後期研修について
コース名
弘前大学医学部附属病院放射線科シニアレジデントコース
研修プログラムとして以下の3コースがあります
- 放射線科専門医コース
- 腫瘍学コース
- 画像診断コース
放射線科専門医コース
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専門医について(ホームページ)
- 現在約4000人の放射線科専門医が全国で活躍しています。毎年約300名が専門医試験に合格し、専門医となっています。専門医を目指すためのコースで、コースの3年目(卒後5年目)に一次試験の受験資格が、一次試験合格後2年(卒後7年目)に二次試験の受験資格が得られます。通常7年目の秋、二次試験に合格することで専門医として認定されることになります。なお専門医になるためには日本医学放射線学会の正会員でなければならないので、コースを選択時に上記学会への入会が必要となります。委細は問い合わせください。
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専門医の特典
- 放射線科専門医として標榜することができます。専ら放射線科業務に従事するものとして診療上の画像診断管理加算対象となります。
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研修目標
- 放射線科専門医として標榜することができます。専ら放射線科業務に従事するものとして診療上の画像診断管理加算対象となります。
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取得できる資格
- 放射線科専門医の他に以下の学会の専門医あるいは認定医になることができるので問い合わせ下さい。(平成17年2月現在)
- ●日本放射線腫瘍学会認定医
●日本核医学会専門医
●日本癌治療学会がん治療専門医 プログラム例
- 最初の2年間(一次試験に合格するまで)は、診断・核医学と放射線治療を約1.5年と0.5年の割合でローテーションします。3年目(一次試験合格後)からは診断・核医学あるいは放射線治療のいずれかを選択し研修、二次試験に備えます。必要に応じて関連研修病院での研修を含みます。また、必要とされる期間、弘前大学大学院医学系研究科に社会人入学のうえ、博士号取得することもできます。委細は問い合わせください。
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研修の特徴
- 最短の期間で放射線科専門医になることができます。放射線科業務の一通りを研修し、さらに大学
病院のみならず関連研修施設での研修を行うことにより幅広い症例について知識を習得することが
できます。研究面で興味があれば弘前大学大学院医学系研究科に社会人入学することができます。
腫瘍学コース
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研修目標
- 将来、腫瘍内科学、腫瘍外科学、緩和医療を目指す方に対する放射線腫瘍学の研修コースで放射線治療と腫瘍診断学(IVRを含む)の知識と実際を経験することができます。
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プログラム例
- 6ヶ月から1年のコースです。単独の参加でも他科あるいは他院のシニアレジデントコースとしての参加でも可能です。後者の場合、所属のコース長からの推薦状を必要とします。原則として6ヶ月コースは放射線治療4ヶ月と画像診断2ヶ月、1年コースの場合、放射線治療8ヶ月、画像診断(IVRを含む)4ヶ月を予定します。
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研修の特徴
- 癌治療専門医に必要な放射線治療と腫瘍診断学を研修するコースです。従来、このような研修は国立がんセンターなどの癌専門病院の一部で行われているだけです。癌治療専門医の必要性が強くいわれていますが、当コースを選択し取得する癌治療医として幅広い知識と経験は、腫瘍内科、腫瘍外科、緩和医療を専攻した場合にも有用であり必須のものと考えます。
画像診断コース
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研修目標
- 画像診断を一般的に研修するコースです。CT、MRを中心とした撮像法、画像解析法、読影法を研修します。
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プログラム例
- 3ヶ月から1年のコースです。単独の参加でも他科あるいは他院のシニアレジデントコースとしての参加でも可能です。後者の場合、所属のコース長の推薦状を必要とします。具体的な内容は希望に応じ設定しますので相談下さい。
経験できる症例・手技
- CT診断(全般)
- MR診断(全般)
- 核医学診断(全般)
- 血管造影(全般)
- IVR(動脈塞栓術、動注用リザーバー埋め込み術、血管形成術、脳血管内治療、超選択的動注法等)
- 放射線治療(外照射法、体幹部定位放射線治療、IMRT、全身照射、術注照射、RALSによる小線源治療、密封小線源組織内照射、RI内用療法)
- CT下生検
弘前大学医学部附属病院における放射線科の活動内容の紹介
- 症例数(2003年度)は以下の通り。括弧内は経験できる症例数。
- 1.年間新患外来患者数 3269人
- 2.年間入院患者数 233人
肺癌、食道癌、乳癌、頭頚部腫瘍、転移性腫瘍など - 3.診断件数 大学病院の全ての画像診断を担当している
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(1) CT 9691件 (800-1000) (2) MR 4430件 (100-300) (3) 核医学 1417件 (150-200) (4) 血管造影検査 874件 (100) 内 IVR 251件 (50) - 4.放射線治療
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外照射 345件 (70-100) 組織内照射 6件 (6) RALS 3件 (3) 全身照射 4件 (2) RI内用療法 90件 (90)
スタッフ
コース長
研修責任者
- 小野修一(診断・核医学)
(日本医学放射線学会専門医、日本核医学会認定医、PET核医学認定医)
青木昌彦(放射線治療)
(日本医学放射線学会専門医、日本放射線腫瘍学会認定医、日本がん治療認定医機構暫定教育医、日本がん治療認定医機構がん治療認定医)
指導医
- 三浦弘行(日本医学放射線学会専門医、日本核医学会認定医、PET核医学認定医)
長畑守雄(日本医学放射線学会専門医、日本核医学会認定医、日本脳血管内治療学会専門医、日本脳卒中学会専門医、PET核医学認定医、日本医師会認定 産業医)
澁谷剛一(日本医学放射線学会専門医)
畑山佳臣(日本医学放射線学会専門医、日本放射線腫瘍学会認定医) - 森本公平(日本医学放射線学会専門医)
- 川口英夫(日本医学放射線学会専門医)
主な研究分野
- 1)新しい診断法の開発研究
2)外科・病理診断との連携を含む画像診断の精度向上
3)総合画像診断法の確立
4)IVRの適応拡大に関する臨床研究
5)放射線被ばくリスク軽減に関する研究
6)体幹部定位照射ならびにIMRTを含む癌放射線治療の精度向上
7)正常組織効果の評価法に関する研究
8)癌放射線治療の基礎的検討
9)被曝医療に対する再生医療の応用
関連研修施設情報
- 1)青森県立中央病院放射線科
2)青森県立中央病院腫瘍放射線科
3)国立病院機構弘前病院放射線科
4)八戸市立市民病院放射線科
5)労働者健康福祉機構青森労災病院放射線科
6)一部下北事務組合下北医療センターむつ総合病院放射線科
研修希望者へのメッセージ
- 研修責任者(放射線診断学担当) 小野修一
- 放射線科の中でも、放射線診断学は非常に守備範囲が広く、画像診断を中心に、血管内治療を中心とするIVR、さらに核医学という機能を中心に診断する分野があります。
その中で、専門医コースでは、放射線科専門医を取得し、将来放射線科医として独り立ちできるよう、画像診断・IVR・核医学の基礎的な事項から応用編までを幅広く研修していただきます。放射線診断医を目指す方はもちろんですが放射線治療医を目指す方にも腫瘍学に必要不可欠な画像診断の知識を学んで頂きたいと思います。
画像診断コースでは、主に純粋な画像診断の研修を目的にする訳ですが、一口に診断といっても中 枢神経、頭頚部から胸部、腹部などの体幹部、骨軟部の領域まで多岐に亘ります。臨床医として実際の診療を行う場合、将来どの診療科に進むにしても画像診断の不要な診療科というのは一つもありません。幸いにして、当院は症例も豊富で、検査件数も年々増加の一途をたどり、青森県内随一の画像診断施設となっています。必ずや将来の診療に役に立てられる事柄を学んで頂ける事は保証します。