先輩からのメッセージ

2012年度

第一病棟8階 (平成23年度入職)
岩手県立大学看護学部看護学科卒業

私は学生の頃より、地元での就職を考えていました。
最新の医療を現場で学び、様々な人と接する中で自分自身のスキルや人間性を磨きながら、地元の地域医療に少しでも貢献したいと思い、弘前大学医学部附属病院に入職を決めました。
院内教育制度が充実しており、技術研修では、基礎的な看護技術を習得できることは勿論、同期の仲間との交流を通し、お互いの成長やつらさを分かち合い、励まし合うことができる貴重な時間だと感じています。また、それぞれの部署特有の習得するべき技術もありますが、プリセプターをはじめとするチームの先輩方が熱心にご指導くださり、一つ一つステップアップしている自分を感じながら働くことができます。
失敗に落ち込む時もありましたが、先輩方のサポートにより、少しずつ自分でできることが増えていきました。習得した技術を実際に患者様に提供し、反応からの気付きや反省点、先輩からのアドバイスを自分の中に蓄積し、経験を積むことで、自分の提供する看護に少しずつ自信を持てるようになりました。患者様の状態が良くなったり、感謝の言葉をいただいた時は、何より自分の喜びとなりました。
より良い看護を提供するために、自分で考えながら行動していく難しさと楽しさを日々感じています。患者様との日々のかかわりの中で様々な価値観や人生観に触れることができ、一個人として学ばせていただくことも貴重な経験だと感じています。かかわりの中で感受性を磨き、患者様の気持ちを汲み取りながら、状態に合わせたQOLを尊重した看護を提供できるよう精進していきたいと思います。

第二病棟6階 (平成23年度入職)
秋田大学医学部保健学科看護学専攻卒業

私が弘前大学病院に就職を決めたのは、地元の医療に貢献したいと考えたからです。
大学は自分の希望で地元を離れ他県に進学しましたが、大学生活の中で自分がやりたいと考えたのは、生まれた土地で看護に携わることでした。
また、大学病院は多くの学生の実習を受け入れて指導を行っており、私も学生時代にたくさん現場の看護師の方々から看護の知識や技術を教えていただきました。
そこで、自分が働く上で、ここであれば先輩方からこれまで以上に、看護の知識や技術を教えていただきながら看護をしていけるという安心感があり、地元の弘前大学に就職を決めました。
入職してからは、後輩や新人の指導に熱心な先輩方に恵まれ、ひとつひとつの業務を行っていく時に最初は必ずワンツーワンで、手順だけでなくそれらの根拠についても指導してくださいました。不安な時やスムーズに進められない時には、先輩方の適切なフォローがあり、安心して看護技術の経験を積み重ねていくことができています。また、新人教育プログラムが充実しており、実際の臨床での到達目標に合わせた細かな技術研修が行われており、事前に学習してから臨床で実践することができるので、まだ技術に自信がなくても入職してからできるようになった技術もたくさんありました。
これからは先輩方に教わったことを生かし、知識と技術を兼ね備えた上で患者に寄り添い、患者にとってより安全で安楽な看護が実践できるように努力していきたいと思っています。

第一病棟6階 (平成22年度入職)
弘前大学医学部保健学科看護学専攻卒業

弘前大学に就職したのは、実習場所として多くの、体験や指導を受けたことがきっかけで看護師として一緒に働きたいと考え入職を希望しました。
実習の中で特に内分泌系疾患の看護に興味を持ち、今の病棟を希望しました。実際に働いてみて、先輩方の的確なアドバイスや、院内教育プログラムが充実しており、少しずつですが、着実に成長できていると感じています。
入職時の目標として、個々に必要とすべき看護は何かを判断し患者様に関わっていくことにしました。
今、その目標達成に向けて努力しています。
私が勤務している内科病棟は糖尿病をはじめとする慢性疾患の患者様がほとんどです。
看護をする中で、患者様には様々な生活背景があり、同じ疾患であっても個々に問題や課題が違うということを実感しています。慢性疾患の看護として、生活習慣の振り返りとその問題や課題に気づき、治療に専念することが患者様自身にとって疾患を自己管理する上で大事な部分であると考えます。そのため、問題や課題を抽出し、よりよい看護を提供するためにアセスメントをしっかりと行うこと、疾患に対する思いを把握するためコミュニケーションスキルを磨くこと、患者様の知識習得に向けて自分自身の専門的な知識や技術を身につけることが重要であると実感しました。
患者様の援助を行った後や、退院時に「ありがとう」とお礼を言ってもらえた時に、更に頑張ろうという気持ちになり、それが励みになっています。今後さらなるスキルアップを目指し、患者にとって必要な看護を提供できるよう向上心を忘れずに仕事をしていきたいと思っています。

第一病棟3階 (平成22年度入職)
青森県立保健大学健康科学部看護学科卒業

弘前大学は、県内唯一の特定機能病院として高度な医療を提供しています。
私は弘前市出身で、看護学生時代の実習を通して地元の方々のために働きたいという思いがありました。
また、就職先を考える上でやりがいを感じながら多くのことを学ぶことができる環境を希望していたため、弘前大学に就職を決めました。
入職時から小児科病棟で勤務しています。
様々な疾患の患者様が入院しており、検査や治療、それに伴う看護と、入職1年目は学習することが多く大変だったことを思い出します。
看護部では入職してすぐの数日間、また年間を通じて時期に合わせて多くの新人研修を実施しています。実務で必要となる手指衛生や移送・移乗、採血や点滴管理、コミュニケーション等様々な基本的看護技術習得を中心に、実務にすぐに役立つものばかりです。基本的には、研修を受けた後に病棟で実践できることになっています。
少しずつですが実践できることが増えたり、患者様や家族と接して少しでも笑顔を見られたり信頼してもらえることが楽しくなりました。現在は、日々の勤務に対して責任を感じながらもすごくやりがいを感じ、笑顔で勤務することができています。
当病棟は、急性期よりも慢性期の患者様が多いため、じっくりと患者様や家族と向き合って看護を考えることができることも魅力に感じています。
2年間看護師として勤務して、患者様や家族に寄り添い、不安や恐怖心をできる限り軽減するような看護をしていこうと強く思っています。より信頼していただける看護を提供して、私自身も成長できるようにこれからもこの環境を無駄にしないように勤務していきます。

第二病棟6階 (平成20年度入職)
弘前大学医学部保健学科看護学専攻卒業

私は、この4月で看護師5年目を迎えました。
入職した頃は業務を覚えること、社会人として日々の生活を送ることで精一杯な毎日を過ごしていたように思います。
私の勤務する脳神経外科・形成外科病棟は緊急入院される患者様も多く、毎日忙しい病棟でもあります。
急な発症・受傷で不安な患者様、家族と向き合うことに悩んだり戸惑ったりすることもありますが、患者様が回復していく姿をみるとやりがいを感じます。
学生の頃は臨床実習を行ってみて看護師がテキパキ働いている姿に驚き、自分にも看護師の仕事が出来るのかと不安になったこともありました。しかし、当院の先輩が講師となる新人研修、部署での勉強会、プリセプターの先輩との技術評価など知識や技術を確実に身につけることができ、たくさんの患者様・家族、先輩方と触れ合ううちに「看護っておもしろい」と感じるようになりました。
また、今年は弘前大学医学部大学院に進学することにしました。日々自分が行っていることを振り返り、看護とは何かをあらためて考えたいと思ったことがきっかけです。忙しい毎日のなかで仕事をしながら進学することには悩みましたが、同じ病棟には働きながら大学院を卒業し活躍している先輩がいるので目標となっています。これからもより質の高い看護を提供できるよう日々頑張っていきたいと思います。