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育児支援

育児は親にとって何より大事な務めです。よって当教室は最大限育児を支援します。

当講座では出来る限りの支援を行います。

病理医と育児について

時間の融通、個人での勉強

 病理医は他の臨床医に比べると遙かに時間の融通がききます。しかし仕事の内容は決して浅いものではありません。病理医のトレーニングは多数の標本を見て組織解釈を勉強することですが、組織解釈の方向付けは経験者に習う必要があります。いろいろな経験者の見解を聞いて自分の評価基準を作ることが大切です。そのためには自分自身での勉強も大切です。本を読んだり論文を検索したりということにかなりな時間が必要です。これは家庭でも十分出来る作業です。

お互いのヘルプ

 患者さんを受け持つ他の臨床医と違って、仕事をお互いに分担し合う、あるいは代役を頼むことが容易です。

活躍する女医

 病理医の中には育児と仕事を見事に両立させている女医さん(勿論、男性医師も)はたくさんいます。ご希望の場合は紹介しますのでじかに話を聞いてみて下さい。

なにより職場の理解

 とはいえ、一番重要なのは職場の理解です。当講座と病理部は、他のどこよりも理解力があると自負しています。それは育児が子を持つ人間として最も重要な任務であるという認識からです。

多様な価値観を認めること

 これからの global standard は多様な価値観を認めることであり、今までの医療・医学の環境では能力を有しながらも職場の事情でそれを発揮できずにいる多くの人(多くは女医)を埋もれさせているのは社会の損失です。育児や家庭に配慮した時間や仕事の配分により、しっかりと能力を発揮して活躍してもらいたいと思います。
 われわれは分野を問わず今までの固定観念を変える必要がありますが、実行が最も容易なのは病理医であると思います。既存の考えのままの医局にはやがて新人医師が入らなくなって病理の人気ばかりが高まっていた、という時代がくるかもしれませんよ。

 「能力のある女性が社会に貢献できないことは、社会にとっても大きな損失である。結婚・妊娠・出産・育児は人類進歩の大きな責務であり、女性のみに負わせるものではない」 − 清元 秀泰 先生(日本腎臓学会男女共同参画委員会、東北大学准教授、逆単身赴任を経験)
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  • 当ホームページは、弘前大学大学院医学研究科 病理診断学講座が管理しています。
  • 当ホームページのすばらしい写真の多くは、弘前大学医学部附属病院 医療情報センター・船水 亮平 氏が撮影されたものです。