リウマチ専門医養成コース

1)コースの概要・特徴ポイント
このコースは、免疫系の疾患を専門領域としています。自己免疫疾患は全身性で多臓器にわたる炎症性病変であり、厚生労働省により定められた特定疾患と関節リウマチが対象です。これらの疾患の原因は不明で、難治性ではありますが、最近の分子生物学の進歩により、分子標的治療が可能となり、予後も大きく変遷しつつあります。パラダイムシフトと呼ぶに相応しい変革が起きている分野です。
基本的には、これらの疾患の診断・治療には幅広い知識が求められると同時に、分子病態の理解、患者の障害にわたっての治療の是非が問われる分野です。
研修期間内は、大学病院と関連施設を交互に研修することで免疫疾患に関する専門的知識とプライマリケアや、内科全般についての知識や技術を習得します。基礎研究ならびにTranslational Research にも力を入れており、学位取得との両立が可能です。炎症性腸疾患を主体とする場合は消化器病専門医、リウマチ性疾患を主体とする場合にはリウマチ学会専門医が取得できます。
基本的には、これらの疾患の診断・治療には幅広い知識が求められると同時に、分子病態の理解、患者の障害にわたっての治療の是非が問われる分野です。
研修期間内は、大学病院と関連施設を交互に研修することで免疫疾患に関する専門的知識とプライマリケアや、内科全般についての知識や技術を習得します。基礎研究ならびにTranslational Research にも力を入れており、学位取得との両立が可能です。炎症性腸疾患を主体とする場合は消化器病専門医、リウマチ性疾患を主体とする場合にはリウマチ学会専門医が取得できます。
2)取得できる資格
日本内科学会認定内科医・総合内科専門医、日本リウマチ学会専門医、日本リウマチ財団登録医、日本消化器病学会専門医・指導医、その他内科系資格など
3)専門医養成コース(後期研修)プログラム
リウマチ専門医資格取得専念コース例
1年目 | 内科学会認定施設(または大学病院) |
2年目 | 大学病院(または内科学会認定施設) |
基本学会認定内科医資格取得 | |
3~5年目 | 大学病院・リウマチ学会教育施設(交互に研修) |
6年目 |
専門医資格取得・研修修了(更に上位資格へ) |

(例2) 大学院併行コース例
1年目 | 大学院入学(社会人入学も可能) |
内科学会認定施設で研修 |
2年目 | 臨床・研究に従事 学位取得 |
大学病院で研修 (基本学会認定内科医資格取得) |
3年目 | ||
4年目 | ||
5年目 |
リウマチ学会教育施設で研修 (専門医資格取得・研修修了) (更に上位資格へ) |
|
6年目 |
(注) 認定内科医資格取得に必要な症例等が不足する場合や認定内科医取得後にさらに上位の総合内科専門医取得を希望する場合には、他内科系診療科(循環器・呼吸器・腎臓内科や内分泌・代謝・感染症内科、神経内科など)への短期ローテート研修が可能です。
(注) 大学院入学時期は1年目に限定しない。社会人入学も可能である。
(注) 大学院入学時期は1年目に限定しない。社会人入学も可能である。
4)診療グループ情報
- 関節リウマチ、ベーチェット病、潰瘍性大腸炎、クローン病、SLE、多発性筋炎/皮膚筋炎、全身性硬化症、シェーグレン症候群、結節性多発動脈炎、免疫不全症、アミロイド―シスなど
- 主な手技、手術など
分子標的治療、生物製剤、血球成分除去療法、免疫抑制剤、ステロイドの使用法外来通院中の300人に及ぶ難治性疾患に対し、長期にわたる寛解維持療法と管理について、外来診療も含めて指導する。
5) 施設
○リウマチ学会教育施設
弘前大学医学部附属病院、青森県立中央病院
○消化器病関連施設
弘前大学医学部附属病院、青森県立中央病院など
弘前大学医学部附属病院、青森県立中央病院
○消化器病関連施設
弘前大学医学部附属病院、青森県立中央病院など
6)スタッフ
コース長 福田眞作(消化器血液内科学講座 教授)
研修責任者 櫻庭裕丈(消化器血液内科学講座 准教授)
指導医 平賀寛人
研修責任者 櫻庭裕丈(消化器血液内科学講座 准教授)
指導医 平賀寛人
7)指導医からのメッセージ
当コースでは、より専門性の高い領域の知識や技術の習得を目指すだけでなく、臨床研修を通して、一般内科医としても通用する医師の育成を目指しています。実際経過が長く合併症も多い分野で、様々な合併症に対処することが必要であり、内科一般の知識に加え、専門科に対するconsultation のタイミングも自然と身に付きます。
基礎研究と臨床応用が非常に接近している分野であり学位の取得を目指す方にも是非参加して頂きたいと思います。出身大学や初期研修病院先等は全く問いません。多数のご応募をお待ちしております。
基礎研究と臨床応用が非常に接近している分野であり学位の取得を目指す方にも是非参加して頂きたいと思います。出身大学や初期研修病院先等は全く問いません。多数のご応募をお待ちしております。
●トピックス
- 潰瘍性大腸炎における薬剤効果不応例におけるバイオマーカーの確立
- DSS腸炎における腸管上皮細胞のapoptosis の抑制に関するTGF-βの役割
- クローン病に対する生物製剤による長期緩解維持療法に関する見解
- クローン病患者のQOLに関する多施設共同研究
- 関節リウマチに対する生物製剤治療により導入された関節リウマチの低疾患活動性の維持に関する多施設共同研究
その他、多施設共同の臨床研究に参画
8)問い合わせ先
弘前大学大学院医学研究科消化器血液内科学講座 | |
担当者 | 櫻庭裕丈 (消化器血液内科学講座・准教授) |
t e l | 0172-39-5053(直通) |
f a x | 0172-37-5946 |
ichinai@hirosaki-u.ac.jp |