乳腺・甲状腺グループ

乳腺・甲状腺グループ

 乳腺・甲状腺疾患については、乳癌検診で要精査となった方の精密検査、乳房のしこりなどの自覚症状のある方の検査、 院内あるいは他の医療機関で異常を指摘された方の精密検査、院内ないし他の医療機関で乳癌・甲状腺癌等と診断された方の 治療を行っております。専門外来は月曜・水曜の午前中です。診断については、基本的な検査であるマンモグラフィ、 超音波検査および超音波をもちいた針生検・マンモトーム生検は外来日である月曜・水曜日に随時行っています。 特徴的なこととして、マンモグラフィでしか捉えられない乳腺微細石灰化に対して、ステレオレントゲン装置を使った マンモトーム生検を行っています。これまで二人の方がこのシステムにより初期のうちに乳癌がみつかっています。 乳癌治療としては、放射線科の協力のもと乳房温存手術を基本とし、リンパ節の腫れていない方にはセンチネルリンパ節生検を 行うなど、手術による体の負担をなるべく少なくするようにしています。手術後は再発予防につとめ、必要に応じて 外来化学療法も行っています。甲状腺の治療については、癌のほかにバセドウ病の手術も行っています。 癌では進行・再発の症例が多く、耳鼻科の協力のもとで積極的に切除手術を行っております。

乳腺・甲状腺グループ診療実績
年  度 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22
甲状腺手術 10 41 17 20 36 43 47 57 67 76
乳腺手術 30 38 46 51 65 60 71 85 90 82
頸部手術 1 0 1 2 8 13 3注1 7注1 6注1 3注1
その他 0 4 1 0 2 1 0 2 4 2
総  計 51 84 66 75 111 117 123 152 161

160

※H14年までは1外科との共同診療、H15年以降は2外科のみ
※H17年から乳腺甲状腺疾患は全て2外科(1外科での診療中止)
注1:副甲状腺手術
乳癌ステージ別生存曲線

乳癌ステージ別生存曲線

乳癌5年生存率
Stage 0 100.0%
Stage I 98.6%
Stage IIa 100.0%
Stage IIb 91.4%
Stage IIIa 82.1%
Stage IIIb 34.3%
Stage IIIc 43.8%
Stage IV 44.4%