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集中治療医学

【講座・部門等】

  • 麻酔科学

【指導教員】

  • 教 授 廣田 和美
  • 助教授 石原 弘規
  • 助教授 坪 敏仁

【研究内容】

集中治療領域における様々な病態やそれに対する管理が生体防御機構に及ぼす影響について解析し、新しい治療法や予防法の開発を目指して研究を行う。


研究1. 体液量の適正化は重症患者の予後を左右する大きな要因の一つであるが、未だに的確に体液量を評価する方法は確立していない。これまで臨床応用できる体液量評価法としてブドウ糖を用いた研究を行っている。
  教 授 廣田 和美
  助教授 石原 弘規


  1. ブドウ糖初期分布容量と糖代謝の影響の研究
  2. ブドウ糖初期分布容量による毛細血管における蛋白質漏出の研究
  3. ブドウ糖初期分布容量と血管内容量、心拍出量との関係の研究

研究2. 周術期の肺合併症の予防及び治療のため以下の臨床及び基礎研究を行う。


臨床研究:様々な麻酔管理法(麻酔法や体温管理法など)や手術侵襲(手術時間や手術侵襲など)が肺機能に及ぼす影響を経食道心エコーや電子内視鏡を用いて視覚的に評価したり、内分泌学的に評価解析を行う。

基礎研究:ブタ などを用いて急性肺障害モデルを作成し各種薬剤及び全身管理の急性肺障害への効果を、各種炎症性メディエータ放出量測定も行いながら解析検討する。

研究3. 分子生物学的手法を用いて、集中治療で用いる種々薬剤や管理法が、炎症や細胞死にどのような影響を及ぼすか解析する。


【指導内容】

上記の研究に関連した薬物速度論、水分代謝、循環生理、特に心臓前負担との関係を含み、ブドウ糖の経皮的測定を用いた非侵襲的体液量の診断法確立を目指す。

      また、上記の研究に関連した手技、例えば基礎的研究手法としてはELISA、HPLC、蛍光法、cDNAマイクロアレイ法、RT-PCR法や臨床的手技としては経食道心エコー、電子内視鏡を用いた解析法を習得させながら、得られたデータの解析及びその意義についてディスカッションしながら、研究の本質とは何かを教育指導していく。

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