看護部だより

2011年 長月

 
暑かった夏も知らず知らずのうちに過ぎてしまったのでしょうか。
このところ、朝夕めっきり涼しさを増しました。
もうすぐ、岩木山から初雪の便りが届くかもしれません。
私たち職員は、6月から11月の間に特別休暇としての夏季休暇6日が取得できます。8月末からこの夏季休暇と年次休暇を利用したリフレッシュ休暇を取得する職員が毎年大勢います。
 
特に今年は海外旅行に出かける職員が多いようです。
フランス・イタリア・アメリカ・デンマーク・上海・韓国などという名前があちらこちらで聞かれています。
楽しい思い出たくさん作ってリフレッシュ して帰ってきてください。
新卒ナースは、入職6か月を向かえ先輩の支援を受けながら、習得した看護実践をもとにチームの中で複数の患者様を受け持ち、夜勤業務を行うまでに成長しています。



また、9月26日からは、医学生の早期体験実習が始まりました。看護体験を通して患者様の療養生活と看護業務を学び、さらに、患者様を取り巻く医療チームの協力関係を学ぶことを目的に実習が行われました。

2011年 葉月

7月29日夏休みに入った高校生が「1日看護体験」にやってきました。
総勢21名の高校生は、10部署に分かれ看護体験を行いましたが、ユニホームに着替えた嬉しそうな笑顔は、とても輝いていました。今年は、参加者全員が看護師を目指しているということで元気いっぱい明るい笑顔で患者様と接し、多くのケアを体験していました。またこの日は、新聞の取材もあり高校生にとっては、思い出に残る一日になったようです。帰り際、絶対看護師になるとガッツポーズを見せた高校生は朝出会った時より、少し大人びて見えました。
必ずいつか同じ看護師の仲間としておあいましょう!
津軽の火祭り「ねぷた」が始まりました。
今年は、祭り前日の7月31日夜には、震災の犠牲者の冥福を祈る「鎮魂ねぷた」の運行も行われました。太鼓の音が心に響く夜でした。
病院では、8月1日に夜の合同運行に先立ち、入院中の子供たちを中心にした「こどもねぷた」の運行が敷地内で行われました。

ヤ―ヤドーの掛け声と笛・太鼓のねぷた囃子に大勢の方が足を止め、拍手でこどもねぷたを迎えていました。

2011年 文月

みちのくの短い夏が始まりました。
被災地の皆さまが、限られた資源の中で、忍耐強く日々を過ごされているご様子に接するにつけ、胸に熱いものがこみ上げます。

あれから、4か月・・・希望の光が少しずつ照らし初めています。
6月の末から正面玄関に笹が用意され、足を止め、多くの患者様やご家族が短冊に願いを込めて飾り付けをしてくださいました。
家族の健康や、闘病中の患者様の回復を願う短冊に混じって、被災地を気遣う
メッセージも今年はたくさんありました。
みんなで元気になりたい!そんな思いが短冊に込められ風に揺らいでいました。



7月7日は、入院中のお子さんや患者様をお招きして、七夕納涼祭が開かれました。
スーパーボールやヨーヨーすくいに大きな歓声があがり、くじ引きでは、引き当てた賞品にほおずりする姿もありました。