教育方法・授業概要

カリキュラム

 医学科カリキュラムの特徴は実習にあり,早期臨床体験実習(early exposure),種々の基礎・専門教育実習,臨床実習と診療参加型実習(clinical clerkship)などが含まれます。
 早期臨床体験実習では,入学後早期から見学を中心に医療現場を体験できます。また診療参加型実習では,ほぼ医学全般を修めた後に,医師の指導の下に実際の臨床に加わることで,医師となる準備をします。

 卒業後は医師国家試験を経て,2年間の初期臨床研修を行うことになります。弘前大学医学部附属病院では,いろいろな研修プログラムを提供することで,研修医のニーズに応えています。卒後3年目以降は,大学院に入学して研究をしながら引き続き臨床経験を積むことができますし,更に臨床研修に特化したトレーニングを続けることも可能です。弘前大学医学部附属病院では,3年目以降の後期臨床研修プログラムも設定し,早期の卒後教育に対応しています。

平成21年度~平成25年度入学者まで


平成26年度入学者から

医学教育課程

医学教育課程

 医学部医学科は,平成22年度から20名の2年次後期学士編入学生を受け入れ,一般入試で入学した70名とAO入試で合格した42名が,2年次後期で合流して修学しています。
 一般入試及びAO入試の112名の学生は,これまで通り修業年限は6年であり、6年一貫教育を実施しています。一般入試及びAO入試の学生の教育課程は、全学的な21世紀教育科目と医学部独自の専門教育科目より構成されています。一方、20名の2年次後期学士編入学生の修業年限は4年半で,専門教育科目のみが実施されます。

21世紀教育科目

 本学の教育目的は,高度な専門知識とともに幅広く深い教養を身につけた人材を育成することです。一般的な教養を身につけるための教養教育科目は「21世紀教育」と称し,1,2年次で修得します。医学科としては、21世紀教育の中の導入科目の基礎ゼミナール,技能系科目の英語コミュニケーション実習,多言語コミュニケーション実習,情報系基礎の基礎Ⅰ,そして,基礎教育科目の自然系基礎教育科目(数学,物理,化学,生物の基礎)、さらに医学科のみに開講される基礎科学実験(物理,化学,生物)を重視しています。

授業風景・生理学実習
導入科目 1年次
技能系科目 1,2年次
基礎教育科目 1,2年次
テーマ科目 1,2年次

専門教育科目

【専門基礎科目】

 専門教育科目は、専門基礎科目と専門科目に分けられ、1年次から開始します。基礎人体科学演習では、基礎医学系講座・部門を巡回し、1年次のうちから医学科基礎医学系の教員と接触しながら、Human Biologyを修得します。さらに、臨床実地見学実習が実施され、これも1年次のうちから医学部附属病院臨床各科の病棟で患者さんと接触し、また、臨床医学入門実習として弘前市内・近郊の病院・施設で早期体験実習を行います。3年次には少人数グループでの自主的学習によるチュートリアル教育が行われます。

顕微鏡下での微小血管吻合実習風景(整形外科)
医学英語Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ 1,2,4年次
医用統計学 2年次
基礎人体科学演習 1年次
臨床医学入門実習 1年次
臨床実地見学実習 2年次
医の原則Ⅰ、Ⅱ 1,2年次
医療リスクマネジメント 4年次
チュートリアル 3年次
 

【専門科目】

基礎医学科目



 2年次からは本格的に専門科目が始まり、基礎医学科目として右表のような科目が、講義と実習の両面から学習する形で4年次まで続きます。この間に3年次には研究室研修として、学生が各講座の研究室に配属され研究の一端に触れる機会も設けられています。

臨床医学科目



 臨床医学科目は3年次に始まり、4年次には各系統別科目の講義を集中的に学習します。5年次からの臨床実習へ進む前に、臨床実習に必要な医学の基本的知識習得状況を全国規模で評価する共用試験(CBT)と客観的臨床能力試験(OSCE)が実施され、合格すると臨床病院や関連病院の臨床各科をローテートしながら、クリニカル・クラークシップとして患者さんを実地に診療しながら修練します。6年次後期には総合試験が実施され、その後は、不足した分野の学習の補充や、医師国家試験に向けた準備に充てられます。




医学一般 2,3年次
人体各器官の正常構造と機能病態診断治療 3,4年次
全身におよぶ生理的変化、 病態、診断、治療 3年次
全身におよぶ生理的変化、 病態、診断、治療 3,4年次
医学・医療と社会 4年次
発展科目 3,4,6年次



総合基礎医学実習A,B 2年次
人体解剖学実習 2年次
組織学実習 2年次
病理学実習 3年次
脳解剖実習 3年次
社会医学実習 6年次
診療技能実習Ⅰ,Ⅱ(OSCE) 4,6年次
臨床実習Ⅰ 5年次
臨床実習Ⅱ (クリニカル・クラークシップ) 6年次
総合教育演習Ⅰ(CBT) 4年次
総合教育演習Ⅱ(総合試験) 6年次
特別教育科目(研究室研修等) 3年次
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