外来化学療法室
外来化学療法室のご紹介
抗がん剤によるがん治療のことを化学療法といいます。薬剤や医療の進歩により、外来で安全に化学療法が行われるようになりました。医療スタッフのサポートの元、自宅で家族と過ごしながら、外来で化学療法を受けることが可能です。
当院では、2004年10月外来でのがん化学療法をより安全に患者様に提供することを目的として、外来化学療法室が開室されました。2008年にはプロトコール委員会(現・がん化学療法委員会)も設立され、プロトコール(あらかじめ定められている治療計画のこと)の整備が行われた結果、プロトコールごとの支持療法の統一、薬剤毎の補液や投与時間の統一がなされ、患者様の安全の確保とともに、業務効率も大きく改善されました。医師、薬剤師、看護師が連携を図りチェック体制を強化して安全性を確保しております。
書籍や関連資料を取り揃え、安全で正確な治療を提供しております。また、薬剤師5名、看護師4名(内がん化学療法看護認定看護師2名)が常駐しており、質問・相談がしやすい環境づくりを心掛けております。がん相談支援センター(がんサロン)とも連携し、治療面だけでなく、生活や仕事・金銭面についてもサポートできる体制を整え、患者様のフォローに力を入れております。
設備のご案内
リクライニングシート6床、ベッド7床の計13床の治療ブースを有し、治療中はテレビや雑誌をみることもできます。DVDプレイヤーの貸出もできますので、お好きなDVDをお持ち下さい。携帯電話、新聞、ラジオの持ち込みも可能です。外来化学療法室の中にトイレもありますので、治療中のトイレの心配もありません。中待合室には関連書籍や資料を備えており、情報提供を行っています。
案内図
エスカレーターをお使いの場合は、病院玄関を入ってすぐにある上りエスカレーターで3階まで上がり、左に曲がると当室がございます。エレベーターをお使いの場合は、上りエスカレーターの奥にあるエレベーターから3階に上がり、エレベーターを出たら右側にお進みください。角を右に曲がれば外来化学療法室の入口がございます。
外来化学療法室に関するQ&A
- 抗がん剤の点滴中、家族が付き添うことはできますか?
- 狭いですが付き添いは可能ですので、スタッフにお声掛けください。感染対策上、風邪をひいている方や小さなお子様にはご遠慮頂いておりますので、ご理解ください。
- 抗がん剤の点滴中、携帯電話を使用することはできますか?
- 周囲に迷惑にならない程度であればご利用は可能です。長時間の通話、大声での通話はご遠慮ください。
- 抗がん剤の点滴中、自分で持ってきた本を読んでもいいですか?
- はい、可能です。室内にも書籍やDVDを置いておりますので、そちらを閲覧して頂くことも可能です。
- 抗がん剤の点滴中、飲食は可能ですか?
- 飲み物は特に制限はありません。食べ物に関しては、においの強いもの(焼肉弁当やカレーなど)はご遠慮ください。
- 抗がん剤の点滴中、トイレに行くことはできますか?
- できます。外来化学療法室内にトイレがございます。
- 抗がん剤の点滴中、気持ち悪くなったらどうしたらよいですか?
- 具合が悪くなったら、遠慮なさらずにお知らせください。看護師がすぐに対応致します。