弘前大学大学院 消化器外科学講座(旧第二外科)では、 毎年新入局員を募集しています。
附属病院に於いて、当講座が担当するのは上部消化管(食道、胃)外科、下部消化管(小腸、結腸、直腸、肛門)外科、肝胆膵外科、乳腺外科、甲状腺外科、移植外科、内視鏡外科という消化器外科・乳腺甲状腺外科に加え、2010年より小児外科が加わり、診療を行っています。そのため、小児から高齢者まで様々な疾患を経験できる体制となっています。各分野のグループとも全国的に有数な技術、成績を収めており、他の大学病院・施設にも劣らない技術習得が可能な修練体制を整えています。
入局に関しては、研修医制度により以前のような直入局はなくなりましたが、医学生はもとより後期研修医を終えた医師であろうとも、男女を問わず歓迎しており、消化器外科に興味のある“仲間”を募っております。研修期間は原則として学内および関連施設で最低8年間とし、様々な状況や年齢、性別などの条件に合うような研修ができるようにシステム構築しています。関連施設では一般外科医としての独り立ちを目指し、学内では各診療グループを確実にローテートし、専門性を持つような指導を行っております。
外科専門医に関しては5年次以降に、消化器外科専門医は8年次以降に最短で取得可能な症例数および研修内容を行っております。大学院に入学を希望される方は、卒後3年目以降に入学となります。計4年間の研究により最新研究の成果を挙げることにより、医学博士号取得の取得に至ります。外科診療に関連した新たな業績が主でありますが、具体的には入学2年次より本格的に研究および論文作成に着手します。確実に学位論文が作成されるような環境で、自分自身の研究ができる状況であります。また、環境的に研究に長く専念できない大学院生以外の教室員も6年間で博士号が取得可能な研究指導も行っております。
大学院卒業後は、北海道・青森・秋田・山形に関連施設を有していますので、一般外科・消化器外科・肝胆膵外科・乳腺甲状腺外科および救急部門などあらゆる臨床の修練が確立しております。関連病院で独り立ちし、大学病院でレベルの高い手術技能・専門性を学ぶ環境を整えております。
収入面でも配慮しており、研究や診療に専念しながらも、十分な生活が営めるようなカリキュラムを用意しております。家族との時間やゆとり(例;2週間の夏休みなど)も考慮して、onとoffのメリハリも十分に配慮した生活も保障します。
当教室は、患者の命を救える心のある医師を育てることが最大の目標であり、テーマであります。奢らず、謙虚にそして大胆に考え、行動できる人間味のある人物こそが、弘前大学消化器外科の人物像です。仲間と助け合い、後輩を優しく・厳しく指導する精神を更に広めています。患者を全人的に診療したいと思われる方は、センスや器用さは無用であり、心さえあれば、絶対になれることを保証します。また、正直なところ多くの関連施設を有ていますので、医師は常に不足している状況が続いているという現状も否めません。仲間は何人でも望んでいます。
袴田教授の下、我が消化器外科は常に発展しており、歴史ある伝統を受け継ぐと同時に新たなものに取り組んでおります。そのため、垣根はなく気軽に相談できる環境にあることは間違いありません。
希望者あるいは問い合わせは、下記までお願いいたします。