看護部だより

看護部だより 2013年度 第3号

今年度、第3号の看護部だよりをお届けいたします。
今回は、10月から12月にかけて行われた主な行事や、研修会の様子をご紹介いたします。

10月3日に、地震発生後、病棟での出火を想定した訓練がおこなわれました。通報・初期消火、模擬患者の避難誘導・人数確認など的確に行われました。
避難訓練終了後は、南塘グラウンドにおいて消火器による消火訓練が行われました。新人看護師も、消火訓練に多数参加しました。


10月31日と11月14日に、第15回家庭でできる看護ケア教室が開催されました。

【今年度の主な内容】

「家庭でできる感染予防~自分・家族を守る方法~」 感染管理認定看護師担当
「知って得するおむつのはなし~おむつの当て方のコツ・皮膚トラブルの対処まで~」
皮膚・排泄ケア認定看護師担当
健康的ないきいき生活のちょっとしたコツ
  ~生活習慣病見直しのきっかけになります!~」 糖尿病看護認定看護師担当

参加者は一般市民の方々で、2日間で延べ46名の参加がありました。認定看護師の説明に熱心に耳を傾けたり、ストレッチ体操に参加したり楽しく過ごされていました。家庭で実践できそうだと好評でした。

看護部長挨拶 ストレッチ体操



10月24日、医学部コミュニケーションセンターにて、第80回看護研究発表会が開催されました。口演・ポスターセッション合わせて11題の発表があり、質疑応答など活発に行われました。 
  



10月28日・29日、基本的看護技術研修が行われました。研修テーマは、『一人立ちに向け備えよう知識・技術』
1日目は、看護協会オンデマンド配信研修「夜勤のある生活の工夫」の視聴、看護必要度の講義の他、呼吸生理・酸素療法、心電図の基礎知識と見方について学習しました。
2日目は、救急看護認定看護師、集中ケア認定看護師から、救命救急処置技術の講義とBLSや気管挿管の介助、心電図12誘導の演習などが行われました。

気管挿管介助の演習 BLS演習



看護実践の技術研修
 
12月4日・5日、看護実践の技術研修が行われました。前年度に引き続き、講師に聖路加看護大学准教授の大久保暢子先生をお招きし、看護形態機能学の視点から日常生活を捉えるというテーマで講義をしていただきました。

 
研修のねらいは、患者の健康状態を看護形態機能学の視点からアセスメントし、早期回復に向けて日常生活行動への看護援助・支援方法を計画できる能力を養うことです。
2年目ナースの他、教育担当副看護師長も参加しました。
アセスメント能力が高まったと実感できた人が多かったようです。
管理者研修会
 
11月6日、管理者研修会が行われました。
「医療安全と看護管理」というテーマで、医療安全推進室長 福井康三先生より講義をしていただきました。
各部署から提出された事例をもとに、アドバイスをいただき、研修後は、「看護管理の側面から考える誤認防止の解決策」として各部署で検討しました。


「エビデンスリサーチ」報告会

発表のポスターも様々趣向を凝らし、プレゼンテーション能力の向上にもつながりました。
12月13日、3年目のナースを対象としたエビデンスリサーチ報告会が行われました。
日頃提供している看護の疑問や課題を抽出し、文献クリティークを行い、看護の根拠を明確にしていきました。
今年度は、清拭、スキンケア、手指衛生、感染、口腔ケア、術後せん妄、深部静脈血栓症、褥瘡予防などの分野から18題の発表がありました。
「文献クリティークは大変だったけれど、新しい発見や知識との出会いがあった、実践で活かしたい。」という感想がありました。
参加者全員での情報共有ができましたので、根拠に基づいた実践につなげてほしいですね。