見や、新しく得られた情報を今後の研究に役立てていきたいと思います。


 
  
 センター長:中村和彦教授(上)   神経精神科:斉藤まなぶ先生(上)  ポスター発表会場の様子
 特任助教:足立匡基(下)      元センター員:高柳伸哉先生(下)  

 

2016/4/18 「五所川原市就学指導研修会」にて研修を行いました。

4月18日に行われた五所川原市就学指導研修会にて、「親子の心を支援するペアレントペアレントプログラム」と題して、研修を行いました。五所川原市内の幼稚園・認定こども園、保育所の方々や、小中学校の先生方あわせて52名の先生方に参加していただきました。

研修では、ペアレントプログラムの背景やポイントの説明・演習等を通して、バランスのよい考え方で子どもの行動を捉えることについて、また学校の先生のペアプロの考え方活用方法等についてご紹介させていただきました。先生方には演習にも非常に熱心に取り組んでいただき、「子ども観や子育て観について客観的に捉え直すための方法を学ぶことが出来た」というお声をいただきました。

今年度も実際に弘前市内でペアレントプログラムを実施する予定ですが、今回のような支援者の方向けの研修会でも、ペアレントプログラムのお話をしていきたいと考えています。 



2016/4/2 「第4回自閉症啓発デー記念イベントin弘前」が終了いたしました。

4月2日に弘前大学医学部コミュニケーションセンターにて、第4回自閉症啓発デー記念イベントin弘前が開催され、特別講演とミニシンポジウムが行われました。

今年の特別講演は、昨年度3月に弘前大学大学院保健学研究科をご退官された、野田美保子教授による「自閉症児の感覚統合の治療の実践part2」でした。感覚統合療法自体やそのポイントについて、映像も活用しながら丁寧に紹介して下さり、参加者からも非常に分かりやすかったと好評でした。
 ミニシンポジウムでは、「就学をめぐる切れ目のない支援を考える」というテーマで、船沢こども園の若林一哉園長、療育支援センターの三浦睦智美先生、当センターの足立匡基に発表していただきました。それぞれの機関がさらに連携し、弘前市の子どもたちへの支援が一層充実していくことが望まれます。
 そして今年はブルーライトの点灯式が行われました。旧弘前市立図書館が日の入りとともに徐々にブルーの光に包まれていく姿は心に深く感じるものがありました。


 
  
 特別講演             当日の会場の様子        ブルーライトアップの様子
 野田 美保子 先生      

2016/2/13 子どものこころの発達をみんなで考える会 報告

弘前市の岩木文化センターあそべーるにおいて、弘前大学と中南地域の教育関係者による中南地区連携推進協議会の主催で「子どものこころの発達をみんなで考える会」が開催されました。
 国立特別支援教育総合研究所理事長の宍戸和成先生にご講演いただき、シンポジウムでは筑波大学附属久里浜特別支援学校校長・筑波大学教授の下山直人先生に指定討論者としてご登壇いただき、大変貴重なお話とともに中南地域の取り組みへのエールをいただきました。当センターからは、中村教授による生物学的基盤からの発達障害理解やセンターの活動紹介を行いました。またシンポジウムでは下山先生、大成小学校の西澤先生と、学校教育の重要性とともに子どもを取り巻く大人たちが協力して関わっていくことの必要性を共有させていただけました。
 当日は約260名もの方々にご参加いただき、大変な盛会となりました。中南連携推進協議会をはじめ、当センターとしても地域の支援者や保護者とともに子どもを支える仕組みづくりに貢献できるよう取り組んでまいります。

2016/2/6 子どもみんなシンポジウムin青森 報告

青森市のウェディングプラザアラスカにおいて、当センター主催で「子どもみんなシンポジウムin青森」を開催しました。大阪大学特任講師の和久田学先生と、浜松市精神保健センター所長の二宮貴至先生にご講演いただき、さらに青森県教育委員会から県内の状況報告を受けたシンポジウムも行いました。
 インフルエンザが流行っている大変な時期にも関わらずご参加いただいたみなさま、誠にありがとうございました。フロアからの、より一層の理解や支援が子どもたちの現状についてのご意見をはじめ、アンケートにて「是非多くの先生方に知ってほしい」などご評価いただきました。今回のイベントで終わらせず、今後の地域と連携した活動につなげてまいります。

2016/1/12 弘前市内の小中学校にて、教員研修会を行っています。

弘前市内の小中学校にて、27年度の心のサポートアンケートの結果に関する教員研修会を行っています。アンケートを実施する背景やこれまでの研究で明らかになっているこころの問題に関するお話、デモンストレーションや結果の解説等を1時間程度でお話させていただいています。
 先生方にはいつも熱心に耳を傾けていただいており、大変嬉しく思います。これまでの学校での取り組みとこのアンケートが結びついて、さらに役に立つ指標として先生方にもご活用いただけるものになることを願っています。
                                  城東小学校での研修の様子


2015/12/17  平成27年度「心のサポートアンケート」結果の返却を行いました。

弘前市内の小中学生とその保護者を対象とした「こころのサポートアンケート (自分の気持ちを知るためのチェックリスト)」について、今年度は9月に実施し、先日結果を各学校へ返却いたしました。

 このアンケートは子どもたちの心の状態(元気・落ち込み気味など)や、生活での適応の状態などを把握し、学校での今後の指導・支援に役立てていただく目的で行っています。毎年の子どもたちの状態を把握して悪循環により生じる心の問題の悪化を予防したり、子どもたちの心の健康を高めて生活の質が向上するように、今後活用方法の研修や支援活動も行っていく予定です。
 今年は市内全ての小中学校で実施し、多くの保護者にも回答していただきました。誠にありがとうございました。実施にあたって様々なご意見を下さった先生方、多忙な時期に日程を調整し実施に協力してくださった担当の先生方にも感謝いたします。

 今後もよろしくお願いいたします。




2015/12/16 <発達科学研究教育奨励賞>を受賞しました。

公益財団法人発達科学研究教育センター(CODER)が実施する、平成27年度の研究助成事業において、当センターの特任助教の足立匡基が、<発達科学研究教育奨励賞>を受賞いたしました。
 
 発達科学研究センター(CODER) 受賞者リスト をご覧ください。

●研究課題
「親の肯定的・否定的養育行動と発達障がい児の向社会的行動および内在化・外在化問題との関連」

2015/12/9 福島支援活動~取り組みのご紹介。

センターでは、東日本大震災後の支援活動として、浜松医科大学子どものこころの発達研究センター・福島大学子どものメンタルヘルス支援事業推進室のメンバーと合同で、福島県での子どもたちへのメンタルヘルスサポート事業を続けています。

弘前チームは主に、小中高での心理教育プログラムを実施し、児童生徒に「こころの働き」や「ネガティブ感情の対処方法」などを伝えています。

真剣に自分の心と向き合う子どもたちの姿はたくましく、我々が学ぶことも沢山あります。この活動が、子どもたちひとりひとりの将来に役立つことを願って、こころのメンテナンスの大切さを伝え続けていきたいと思っています。


★いわき市内の高校での授業風景★

 

2015/11/11 一般向け「ペアレントプログラム」の受講者を募集しています

ペアレントプログラムは、「落ち着きがなくて大変」「いつも子どもを叱ってしまう」など、お子さんの気になる様子や対応に困っておられる、保護者の方を対象とした子育て講座(グループレッスン)です。
 具体的には、普段の子育てを振り返ったり、一緒に参加している親御さんと話しながら、「行動で考えること」「ほめ方のポイント」などについてコツを学んでいただきます。

興味のある方は、こちらのチラシ をご覧頂き、ご応募ください。

 日時:11月30日、12月14日、12月21日、1月18日、2月1日、2月15日(計6回コース)
  時間/場所:10:30~12:00 / 弘前大学附属病院
  対象:4歳~7歳のお子さんを子育てされている保護者の方
                             *応募締め切り 2015年11月24日(火)

2015/11/1 第18回FOUR WINDS乳幼児精神保健学会にて発表を行いました。

弘前市民会館にて10月31日より2日間行われた、FOUR WINDS乳幼児精神保健学会第18回全国学術集会に参加しました。

精神保健・心理分析部門にて、弘前大学神経科精神科の斉藤まなぶ先生より『乳幼児期における自閉スペクトラム症の早期兆候の考察』、当センターの特任助手の吉田が『某市における乳幼児健診についての考察』として講演発表とポスター発表を行いました。

現在行っている5歳児発達健診からみえてくる子どもたちの特徴や健診のシステムなど、様々な点について、今後も専門家の先生方・地元の方々と情報共有していきたいと考えています。
  

2015/9/30 第56回日本児童青年精神医学会にて発表を行いました。

横浜パシフィコにて9月29日より3日間行われた、第56回日本児童青年精神医学会に参加しました。

当センターより、特任講師の高柳が『小中学生における発達特性と抑うつ、不適応の関連』、特任助手の吉田が『発達特性傾向、ストレス要因と攻撃性の関連』について発表を行いました。

今後も様々な学会や研修会を通して、センターが行っている研究や活動について、発信していきたいと思います。


2015/9/10 松本かおり先生による特別講義が行われました。

金沢工業大学講師の松本かおり先生をお招きして、「乳幼児期におけるASD把握のポイント(ADOSモジュール0~2を中心に)」というテーマで特別講義をしていただきました。午前中は前任の浜松医科大学で中心となって活動されていた出生コホートプロジェクトを通して、乳幼児期の早期兆候の捉え方についてご講演いただきました。午後は自閉症スペクトラム障害の診断や評価に特化した検査であるADOSの紹介や、これまでの経験を踏まえたプロジェクト運営のための姿勢や留意事項などについてお話いただきました。
 連携・活動の姿勢・専門性など、非常に大切なことを再確認することができた、大変貴重な講義でした。


2015/9/9 ペアレントプログラムWS(支援者向け)の全日程が終了しました。

弘前市との共催で計3日間にわたって行われた、ペアレントプログラムWS研修が終了いたしました。全日程参加の方を対象とした研修会でしたが、20を越える園や療育施設などの先生方にご参加いただき、充実した研修会となりました。参加者の先生方々にはグループに分かれていただき、より実践に近い形でペアプロの内容や運営方法を学んでいただきました。

 子育て支援の一つの方法として、より多くの支援者の方に活用していただけるよう、今後も研修会を企画していきたいと考えています。


2015/8/18 弘前市第一中学校にて、教員研修会を行いました。

弘前市第一中学校にて、教員研修会を行いました。昨年度より弘前市内の小中学校で実施している「こころのサポートアンケート(自分の気持ちを知るためのチェックリスト)」の調査について、調査の背景や趣旨説明、これまでの調査で明らかになっていることの紹介や今年度の実施に向けたアンケートの活用方法について、本センター特任助教の足立より先生方に説明させていただきました。先生方からは「趣旨が納得できた」「何に気をつければよいかわかった」などの感想をいただき、大変有意義な会となりました。



2015/6/28  第17回東北児童青年精神医学会にて、発表を行いました。

6月28日に弘前大学医学部コミュニケーションセンターにて、第17回東北児童青年精神医学会が開催されました。今年は弘前大学医学科神経精神医学講座と本センターが運営を担当いたしました。

午前の一般演題では、当センター特任助教の足立が小中学生における抑うつの保護・悪化要因に関する発表を行いました。また午後の特別講演には、大阪大学大学院連合小児発達研究科特任講師の和久田学先生、浜松市精神保健福祉センター所長の二宮貴至先生にお越しいただき、「現場を変えるいじめの科学」「学校で自殺が起こるとき」と題して、学校現場でも医師にとっても非常に役立つ貴重なご講演をしていただきました。


 
  
 本センター           大阪大学大学院連合小児発達研究科 浜松市精神保健福祉センター
 特任助教 足立匡基       特任講師 和久田先生       所長 二宮先生


2015/5/28  平成27年度保育等研修会にて、講演を行いました。

5月28日に行われた保育等研修会において、講演と演習を行いました。前半は発達の特性と診断判定の考え方や具体的な行動から子どもを理解することなどについて、また後半は、保護者への支援としてのペアレント・プログラムについてご紹介し、園の先生がたが実施することのメリットなどをお話させていただきました。

当日は60名以上の方が参加され、演習も非常に熱心に取り組んで下さいました。


 
  
当日の様子

 ペアレント・プログラムのワークショップは8月にも実施予定です(支援者の方対象です)

2015/4/29  当センターの開所式が行われました。

平成27年4月29日、当センターの開所式が医学研究科主催で行われました。

文部科学省高等教育局の三浦和幸様をはじめとして、子どものこころの発達研究センターの立ち上げに関わってくださった近畿大学評議員の本間正明様ほか、全国5つのセンターからセンター長が駆けつけて下さいました。

ご来賓の挨拶終了後には、センターの活動報告として、大阪大学大学院連合小児発達学研究科長の片山泰一先生、当センター長の中村和彦が発表し、さらには地方独立行政法人 大阪府立病院機構理事長の遠山正彌先生より、「発達障がいを取り巻く現状と課題」と題して特別講演が行われました。
 会場には県内外から100名以上の方々が集まり、開所式は盛会のうちに無事終了しました


 記念撮影の様子

2015/3/2  「心のサポートアンケート」結果の返却を行いました。

当センターでは、平成25年4月に弘前市教育委員会と弘前大学大学院医学研究科で締結された連携協定のもと、市教委と連携して市内の児童生徒の健康の保持・推進に関する様々な取り組みを行っています。

その一環として、昨年11月に「こころのサポートアンケート (自分の気持ちを知るためのチェックリスト)」を市内の小中学校で実施し、結果を各学校へ返却いたしました。

このアンケートは子どもたちの心の状態(元気・落ち込み気味など)や、生活での適応の状態などを把握し、学校での今後の指導・支援に役立てていただく目的で行っています。毎年の子どもたちの状態を把握していくことで、悪循環による心の問題を予防したり、子どもたちの心の健康を高め、生活の質が向上することにつながっていきます。

今年度は市内29の小中学生約6000名と、保護者約5600名に回答していただきました。誠にありがとうございました。また実施にあたり、様々なご意見を下さった先生方、多忙な時期に日程を調整し実施に協力してくださった担当の先生方に感謝いたします。

 今後もよろしくお願いいたします。 



2014/12/10  2014年度 「弘前市ペアレント・プログラム」 が終了しました。

就学前のお子さんの子育てをされている、弘前市にお住まいの保護者の方を対象にした子育て支援講座(全6回)が終了しました。

ペアレントプログラムは、お子さんや保護者の方自身の今の状態を行動で整理していくなかで、出来ていることに目を向けたり、ほめるコツを学ぶなど、楽しい子育てにつながるポイントを学び実践していくコースです。

はじめは緊張をしていた保護者の方々も、後半はかなり慣れてきて、とても良い雰囲気のなかで、お子さんや保護者の方自身のよいところ(努力しているところ・困っているところも)を伝え合うことが出来たのではないかな?と感じています。

このクールでは、弘前市・青森市で活躍されている、多くの支援者の方々にも参加していただきました。ありがとうございました。


「駅前こども広場(ヒロロ)」をお借りしました。

この回のテーマは「行動で書く!」