看護部だより

看護部だより 2015年度 第3号

今年度第3号の看護部だよりをお届けいたします。
10月から2月にかけて行われた行事や、研修会の様子をご紹介いたします。
  
10月28日 「第17回家庭でできる看護ケア教室」が開催されました。18人の市民の皆さんが参加され、リニューアルした院内看護部研修室でアットホーム雰囲気のなか行われました。
今年は「備えあれば患いなし~手術を乗り越える体の準備」をテーマに、手術後に早期回復するには普段からの健康づくりが大切なことを学んでいただく講義と演習が行われました。吹き戻しや風車を使った家庭で楽しみながらできるトレーニング、口の観察ポイントなどが紹介され、参加者からは「非常に参考になった」「家でもやってみたい」という声が聞かれていました。

10月29日 医学部コミュニケーションセンターにて、第82回看護研究発表会が開催されま
した。口演・ポスターセッションあわせて8題の発表があり、活発な質疑応答が行われました。
演題の紹介
 「1型糖尿病女性の妊娠・出産における課題と要因の抽
  出~青森で開催した妊娠・出産を支援するセミナーか
  ら~」
 「ストーマ周囲に巨大膿瘍腔を生じた一事例~ストー
  マケアに洗浄ドレナージを取り入れた創傷管理~」
 「Surgical ICUにおけるiv-Nurse Controlled Analgesia
  を使用した術後疼痛管理についての検討(第一報)」
 「ICU看護師がME機器に関して感じているストレスの
  実態」
 「中堅以上の看護師の職業経験の質とメンタリング
  機能との関連」
 「母子分離となった母親への母乳育児支援」
 「着用型自動除細動器を使用した患者への看護実践の
  分析」
 「輸液ポンプ・シリンジポンプの閉塞アラームに対す
  る操作手順の実態調査」
2月3日~2月26日
今年度の看護実践活動報告のテーマは「エンジョイナーシング~特色ある看護を発信~」でした。各部署から58題もの報告があり、看護部研修室いっぱいにポスターが展示されました。
展示ポスターの投票が行われ、ポスター投票最多賞は「激アツ!医療安全~お名前を教えてください~」が選ばれました。
 2月25日
 看護実践活動報告会が開催されました。58題の報告の中か
 ら6演題の発表があり、業務改善に取り組んだ「ペア制に
 ついて」の発表に質問が集まりました。
演題の紹介
 「職場環境改善に向けたペア制の導入」
 「患者様のニーズの把握 IC同席率の向上を目指して!」
 「記録時間確保のための取り組み~超過勤務削減に向け
  て~」
 「オクラの花は白かった~集団精神療法〔屋上園芸〕の
  治療効果と改善点~」
 「覚醒下開頭脳腫瘍摘出術の経験」
 「脳卒中リハビリテーション看護認定看護師~半年間の
  活動と今後の課題~」
10月8日・9日
基本的看護技術研修: 研修テーマは、『一人立ちに向け備えよう知識・技術』
「救急救命処置技術」の講義・演習に向け、新人の皆さんは気管挿管の準備と介助などの
事前学習をし、積極的に研修に取り組んでいました。
  2月9日
プリセプティ研修:自分の看護を振り返り、各自が事例を持ち寄りグループで
検討会を行いました。次年度の課題を見出すことができました。
 看護部では、新人研修以外にも様々な研修を実施しています。看護倫理、セルフエスティーム
 などの自己育成研修や看護過程研修に加え、看護研究の研修も数多く行われました。
10月
 中堅以上対象
          
 9月3日から8日 臨床医学入門-早期体験実習-が行われました。
医学部医学科の学生にとって初めての病院実習であり、看護師と行動を共に
し、患者さんの療養生活や、医療チームの協力関係のあり方などについて
学びました。
11月
 2年目ナース対象
 看護過程(2)研修:実践レポートを持ち寄って看護過程を検証しま
 した。
 3年目ナース対象 
 看護研究(1)研修:「提供している看護」について8月から取り
 組んでいた文献クリティークを各自がまとめ、成果発表しました。
 中堅以上対象
 看護研究(3)研修:実践課題の解決に繋がる様々な研究方法に
 ついて、研究課題を持っている職員対象に行われました。
1月
 2年目ナース対象
 看護実践の技術研修:聖路加国際大学准教授 大久保暢子先生をお招きし、 
 ヘルスアセスメントから援助計画立案・実施・評価について指導して頂き、
 事例検討に取り組みました。
 中堅以上対象 
 看護過程(4)研修:事例を通して適切な看護診断を導く方法を学びました。
 その他
 がん看護実践者育成研修: 『がん看護実践の役割モデルになろう』(年5回シリーズ)
 第二回目はがん化学療法、施設見学(化学療法室・放射線治療室・ICU)、
 第三・四回目は事例を通して検討会を行いま
 した。
看護部総務委員会では、接遇改善に向けての一つの取り組みとして、昨年度「気配りBOOK」を作成しました。今年度も、日頃よく見かける「あってはいけない!あるあるシーン」等をイラストを用いて作成しました。気づいたときにアドバイスができる職場風土づくりのための活用を推進しています。
  ~もくじ~
「あってはいけない!あるあるシーン」
 1.その言葉遣い、適切ですか
 2.あなたの言葉、患者さんに寄り添ってますか
 3.ナースステーションでの窓口対応
 4.身だしなみ・清潔感・イメージを大切に
                         など