外科専門医への道

1) コースの概要・特徴・ポイント

このコースは、外科医を目指してはいるがまだ専攻すべき領域が定まっていない者のために、 日本外科学会専門医の資格取得までを目標としたコースです。
このコースは卒後臨床研修修了後3年の研修期間で、おおよそ6ヶ月毎に大学内の外科系診療科を、 また必要に応じて関連施設をローテーションして外科専門医資格取得に必要な症例・手技等を経験していくコースです。 (なお、外科系各診療科では領域別外科専門医養成コースを主としているため、希望どおりのローテーションとならないこともあります。)

外科専門医コースは、コース途中若しくはコース終了後、引き続き領域別外科専門医養成コースへ進むことも可能です。

なお、大学院併行(学位取得)モデルの設定はありません。

  • このコースは早めに日本外科学会に入会することが必須条件です。
  • 後臨床研修の2年間で習得が不足ないし不十分であった分野について、大学の外科系診療科で研修を行ないます。(外科研修7分野:心臓血管・呼吸器・消化器・乳腺・甲状腺・小児外科・移植外科)
  • はじめの1年間は在籍した科で、後期2年間は症例に必要な他外科関連科で研修を行ないます。
  • 1分野あたり最低6ヶ月を1クールと考えます。したがって2年間で最大4つの分野の研修が可能です。
  • この2年間で、外科専門医の申請ができるよう、症例・手技等を経験します。
  • 専門の指導医指導のもと関連疾患について、入院および外来の診察経験を積みます。その経験の中から、積極的に学会発表、または論文発表を行ないます。
  • コース途中若しくはコース終了後、引き続き領域別外科専門医養成コースへ進むことも可能です。

2) 取得できる資格

日本外科学会専門医

3) コースモデル例(研修期間:原則3年)(卒後臨床研修終了後1年目から)

研修開始〜 1年目 外科系の1診療科で研修
2年目 〜 3年目 個々の希望等により大学内外科系診療科、または関連研修施設を6ヶ月毎にローテーションを行い、外科専門医受験資格を整える
外科専門医資格取得
(引き続き領域別外科専門医養成コースへ進むことも可能)

4) 診療情報

  • 主な疾患
    外科系疾患(一般的なもの)など
  • 主な手技・手術など
    外科一般の手技・手術・検査など

5) 関連研修施設

ローテーションする外科系各診療科の関連研修施設(主に青森県内)

6) スタッフ

  • コース長 花田 勝美(病院長)
  • 研修責任者 福田 幾夫(胸部心臓血管外科学講座 教 授)
    袴田 研一(消化器外科学講座 教 授)
    棟方 博文(小児外科学講座 教 授)
  • 指導医 外科系の各指導医

7) 問い合わせ先

胸部心臓血管外科学講座

担当者 鈴木 保之 准教授
住所 青森県弘前市在府町5 弘前大学大学院医学研究科胸部血管外科学講座
Tel 0172-39-5074(直通)
Fax 0172-37-8340
e-mail ysuzuki@cc.horosaki-u.ac.jp

消化器・乳腺・甲状腺外科

担当者 鳴海 俊治 講 師
住所 青森県弘前市在府町5 弘前大学大学院医学研究科消化器外科学講座
Tel 0172-39-5079
Fax 0172-39-5080
e-mail sanyou@cc.horosaki-u.ac.jp

小児外科学講座

担当者 棟方 博文 教 授
住所 青森県弘前市在府町5 弘前大学大学院医学研究科小児科学講座
Tel 0172-39-5154(直通)
Fax 0172-39-5155
e-mail munah@cc.horosaki-u.ac.jp