看護部だより

2008年 長月

 
 暑かった夏も終わり,窓から見える岩木山は秋の気配が漂い始め,病院玄関前のスロープには,今年も萩の花が咲き始めました。
 たおやかな枝に優雅な桃紅色の小さな花をつけた姿は,患者様や病院を訪れる方々の心を和ませています。
 そして,看護部の新人も環境に慣れ,夏休みでリフレッシュも出来た様子で,毎日元気に看護ケアを行っています。先日は,「一年目のつどい」という自発的な懇親会が開催され,久しぶりに同級生が顔をあわせ大いに盛り上がったようです。
 今月は,卒後2年目を対象とした看護倫理(1)の研修や,看護倫理を事例を通し学ぶ看護倫理(2)の研修が開催され,看護実践で直面する倫理的問題や,看護師に求められる責務について,多くの看護師が学びを深めています。
 そして学問の秋!学会シーズンが始まりました。 学会発表や参加のために,看護スタッフが,全国あちらこちらに出かけはじめています。
さあ 看護部 平成20年2学期のはじまりです。

2008年 葉月


 
 弘前大学は,昨年度から夏季休暇6日間(6月~11月)取得が可能となりました。
 今回は,すでに夏休みを終えたスタッフに夏休みの過ごしかたを紹介していただきました。
 
1年目看護師T.Iさん;1泊2日で仙台でプロ野球観戦。あとの4日は,ゆっくり実家に帰省し何もせずダラダラと過ごしました。あまり楽で離れがたくなりました(笑)初めての夏休み,ゆっくりと楽しく過ごしました。
1年目看護師E.Nさん;一週間の夏季休暇を利用し,仙台で学生時代の仲間と会って来ました。共に看護を学んだ仲間と語り合い,状況報告をすることで,良い刺激になり,新たな意欲がわいてきました。 学生時代に戻って,はしゃぎワイワイしながら身も心もリフレッシュできました。
2年目看護師A.Sさん;以前から行ってみたかったイタリア旅行に行きました。観光・ショッピング・グルメ・美術館めぐり,愉快な現地の人との出会い,毎日が刺激的で非日常的な時間を送ることができました。そして,今の自分を見つめ直し,いい意味で肩の力がぬけ,心にゆとりができました。
1">2年目看護師 A.Kさん;母と韓国旅行に行きました。青森から韓国は2時間半で時差もなく,日本語も通じ身近な国でした。韓国料理を満喫し,全身エステやあかすりで,リフレッシュ!免税店でたくさん買い物をしました。家族と一緒に,とても楽しい夏休みを過ごすことができました。
2年目看護師 R.Kさん;友人3人とオーストラリア・ケアンズを中心に滞在しダイビングをしてウミガメやナポレオンフイッシュと一緒に泳ぎました。思いっきりリフレッシュできたので,また来年の夏休みまで,仕事がんばれそうです!

2008年 文月

 6月の末から,新外来棟玄関に七夕の笹と短冊が用意されました。
初日は,あまり短冊の数も増えず心配しましたが,翌日からは笹の葉が見えなくなるほどたくさんの願い事が書かれた短冊が取り付けられ,笹は2本に増えました。
 病状の回復を願う患者様・ご家族のメッセージ・医療従事者への労をねぎらうメッセージなどたくさんの願いが届られました。
 短冊の下で,多くの人がその願いを見つめていました。
 短冊のなかに「看護師さんになりたい」「早く一人前の看護師になりたい」 と書かれた短冊がありました。
 看護師さんになりたいとお願いしたのは,入院や通院をしながら私達の仕事を見て下さっているお子様でしょうか。
 一人前の看護師に早くなりたいのは新人の誰かでしょうか。
 みんなの願いが叶えられますように,そんな思いがあふれた優しい時間でした。
  七夕の夜,天の川はみえませんでしたが,みんなの願いはきっと届いたはずです。