看護部だより

2012年 弥生

春の訪れを感じる暖かな日差しの日が多くなりました。
看護部では、平成22年度より設置準備委員会を立ち上げ「弘前大学看護職教育キャリア支援センター」設置の準備を進めてきました。
そのセンターの準備が整いキックオフを3月5日に開催しました。
弘前大学看護職教育キャリア支援センターとは
 弘前大学医学部保健学科と連携し、看護職の教育に関するプログラムの開発・実施・評価、指導者育成プログラムの開発、キャリアパス開発及びキャリアレコードの管理等を行うことを目的として設置されました。

ベナーは、看護実践の技能をどのように習得していくかについてDreyfusモデルをもとにし5段階で表し、初心者(Novice)、新人(Advanced beginner)、一人(Competent)、中堅(Proficient)、達人(Expert)としています。この「ヒロコナースプラン」は、臨床看護の基盤を作るため、看護学生から新人そして、一人前の看護職員となるためのシームレスな教育システムを構築し看護実践能力及び教育力の育成・向上を目的としています。
キックオフには、病院長始め、教育プログラム開発部門・指導者育成部門・キャリアパス開発部門のメンバーが参加しプランの概要の説明を受け、今後の具体的活動について話し合いが行われました。

砂田センター長 西沢副センター長 花田病院長
(看護部長) (保健学研究科教授)

教育プログラム部門
キャリアパス開発部門
旅立ちの季節です。
新たなステージに向かって看護部が出発します!
指導者育成部門

2012年 如月

 新人看護師の一年間の教育計画も終盤に入りました。
 2月15日は「一年間を振り返る:看護実践と課題」 をテーマにプリセプティ研修が開催されました。
 自らの看護を振り返り、次年度の課題を見出すためグループワークで、看護実践を通しての気づきや学びを話し合い、発表、意見交換を行うことで、さらに理解を深めたようです。
 この一年間の学びを通し、看護実践の幅は確実に広がり、患者様を見守る暖かい視点が養われていることがうかがわれる発表でした。
 大切な最初の一年を、自らの努力で 貴重な成果に結びつけたことに自信を持ってほしいと思います。そして、自分たちがサポートしてもらった多くの方々へ、感謝の気持ちを忘れずに、来年は新人を迎える立場になってほしいものです。
まだまだ雪は沢山ありますが、   
時々陽射しが温かく感じることがあります。
春の足音がもうじき聞こえてきそうです。
   

2012年 睦月

今年は、辰年です。辰は十二支の中でただ一つの架空の動物「龍」にたとえられます。
龍は強くて立派なものという意味合いが強く表されています。
「龍の雲を得るが如し」・・・勢いのある元気なニッポン復活のためにがんばっていきましょう。
1月は、フィジカルアセスメントに関する研修が行われました。
受講者を、各部署の教育担当者と中堅看護師として、的確な看護判断と効果的な対応や看護介入ができる能力を養うために、開催されました。また、教育担当者には、部署の教育プログラムを企画・運営するための体験学習としてのねらいもありました。
認定看護師が講師・ファシリテーターとなり、4事例をそれぞれ、身体的・精神的・社会的な側面および、成長発達段階等からヘルスケアアセスメントを行い、患者の状況を判断し、予測される危険性への対処・介入、回復過程を促進する介入・ケアを選択するという手法を展開しました。

 
津軽は新年から
雪が降り続け、久しぶりの
豪雪の年となりました。
でも、もうすぐ春です!