学士3･4年次

授業科目名 発展現代医学I(内科系)
発展現代医学��(外科系)		 対象学生 学士3年次
学士4年次
時間割コード 3,032,130,322 学期・単位数 前期・各1単位
担当代表教員 伊藤悦朗、大山 力 開講曜日 水曜日
シラバス作成者 伊藤悦朗、大山 力 時限 9・10時限
【授業計画・内容・到達目標】
開講月日 講義内容・具体的到達目標等 担当教員
1 4月15日(水)
16:00〜 16:45		 (題目:胸部外科の最先端手術) 福田 幾夫
呼吸器外科、心臓血管外科における最近の医療技術の進歩を解説・供覧するとともに、先端医療ゆえのピットフォール、 トラブルシューティングについて基本的な概念とともに解説する。呼吸器外科領域では胸腔鏡補助下の手術、心臓血管外科ではIVRおよびオフポンプ心臓手術について概説する。 (胸部心臓血管外科学)
16:45〜 17:30 (題目:最新の内視鏡検査・治療法について) 福田 眞作
内視鏡を用いた最新の検査法・治療法を紹介する。 (消化器血液内科)
2 4月22日(水)
16:00〜 16:45		 (題目:四肢再建における現状) 藤 哲
四肢における失われた組織の再建方法としては、組織を移植する方法と、自家組織を体の中で再生させながら再建する方法(延長法)が行なわれている。それぞれの現状と問題点などを紹介する。 (整形外科学)
16:45〜 17:30 (題目:心不全の新しい治療) 奥村 謙
心不全は左室機能不全、運動対応能の低下、不整脈(突然死)によって特徴づけられる。左室機能不全に対し、虚血の解除や薬物療法が行なわれるが、重症の心不全の例には、非薬物的療法、とくに心臓再同期療法が有効である。突然死予防のための植込み型除細動と心臓再同期療法を組み合わせた最近の治療について、当科の成績を中心に紹介する。 (循環呼吸腎臓内科)
3 5月13日(水)
16:00-16:45		 (題目:消化器外科の最新手術) 袴田 健一
消化器外科領域に適用される最新手術の現況とこれからの展望を概説する。 (消化器外科学)
16:45-17:30 (題目: 内分泌・代謝学最前線) 松井 淳
メタボリックシンドロームに関する新知見と、それに基づいた分子標的医療について紹介する。 (内分泌代謝内科)
4 5月20日(水)
16:00〜 16:45		 (題目:最新泌尿器科学) 大山 力
腹腔鏡下の副腎・腎摘除術、ミニマム創前立腺全摘術、前立腺癌に対する小線源刺入治療(ブラキ療法)などの最先端治療と泌尿器癌のバイオマーカー探索などの研究最前線について紹介する。 (泌尿器科学)
16:45〜 17:30 (題目:最新小児科学) 伊藤 悦朗
小児白血病の研究最前線について当科の研究を中心に紹介する。 (小児科学)
5 5月27日(水)
16:00-16:45		 (題目:人工内耳) 新川 秀一
聴覚について最新の情報を得、人工内耳の基本原理、手術適応、手術手技などについて理解する。 (耳鼻咽喉科学)
16:45-17:30 (題目:肌のいろをつくる細胞のひ・み・つ) 中野 創
主演:メラノサイト,脚本:神 可代,演出:赤坂英二郎,監督:芋川玄爾,配給:澤村大輔,語り:中野 創,あらすじ:弘前大学皮膚科の怪しくも華麗なる研究グループが,いま,メラノサイトの神秘のベールを無理ヤリ剥がそうとしている!! (皮膚科学)
6 6月3日(水)
16:00〜16:45		 (題日:最新脳神経外科学) 大熊 洋揮
ナビゲーション併用手術,神経内視鏡手術,血管内治療などの最先端治療と,幹細胞移植などの研究最前線について紹介する。 (脳神経外科学)
7

6月10日(水)
16:00-16:45

 (題目:色覚異常の臨床分子遺伝学) 中澤 満
視細胞における色覚の分子感知機構を解説するとともに、色覚異常がなぜ発症するのか、通常みられる赤緑色覚異常の眼からみた外界の色調はどのようなものかを理論的に論じる。また本邦における色覚異常蔑視の歴史的背景と、今後の社会的展望についても述べる。 (眼科学)
16:45-17:30 (題目:造血器悪性腫瘍(成人)に使用される最新の薬) 玉井 佳子
抗がん療法について学び、成人に多い造血器悪性腫瘍治療に用いられる分子標的医薬品を紹介する。 (消化器血液内科)
8 6月17日(水)
16:00〜 16:45		 (題目:身近にあった毒ガス兵器、病院を汚染から守る方法) 浅利 靖
平成14年、神奈川県の街中で1日日本軍の毒ガス兵器マスタードによる傷病者が発生した。翌年、中国でも遺棄化学兵器による傷病者が発生した。むつ湾にも破棄された記録が、最悪の事態で最善の対処をするための医療を学んでもらう。 (救急災害医学)
16:45〜 17:30 (題目:アルツハイマー病の病態解明のトピックス) 松原悦朗
アルツハイマー病を概説した後,著しく発展している病態解明と治療法の現在について紹介する。 (神経内科学)
9 6月24日(水)
16:00〜 16:45		 (題目:発展麻酔科学) 廣田 和美
当科が現在までに、世界に先駆けて行つてきた臨床研究および基礎研究を紹介し、麻酔科学とはどのような学問であるのかを解説する。 (麻酔科学)
16:45〜 17:30 (題目:てんかんの分子病態) 兼子 直
神経と精神の両方に症状を示し、しかも何故、年齢依存性に、何故、間歇的に発作が起こるのかは興味深いところである。
現在のてんかん学がどのように挑戦しているか、研究の醍醐味を紹介したい。		 (精神神経医学)
10 7月1日(水)
16:00-16:45		 (題目:生殖医学の基礎と臨床) 水沼 英樹
基礎医学で習得した内分泌学を基礎として女性特有の疾患との係わりに付いて、その最新の治療法を交えて解説する。 (産科婦人科学)
16:45-17:30 (題目:臨床検査のトピックス) 保嶋 実
臨床検査の標準化、注目されている検査項目そして遺伝子検査など臨床検査領域における話題を解説する。 (臨床検査医学)
11 7月8日(水)
16:00-16:45		 (題目:最近の小児外科) 棟方 博文
最近の小児外科はこれまでと異なり大きく変貌してきた。そのなかで、胎児診断例の台頭により重症例が増加した新生児外科とQOLを目指した内視鏡下手術の現状について紹介する。 (小児外科学)
16:45-17:30 (題目:呼吸器感染症の最近の話題)
呼吸器感染症(肺結核,肺炎,インフルエンザ,SARS等)の最近の問題点について解説する		 高梨 信吾
(循環呼吸腎臓内科)
12 7月15日(水) (題目:口腔顎顔面領域における人工臓器) 木村 博人
16:00-16:45 従来より、歯科・口腔外科領域の診療では、失われた硬組織の欠損を補うという意味で人工臓器的治療が行われてきた。講義では、最近顕著な発展を遂げているインプラント(人工歯根)治療の実際と口腔機能の回復に果たす意義を紹介する。 (歯科口腔外科学)
13 7月22日(水)
16:00〜 16:45		 (題目:最新再建外科) 横井 克憲
形成外科では、外傷や腫瘍切除による機能、形態の障害に対し、各種皮弁などを用いて再建を行っているが、その実際を、マイクロサージャリーを用いた遊離皮弁術を中心に、適応、限界なども含めて紹介する。 (形成外科学)
14 7月29日(水) (題目:　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 )  
予備日  
15 7月31日(金) (題目: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　)  
予備日  
【教材・教科書】
理解を助けるためにパワーポイン卜、動画等を用いる。
【参考文献】
 
【成績評価の方法・採点基準】
出席と講義ごとに行う小テストおよびレポートで評価する。
【授業形式・形態および授業方法】
内科系教員および外科系教員によるオムニバス形式の講義。
【留意点・予備知識等】
3、4年次学生の学習到達度を考慮して先端医療の紹介を行うので、特別な予習の必要はない。
【その他】