看護部だより

看護部だより 2016年度 第2号

今年度第2号の看護部だよりをお届けいたします。
アドバンス助産師の紹介、研修会の様子などをご紹介いたします。
当院から3名の助産師が認証されました。
アドバンス助産師とは、日本看護協会が開発した助産実践能力習得段階(クリニカルラダー)レベルⅢの認証を受け、日本助産評価機構が認証した助産師のことをいい、「自律して助産ケアを提供できる助産師」として公表することができます。
3名のアドバンス助産師は、「妊産褥婦やその家族をはじめとする社会の人々に専門職としての説明責任を果たし、助産実践の質の向上に貢献していけるように尽力していきます。」とはりきっています。
8月2日 高校生1日看護体験が行われ、30名が参加しました。
「患者さんと看護師のつながりの深さを感じることができ、良い経験になった。」「やりがいのある仕事だと思い、看護師になりたいと思った。」「看護の難しさだけでなく、楽しさも感じることができ、更に看護師を目指したい気持ちが強まった。」などの感想が聞かれ、病棟では患者さんから「頑張って」と応援の声をかけられるシーンも見られました。
9月8日~9月14日 臨床医学入門-早期体験実習-が行われました。
医学部医学科の学生113名にとって初めての病院実習であり、看護師と行動を共にし、患者さんの療養生活や、医療チームの協力関係のあり方などについて学びました。
「医師と看護師のコミュニケーションが大切」「周りに気を配り患者との時間を大切にできる医師になりたい」「看護師は医療スタッフとの架け橋になっていると感じた」などの感想がありました。
7月15日
褥瘡処置技術、排泄援助技術について、皮膚排泄ケア認定看護師から講義を受け、褥瘡予防ケア・ポジショニング、膀胱留置カテーテル法などの演習を行いました。
「所属している病棟で、毎日のように行なっている看護技術だったので、とても身近に感じ、学習することができた。」「実際に患者役をやり、患者の思いを体験することができた。」という意見が聞かれました。

7月29日
ドレーン管理や輸血製剤の取り扱い時の留意点について手術部看護師、病棟看護師、自己血輸血認定看護師が講師となり演習を行いました。
「ドレーンや輸血など見たことがあるだけだったので、これから自分で実践できるようにもう一度振り返って学びたい。」との声が聞かれました。

10月7日
救命救急処置について救命看護認定看護師、集中ケア認定看護師から講義を受け、意識レベルの把握、BLS・AED、気管挿管介助の演習を行ないました。
「病棟で実際患者さんが急変したとき、自分がどう動けばいいのか実践練習をしたことでイメージがついた。」「急変患者だけではなく、他の患者への対応や配慮も学ぶことができた。」などの感想がありました。
新採用者の研修の他、卒後2年目~3年目、全看護職員対象の研修も行われました。
7月
全看護職員対象
自己育成研修:セルフエスティームを高めよう
8月
3年目ナース対象
看護研究(1)研修:エビデンスリサーチ
原著論文をクリティークしてまとめ、11月に報告会を行う予定です。
 
2年目ナース対象
看護実践の技術研修: 
看護形態機能学の視点から日常生活を捉える ~ヘルスアセスメントと看護援助~
8月23日・24日、聖路加国際大学准教授 大久保暢子先生をお招きし講義をして頂きました。
「患者の全身を見て異常を発見する大切さを再認識した。日常生活行動から考えるので具体的で分かりやすかった。」等の感想がありました。
2年目ナース及び希望者対象
看護倫理(1)研修:看護倫理の感受性を磨く
自己育成研修:コミュニケーションスキル(英語)

昨年度から、自己育成研修として、「英会話研修」を行っています。今年度は14名が参加しています。
講師に弘前大学非常勤講師の荒田弘美マクマナス先生をお招きし、月2回のペースで研修を行っています。
先生のネイティブな発音とスピードについていくのがやっとの状況ですが、毎回楽しく学んでいます。
 
がん看護実践者育成研修

「がん看護実践の役割モデルになろう」をテーマに年11回シリーズで研修を行っています。
5年目以上の看護師を対象にして、緩和ケア認定看護師、がん化学療法看護認定看護師、がん放射線療法看護認定看護師、集中ケア認定看護師が講師となり研修会を開催しています。