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精神保健指定医/精神科専門医養成コース(原則4年間) |
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(1)コースの全体像 |
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大学病院にて最初の後期研修を1年間行い、ここでは精神科臨床および研究の専門的基礎知識を習得します。この期間で、精神疾患の専門的診断と治療を出来るようにします。この後、2年目の後期研修は、原則として複数の指導医(後期研修修了者)が常勤する指定病院で研修を行います。3年目、4年目は研修病院リストから、各自の希望に基づいた選択が可能です。この4年間の研修は、精神保健指定医と精神科専門医の資格取得を念頭に成されています。指定医と専門医は、医師として5年間(精神科医として3年間)の経験が必要とされます。 |
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弘前大学医学部附属病院 精神保健指定医/精神科専門医養成コース |
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指定医/専門医養成(受入)数5人(厚生労働省・日本精神神経学会) |
初期研修医 |
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大学病院 |
(1〜2年間) |
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・ |
一般的精神科疾患、 |
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関連手技等の研修 |
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関連医療機関 |
(2〜3年間) |
・ |
精神科疾患(全般)の研修 |
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精神保健指定医・精神科専門医 |
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コースの目標(受入から終了まで) |
精神保健指定および精神科専門医資格の取得を念頭に、厚生労働省と日本精神科学会が定める定める要綱に沿って計4年間の研修を行い精神保健指導医、精神科専門医の取得を目指す。 |
研修方法 |
大学病院では、軽〜中度の精神科疾患を経験した後、総合失調症か感情障害など高度の精神科疾患に関する内容をカリキュラム参加医療機関の特徴を生かした指導体制のもと診療チームに所属して実地研修をする。 |
循環体制 |
神経科精神科研修指導責任者と卒後臨床研修センターが連携し、関連医療機関の研修を支援する。 |
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(2)コースの概要 |
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コース名:弘前大学医学部附属病院精神保健指定医/精神科専門医養成コース |
大学病院・ |
診療科名 |
専門分野名 |
指導者数 |
目的 |
養成(受入)人数 |
期間 |
医療機関名 |
弘前大学医学部附属病院 |
神経科精神科 |
精神科全般 |
てんかん |
児童・思春期 |
臨床薬理 |
リエゾン |
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7 |
専門医、指定医 |
てんかん、児童・思春期、臨床薬理、リエゾンの専門医 |
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5 |
1年 |
弘前愛成会病院 |
精神科 |
精神科全般 |
5 |
精神保健指定医、精神科専門医の必要症例の経験 |
2 |
1年 |
青森県立つくしが丘 |
精神科 |
精神科全般 |
5 |
精神保健指定医、精神科専門医の必要症例の経験 |
1 |
1年 |
むつ総合病院 |
精神科 |
精神科全般 |
1 |
〃 |
1 |
1年 |
八戸市立市民病院 |
精神科 |
精神科全般 |
2 |
〃 |
1 |
1年 |
十和田市立中央病院 |
精神科 |
精神科全般 |
2 |
〃 |
1 |
1年 |
西北中央病院 |
精神科 |
精神科全般 |
1 |
〃 |
1 |
1年 |
布施病院 |
精神科 |
精神科全般 |
2 |
〃 |
1 |
1年 |
黒石あけぼの病院 |
精神科 |
精神科全般 |
4 |
〃 |
1 |
1年 |
大館市立総合病院 |
精神科 |
精神科全般 |
1 |
〃 |
1 |
1年 |
市立函館病院 |
精神科 |
精神科全般 |
2 |
〃 |
1 |
1年 |
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(3)コースの実績 |
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精神療法(認知行動療法、支持的精神療法、力動的精神療法など)、精神科薬物療法、臨床脳波判読法、修正型電気ショック療法、光療法、各種心理検査 など、主な手技・手術の実績がある。 |
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(4)コースの指導状況 |
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特徴の一つは研修生自らのスケジュールで精神保健指定と精神科専門医認定への症例を集めることが出来ます。また、重要事項はすべて全体会議で討議し、そこではかなり活発な議論が行われ、各自が納得した上で運営されています。このように自由な討議・発想を重んずる伝統は研究面においても脈々と受け継がれ、臨床・教育・研究面で多くの有能な精神科医を育成しています。 |
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(5)専門医の取得等 |
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学 会 名 |
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厚生労働省、日本精神神経学会 |
資 格 名 |
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精神保健指定医、精神科専門医 |
資格要件 |
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精神保健指定医と精神科専門医は、医師として5年間(精神科医として3年間)の経験が必要。 |
指定医は、規定の8つの症例レポートを提出し、合格した者が指定される。 |
専門医は、規定の研修施設において、施行細則に定められている研修ガイドラインに示されている課程を修了し、なおかつ認定試験に合格した者が認定される。 |
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