看護部だより

2011年 弥生


 春の訪れを感じる暖かな日差しの日が多くなったと感じていた矢先に・・・。
3月11日の東日本大震災が発生しました。
 未曾有といわれるこの大きなできごと・・・一人でも多くの方の無事と安全が確認されますことを願い続けていました。
被災された方々へのお見舞いと、亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
私たちが今やれることを、それぞれが考え行動を始めている毎日です。
ここで、東北人の粘り強さを見せましょう!
被災地で不安な日々を過ごされている皆様に心からエールを送ります。
春は必ずやってきます!
 看護部職員一同

 弘前大学医学部附属病院では、震災の直後、病院の停電や物資不足などの影響がありましたが、直後にDマットチームの出動があり、3月25日からは被災地
石巻へ、看護師2名を含む医療チームを派遣し、約1ヶ月間の医療支援を開始いたしました。
 少しでも役に立ちたいという想いの看護師が、多数医療支援チームへの参加を希望し、それぞれの専門領域の強みを発揮した活動を開始しています。


2011年 如月 その二


立春を過ぎて、時々春の日差しのような暖かな光が差し込むようになりました。
2月は、看護部にとって、いろいろなまとめと次年度に向けた取り組みの構想が本格化する時期です。
そんな中、各部署の看護実践の成果を共有し、看護の質の改善を図ることを目的とした「看護実践活動発表会が2月15日開催されました。
今年のテーマは「もっと成果を伝えよう、看護の質は変わる」です。
発表に先立ち、2月3日からは全24題のポスターが看護部研修室に展示され看護職員一押しのポスターを決める投票を行いました。










ポスター投票最多賞受賞
「NICUへようこそ」


 
発表会には24題の中から5題の演題が発表され、それぞれの取り組みに対し、活発
な質疑応答が続きました。  
発表者のみなさん
発表演題
1.NICUへようこそ
2.手術室スタッフの防災訓練の実施
3.咽喉呼吸器使用状況~病棟ラウンドに対するアンケート調査から
4.手術前オリエンテーションの見直し~外来スタッフとの連携
5.活気あふれる職場を作りたい~ポートフォリオを使用した目標管理始めました

発表会終了後と、恒例となった「看護奨励賞」の授賞式が執り行われ、この一年の成果がめざましい個人や団体が表彰されました。

ポスター最多投票賞:NICU
ポスター展示による投票において、最多投票数を獲得した活動内容と表現のすばらしさを称えて

新人サポーター賞:新人研修において、複数回に渡り、インストラクターとして
貢献したナースの技術力の高さと後輩への思いやりを称えて

段階的能力開発賞:消化器外科病棟
ストマケアにおける計画的人材育成と情報伝達ツールを検証しながら開発し良質で継続的な看護を提供するための取り組みを行ったことを称えて

チャレンジ賞:精神神経科病棟
自立が難しい患者に対して,薬剤の自己管理を目指し、根気よく地道に取り組んだチャレンジ精神を称えて

企画力賞:手術部
手術部内での初の防災訓練を、医療チームを総動員し企画・実施したことを称えて

ゴールデンリサーチ賞:眼科病棟
眼科病棟における看護師の糖尿病患者の低血糖時の対応に関する実態調査研究を行った研究の着眼点と努力を称えるとともに、今後看護実践活動に活用することを期待して

ベストチームワーク賞:整形外科病棟・外来
他職種と連携した業務改善や標準化の取り組み、EBMに基づいた看護提供への貢献とチームの結束力を称えて

2011年 如月 その一


1月はただただ降り積もる雪に、圧倒されていました。  
 2月に入り、すこし暖かな日が続いています。 
2月2日・3日の両日は、新人看護師が2グループに分かれ
「プリセプティ研修」が開催されました。
テーマは「一年間を振り返って:私のこれからの課題」でした
 自分の看護を振り返り、次年度の課題を見出すことを目的に、それぞれが経験した事例を通して話し合い、看護場面や状況の中で自分自身が思った事や気づき、判断・実践、その結果や患者様の反応、それらを通して見えてきた看護の魅力や今後の課題などをグループで話し合い、全体発表を行うというものでした。
それぞれの発表に、会場からは仲間としてのアドバイスや疑問など活発な意見交換が行われました。質問の着眼点にも成長の確かさを感じ、時は、彼らたちのこの1年を見守りながら確実に成長させていたことを実感しました!
多くの人に支えらながら、人を支える人になっていくのですね。

2011年 睦月

あけましておめでとうございます。
お正月三が日は、どうやら雪も落ち着いていましたが、そのあとは連日の
雪に「ああ~今日も雪か!」といった声があちこちで聞かれています。
まだまだ、寒さは続きそうです。
七草がゆも成人式も終わり、日常の生活がやっと戻ってきたようです。
卯年の2011年が、うさぎのように敏捷で活発な行動力で飛躍の年になりますように。
平成23年度入職予定の看護職員の健康診断やユニホーム合わせも始まりました。春はもうすぐなのですね!新人教育は、次年度の受け入れのための準備も行われています。1月14日には、継続的に行われている、
新人看護職員研修WGが開催され次年度に向けた研修事業のさらなる発展を目指して討議が行われていました。
また、看護部委員会では活動のまとめの時期になってきました。
看護部感染対策委員会では、1月.2月、2回の委員会においてそれぞれの部署のリンクナースによる活動報告会が開催されます。
1月18日の報告会には、看護部長をはじめとして各部署の看護師長も参加し
リンクナースの活動に熱心に耳を傾けていました。