診療案内
神経科精神科

診療科長 中村和彦
診療科長 | 中村 和彦 |
総医長 | 冨田 哲 |
病棟医長 | 坂本 由唯 |
外来医長 | 冨田 哲 |
主な連絡先
外来受付
外来診療棟4階北側 TEL:0172-39‐5253
入院病棟
第二病棟8階 TEL:0172-39-5254
外来担当医および専門分野
氏名 | 役職 | 専門分野 |
---|---|---|
中村 和彦 | 教授 | 児童青年精神医学 大人の発達障害 |
冨田 哲 | 准教授 | リエゾン精神医学、緩和ケア、 合理的薬物療法 |
坂本 由唯 | 講師 | 一般精神医学、児童青年精神医学 |
長田 真人 | 助教 | 精神療法、認知行動療法 |
照井 藍 | 助手 | 一般精神医学 |
片貝 公紀 | 助手 | 一般精神医学 |
神 崇太 | 助手 | 一般精神医学 |
足立 みな美 | 助手 | 精神療法、認知行動療法 |
和田 一丸 | 教授(保健学研究科) 診療応援医師 |
てんかん |
栗林 理人 | 教授(保健学研究科) 診療応援医師 |
児童青年精神医学 |
玉井 康之 | 教授(保健学研究科) 診療応援医師 |
一般精神医学、リエゾン精神医学 |
斉藤 まなぶ | 教授(保健学研究科) 診療応援医師 |
児童青年精神医学、認知行動療法 |
大里 絢子 | 准教授(保健学研究科) 診療応援心理師 |
精神療法、認知行動療法 |
三上 珠希 | 助教(保健学研究科) 診療応援医師 |
小児科学、児童青年精神医学 |
吉田 和貴 | 診療応援医師 | 一般精神医学 |
橋本 浩二郎 | 診療応援医師 | 一般精神医学 |
診療科の概要
当科では、精神科全般について診療を行なっています。統合失調症、うつ病、躁うつ病、不安障害、睡眠障害、摂食障害、適応障害、アルコール依存症、薬物依存、認知症、てんかんなどが対象です。さらに子どもの精神科は不登校などの適応障害、自閉症、多動性障害などを診療しています。精神科の治療法としては、薬物療法、精神療法、認知行動療法、修正型電気けいれん療法など病状に応じた治療を行い、特に難治性統合失調症については、クロザピンを使つた入院治療を行います。
特徴・特色ある診療
- 薬物療法
統合失調症、うつ病、躁うつ病と最近はエビデンスベースドなガイドライン、アルゴリズムがあり、それらに基づく最新の薬物療法を行います。 - クロザビンによる入院療法
従来の薬物療法で効果不十分な難治性統合失調症の方に行います。副作用として起こりやすい顆粒球減少症に対しては血液内科の先生に御相談しながら対処します。 - 認知行動療法
うつ病、不安障害の方に行います。認知のゆがみを明らかにすることで、行動を修正し症状を改善します。専門の臨床心理士が対応します。ただし、予約状況によりお断りさせていただく場合がございます。 - 摂食障害
低年齢化が進んでいます。第一に身体管理が重要で、ガイドラインに基づいた身体管理をしながら、行動制限療法、精神療法、家族療法を行います。 - 児童思春期
不登校、発達障害による学校での不適応、うつ状態、解離症状、虐待などを扱います。家庭、学校、関連機関との調整をしながら治療を行います。 - てんかん
てんかんには様々な種類があり、適切な診断が重要です。診断後合理的な薬物療法を行います。 - 修正型電気けいれん療法
身体症状のため薬物治療が行えない方、薬物療法が効果不十分なうつ病、躁病、疼痛性障害に対して、入院治療によって麻酔下で行います。 - 光療法
季節性うつ病に対して、光をあてることによって症状の改善をはかります。 - リエゾン精神医学
入院中の患者さんの各種精神症状に対応します。 - 精神療法、遊戯療法
心理的な治療については専門の臨床心理士がが担当して治療にあたります。
外来受診の方ヘ
初めて受診される方については、月・水・金曜日は原則として紹介状および予約が必要です。なお、木曜日は『就学前児童の発達診断外来』のみの受付です。
外来
一般外来
(1)年間新外来患者数
新患患者数は600~800人/年
(2)多く見られる疾患名
<年間外来初診の内訳>
不安障害、身体表現性障害、解離性障害、統合失調症、気分障害(躁うつ病)、せん妄、痴呆などの外因性精神障害、てんかん、精神遅滞、人格障害、その他の幼児期、小児期の障害、摂食障害、アルコール症などの物質関連障害、広汎性発達障害、睡眠障害、抜毛癖、窃盗癖などの衝動制御の障害
専門外来
特殊外来として、「てんかん外来」、「児童・思春期外来」を設けています。児童思春期外来の開設に伴い、幼児~10代の受診者が増加しており、発達障害、不登校、神経症、摂食障害、人格障害の増加に伴う多彩な疾患像を経験する機会が多くなった。一方で、他科からの頼診も常時一定の比率を示しており、院内においてリエゾン精神医学に基づく診療要請にも常時対応するため「リエゾン外来」を設定しました。
入院
疾患別では統合失調症 20%、気分障害 40%、神経症圏 30%であり、パーソナリティー障害が神経症圏の半数を占めます。最近では、児童思春期の入院患者の増加に加え、身体疾患合併例、難治例、遷延例が当科に紹介されてくることも多く、専門性の高い治療を提供する医療機関としての期待に応えるよう努めています。
- 薬物療法グループ(担当:冨田、後期研修医):
薬物の調整や新たな薬物療法が必要な症例を担当します - 児童グループ(担当:坂本、後期研修医):
児童思春期で検査や治療の必要な症例を担当します。 - リエゾングループ(担当:冨田、後期研修医)
身体管理が必要な症例やECTの症例を担当します
年間新入院患者数
平均在院日数が40-50日と比較的回転の早い病棟(41床)です。