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眼科専門医養成コース(研修期間:原則4年) |
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(1)コースの全体像 |
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本研修プログラムは日本眼科学会専門医制度規則施行細則第15条第4号に定める要件を満たすもので、眼科診療の殆どの専門領域を網羅した研修が可能となるように設定されている。それらの専門領域とは角結膜、緑内障、白内障、網膜硝子体・ぶどう膜炎、屈折矯正・弱視・斜視、神経眼科・眼窩・眼附属器の6領域に加えて、眼科専門医として習得すべき臨床他科との連携を包含する。当院は特定機能病院として地域医療の中心的な診療を展開し、先進的な医療にも取り組んでいることから、眼科の専門研修の上でも眼科の各専門領域におよぶ幅広い疾患を有する多数の症例を担当することが可能である。特に眼科専門医として臨床診療を行っていく上で、眼科疾患をもつそれぞれの患者が辿ることになる予後を的確に予想する能力は、習得すべき必須の項目を考えられ、当院眼科での1年ないし2年の研修期間中にその能力が習得できるように配慮している。 |
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弘前大学医学部附属病院 眼科専門医養成コース |
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専門医養成(受入)数5人(日本眼科学会)
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初期研修医
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大学病院 |
(2年間) |
・ |
様々な専門領域の研修に加え、予後を的確にお予想する能力の取得を目指す |
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関連医療機関 |
(2年間) |
・ |
関連医療機関担当のより専門的な研修 |
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眼科専門医 |
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コースの目標(受入から終了まで) |
日本眼科学会が定める要綱に沿って計4年間の研修を行い、眼科専門医の取得を目指す。
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研修方法
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白内障・緑内障・弱視・ブドウ膜炎など多岐に渡る眼科関連疾患に関する内容をカリキュラム参加医療機関の特徴を生かした指導体制のもと診療チームに所属して実地研修をする。 |
循環体制 |
眼科研修指導責任者と卒後臨床研修センターが連携し、関連医療機関の研修を支援する。
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(2)コースの概要 |
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コース名:弘前大学医学部附属病院眼科専門医養成コース |
大学病院・ |
診療科名 |
専門分野名 |
指導者数 |
目的 |
養成(受入)人数 |
期間 |
医療機関名 |
弘前大学医学部附属病院 |
眼科 |
眼科全般 |
8 |
専門医資格取得のための症例・手技等の経験 |
5 |
2年以上 |
青森県立中央病院 |
眼科 |
眼科全般 |
5 |
〃 |
1 |
3ヶ月~1年 |
青森市民病院 |
眼科 |
眼科全般 |
2 |
〃 |
1 |
3ヶ月~1年 |
国立病院機構弘前病院 |
眼科 |
眼科全般 |
1 |
〃 |
1 |
3ヶ月~1年 |
弘前市立病院 |
眼科 |
眼科全般 |
1 |
〃 |
1 |
3ヶ月~1年 |
青森労災病院 |
眼科 |
眼科全般 |
1 |
〃 |
1 |
3ヶ月~1年 |
八戸市立市民病院 |
眼科 |
眼科全般 |
2 |
〃 |
1 |
3ヶ月~1年 |
十和田市立中央病院 |
眼科 |
眼科全般 |
1 |
〃 |
1 |
3ヶ月~1年 |
国保黒石病院 |
眼科 |
眼科全般 |
2 |
〃 |
1 |
3ヶ月~1年 |
大館市立総合病院 |
眼科 |
眼科全般 |
2 |
〃 |
1 |
3ヶ月~1年 |
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(3)コースの実績 |
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角膜移植、羊膜移植、超音波水晶体乳化吸飲術、眼内レンズ移植術、各種緑内障手術、斜視手術、硝子体切除、黄斑下手術、レーザー光凝固術 など、主な手技・手術の実績がある。 |
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(4)コースの指導状況 |
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4年間の後期研修において最初の2年間のうちの最低1年間は当院眼科医員として本院眼科における重症症例や難治症例などの症例を一通り診療し、眼科の基本的な診療手技や考え方を身に付ける。手術はレーザー光凝固などの外来手術から始め、段階的に翼状片や霰粒腫摘出などの外眼部手術、白内障手術(眼内レンズ移植を含む)および網膜剥離手術、緑内障手術などの助手や執刀者としての教育を受ける。本人の研修の進行度により、必要に応じて関連病院にて指導医のもとで眼科診療の最前線に立って、手術を始め、実践的な眼科専門研修を経験する。後期研修4年を経た時点で、眼科専門医試験の受験資格が得られる。 |
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(5)専門医の取得等 |
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学 会 名 |
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日本眼科学会 |
資 格 名 |
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眼科専門医 |
資格要件 |
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内眼執刀20件 |
論文筆頭として1編以上 |
眼科医として経験5年以上 |
週4日以上の勤務 など |
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