
プログラムの特徴
耳鼻咽喉科頭頸部外科の扱う疾患は、部位が頭頸部に限られているものの、対象患者の年齢層は新生児からお年寄りまで、また領域も内科系の検査診断学から外科系の手術手技まで多岐に渡ります。
本プログラムでは、このように幅広い領域に対応して各専門分野の専門スタッフから直接研修指導を受けて、耳鼻咽喉科頭頸部外科の疾患に対する診断と治療に関する専門的な知識と技術の習得を目指します。
研修開始から終了までの概要とポイント【研修期間:4年】

研修先及び研修内容 | |
【基本的研修プラン】 | |
1年目 (卒後3年目) |
基幹施設(弘前大学医学部附属病院) ・基本的臨床能力の習得 |
2年目 | 専門研修連携施設(AグループまたはBグループ) Aグループ:青森県立中央病院、弘前総合医療センター Bグループ:青森市民病院、大館市立総合病院 ・耳鼻咽喉科頭頸部外科の疾患に対する診断及び治療の実地経験を積む。 ・様々な手術手技や救急対応を身につける。 |
3年目 | 基幹施設(弘前大学医学部附属病院)または、 専門研修連携施設(AグループまたはBグループ)および関連施設 ・術者として対応できる領域の拡充をはかる。 |
4年目 | 基幹施設(弘前大学医学部附属病院) ・中核病院で得た技術・知識に加えさらに専門性を高める研修を行う。 ・学会での発表や論文執筆も積極的に行う。 |
【地域大学連携プラン:Cコース】 | |
1年目 | 大阪公立大学医学部附属病院 ・基本的臨床能力の習得 |
2-3年目 | 弘前大学医学部附属病院で1年間以上の研修を行い、さらに地域医療を担う専門研修連携施設(AグループまたはBグループ)および関連施設でも実地経験を積み様々な手術手技や救急対応を身につける。 ・複数の専門領域の研修を行い、臨床研究を進めて学会へも積極的に参加する。 ・地方部会や研究会での発表も行う。 |
4年目 | 大阪公立大学医学部附属病院 ・専門領域の研修を行いながら、全国学会での発表および論文作成 などを行う。 |
どちらのプランも4年間の研修にて予定された全カリキュラムを終了後に、専門医試験の受験資格が得られます。
専門研修連携施設

【Aグループ】 地域の中核病院 |
青森県立中央病院、弘前総合医療センター |
【Bグループ】 地域医療を担う病院 |
青森市民病院、大館市立総合病院 |
【Cグループ】 地域大学附属病院院 |
大阪公立大学医学部附属病院 |
専門研修関連施設 | つがる総合病院 |
むつ総合病院 | |
国保黒石病院 | |
八戸市立市民病院 |
サブスペシャルティ領域への展望
日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会専門医を取得後に、弘前大学医学部附属病院で一定期間の研修を行い、定められた症例数を経験することにより、日本アレルギー学会アレルギー専門医および日本頭頸部外科学会頭頸部がん専門医の受験資格が得られます。
大学院・留学について
大学院に関しては専門研修と並行して大学院への進学が可能です。専門研修を行いながら、研究時間を設けて大学院学位取得を目指します。社会人大学院制度を利用すれば、経済的にも負担が少なく研修することができます。
また、希望があれば国内・外を問わず留学も可能です。
指導医からのメッセージ
耳鼻咽喉科頭頸部外科の扱う領域は耳科・鼻科・頭頸部外科など多岐に渡っています。本プログラムにてこの広い範囲を余すところなく研修してください。研修修了後、専門医資格を取得していただきたいと思います。その後は幅広い選択肢の中からそれぞれの専門領域に進み、我々スタッフとともにスペシャリストを目指していきましょう。
お問合せ先 [下記の内容以外にも、お気軽にお問い合わせ下さい。]
・入局に関するお問い合わせ
・講座説明会のお問い合わせ及び参加のご連絡
・講座見学のお問い合わせ
・専門研修プログラムのお問い合わせ
弘前大学大学院医学研究科耳鼻咽喉科・頭頸部外科学講座
担当者 高畑 淳子(講師)
〒036-8562 青森県弘前市在府町5番地E-mail orl@hirosaki-u.ac.jp

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