臨床検査専門医養成コース(研修期間:原則3年)

(1) コースの全体像

 本院は日本臨床検査医学会が認定する研修施設である。このコースは臨床検査医学の次の担い手となる人材を歓迎する。関連する主な研究分野は、高血圧疾患感受性遺伝子多型および変異の検査同定法の確立、表面マーカー発現および転写活性を指標とした細胞機能検査法の開発、院内感染防止対策に貢献する検査部医療情報システムの構築、糖尿病性腎症および神経障害の発症機序および検査マーカー等である。これら研究分野に興味を持ち進展させていくことで、必須検査業務研修実績の証明や筆頭者としての臨床検査医学関連の学会発表または原著論文3編以上の実績を積むことができる。


 

弘前大学医学部附属病院 臨床検査専門医養成コース

専門医養成(受入)数2人
(日本臨床検査医学会)

初期研修医

 
 
関連医療機関
(近隣他病院に
非常勤医師とし
て週1回程度兼
業)
     
  大学病院
(原則3年)
 
・主に各種臨床検査及
 びマネジメントの研
 修(並行して、日本
 内科学会認定内科医
 資格を取得)
   
臨床検査専門医
 
コースの目標(受入から終了まで)
 
 日本臨床検査医学会が定める要綱に沿って計3年間の研修を行い、臨床検査専門医の取得を目指す。
研修方法 
 
 各種臨床検査に係る研修を行いつつ、主に本院内科系診療科の協力のもと一般内科に係る研修を診療チームに所属して実地研修をする。
循環体制 
 
 検査部研修指導責任者と卒後臨床研修センターが連携し、関連医療機関の研修を支援する。



(2)コースの概要

 コース名:臨床検査専門医養成コース
大学病院・
医療機関名
診療科名 専門
分野名
指導
者数
目的 養成
(受入)
人数
期間
弘前大学医学部附属病院
検査部 臨床検査医学 2
臨床検査専門医の認定試験受験資格を得る
2 原則
3年



(3)コースの実績

 各種臨床検査(一般臨床検査学、臨床血液学、臨床化学、臨床微生物学-感染症学、臨床免疫学、輸血学等)およびマネジメント(検査件数は約187万件)。主な研究分野は、高血圧疾患感受性遺伝子多型および変異の検査同定法の確立、表面マーカー発現および転写活性を指標とした細胞機能検査法の開発、院内感染防止対策に貢献する検査部医療情報システムの構築、糖尿病性腎症および神経障害の発症機序および検査マーカー等


(4)コースの指導状況

 日本臨床検査医学会認定臨床検査専門医2名の指導のもと、日本臨床検査医学会に入会、当コースを3年間以上経験の上、日本内科学会や日本病理学会の認定医資格を取得して、研修指導者の推薦を受けることで臨床検査専門医の認定試験受験資格を得る。


(5)専門医の取得等

学会名 日本臨床検査医学会
資格名 臨床検査専門医
資格要件
・5年以上継続して日本臨床検査医学会の会員であること
・日本臨床検査医学会の認定する研修プログラムより5年間の研
 修を修了すること
・日本臨床検査医学会の認定する認定研修施設において日本臨床
 検査医学会の定める内容をすべて含む研修を、2年以上終えて
 いること
・日本臨床検査医学会が定める臨床検査室等での日常業務内容を
 証明する記録20篇を提出する
・筆頭者としての学会報告、論文が3篇以上あること
・研修指導者の推薦があること
 学会の連携等の概要
 本院は、日本臨床検査医学会の認定機関である。
   

  


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